子供の頃に聞いた、岐阜県の叔母の話を思い出した。
その場所は茨城県笠間市にある筑波海軍航空隊記念館に行った時だ。
館内を見学していて、ある模型が目に入った。
B29である。
「あの音は忘れられない。」
細かい話は覚えていない。
もちろん、どこでその音を聞いたのかも分からない。
母は昭和9年生まれ。その母よりも5、6歳年上だったはずなので、戦時中は中学生くらいの年齢だ。
B29の模型。
視界の良さそうなコックピット
戦争にさほど興味を持たなかった子供時代に知っている言葉は少ない。
固有名詞だと「ゼロ戦」、「大和」、「B29」くらいだ。
その「B29」についても、最近コックピット付近の構造を知ってびっくりしたくらいである。
こと戦争においては知っているようで、知らないことがたくさんあるのだ。
学校教育では詳しく学ぶことのなかった戦争について、今からでも学び直さなくてはいけない気がする。