のんびりぽつぽつ

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平清盛 保元の乱の前に。。。

2012年05月22日 21時57分17秒 | テレビとか、映画とか、
迷ったんだけど。

今日、録画編集していて改めて感じたこと。
先日は書かなかった小さな引っ掛かりについて書いてみる。
以下、苦言です。
ヤダって方はここまでで・・・。





清盛第20話を観て実感したのは「武士の物語なのだ」ということだったのだけれど。
同時に、「なんでここまで偏るんだ?」とも思ったのだ。
物語全体としては、今回本当に久々に「大河ドラマ」だと思ったし、
源氏や平氏の仲間同士の戦になっていく前段階に、涙する場面もあった。
そういうところは、本当にいい描き方がされていたと思う。

けれど、ね。
同時に。

朝廷側の描き方はあれでいいのか?

と、思って。

はっきりいって、ほとんど物語として描かれていなかった。
朝廷はいまこんな感じよって所々でナレーションと短い映像が差し込まれるだけ。
一応時系列としては判る作りではある。
清盛が中心なんだから、朝廷に割ける時間に限りがあることも判る。
けれど。
今回は「保元の乱」だよ?まだまだ時代は「平安」だよ?戦国時代じゃないよ?
(いや、戦国時代であってもこんな描き方されたら負ける側はやってられないか)
まだまだ、(なんとか一応)貴族の時代で、そこに武士が台頭してくるころの物語だよ?

なのになんで。
台頭する武士ばっかり描くんだろう。

台頭されちゃう朝廷側、貴族の世界もきちんと描いてこそ、
武士側の物語にも深みが出るんじゃなかろーか?


今更もう遅いのだけれど、
「大きな壁」になるとおっしゃったかの方のことばも重なって
なんだかとっても、すっきりしない部分のある回でもあったのでした。


苦言ついでにもう一つ。

えっとですね。毎回のこの作品のクオリティーの差は何なんでしょうか?
ここまで違うとこれはやっぱり脚本ではなく演出の力なんでしょうね。
複数の方々での演出。それはいつものことだけど、なんとかならんのだろうか。
毎回の出来があまりにも違いすぎる。

今回のテイストをずっと守ってほしい。
そう、思います。願います。祈ります・・・。

だってね。
貴族と武士の描き方のバランスの悪さに(必死で)目をつぶったら、
いい出来してるんですよ。今回は本当に。
泣けたんだもん。自分でも思いがけず気づいたら。。
こんなこと、大河で久々・・・(もしかして「組!」以来か??。。/爆)

なまぬる~~~いホームドラマはいりません!
本当に。。
今回のクオリティー保ってくだされ~~~!!


 あ、そして。視聴率に左右されずに頑張ってくださいませ。
 前年がアレですからね、そして今年もたまーにアレでしたからね、アップダウンは仕方ない。
 でも、今回の様な感じで、これを保ってくれたら、今後も見るから。
  たぶん見ると思う。
   見るんじゃないかな。
    ま、ちょっと(挫折の)覚悟はして・・・(え?)

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