朝夕は寒くなってきた。
空気も澄んできた。
しかし、毎日の喧噪は変わらない。
まぁ、仕事場は戦場だ。
例えが悪いが、気を抜いてはいられないということだ。
こうした当たり前のことが口をついて出たり、こんな風に文章にしてりするということは心が疲れているということだ。
そんな時は、ふと目にした光景に感動してしまうものだ。
ゆきたんくが職場内を歩いていたら、目に飛び込んできたのが日の入り。
ダイヤモンド富士ではなかった。
完全な逆光写真である。
しかし沈む間際の優しくなった光が体を温めてくれる。
そして太陽が顔を隠す刹那に一瞬空が明るくなるのを待った。
理由はないが、この瞬間が好きだ。
そして段々とフェードアウトしていく。
何故か体も楽になっていくゆきたんくであった。