のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

11月の読書 宮部みゆき「ぼんくら」シリーズのみ!!

2017年12月10日 22時37分04秒 | ★★★毎月の読書まとめ
「初ものがたり」で触発されて再読に突入した宮部さんの代表作のひとつ、「ぼんくら」一連の作品
何度も読んでいて何度も読んでいるのにその都度新鮮で
でも、何度も読んでいるからとても懐かしくもあり安心もでき

こういう読み方をできる作品に出会えることを本当に幸せだと思う。

続きの作品でないかな。
茂七親分と屋台の親父さんの関連とか
茂七大親分と政五郎親分の2人とも活躍していた時とか
政五郎親分とお紺さんの出会いのお話とか、、、
知りたい時々は読むたびに増えて読むたびに望んでしまう。



にしても、、読むスピードのおそろしくダウンしたことったら、、、とほほ~~~

11月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1815ナイス数:470おまえさん(上) (講談社文庫)おまえさん(上) (講談社文庫)感想再読)おでこがいとおしい。弓之助がいとおしい。じっくりゆっくり読んでいると登場人物それぞれに重ねてきた「時」があり、絡まり合う「糸」があり、表されるその物語に辛くなったり切なくなったり…。更に重なる時を見守るために、このまま下巻へ。読了日:11月26日 著者:宮部 みゆき
日暮らし(下) (講談社文庫)日暮らし(下) (講談社文庫)感想再読)さてもさてもの大団円。ラストのほっこりを目指す道中は辛く悲しいことの連続で。久兵衛さんの涙、若旦那の苦しみ、湊屋さんの密かな落涙。大店が落ち着く先にとりあえず落ち着いて佐吉の疑いも綺麗に晴れて諸々がころりころりと良い方向に転がっていく間の関わった人たち、そして弓之助の涙と支えるおでこにユサユサと心を掴まれ揺さぶられる。何度読んでもどこかに視点の中心があって、今回ははじめて平四郎叔父上だったかな?この人ほんとのほんとはどんな人だろ?なーんてね、ふと、ね。おもう。読了日:11月15日 著者:宮部 みゆき
日暮らし(中) (講談社文庫)日暮らし(中) (講談社文庫)感想再読)この、どろどろと複雑に、それでいて、どこか乾ききってとても寒々しい景色を多感でまだまだ柔らかな心を持つ男の子ふたりが共にどっぷりと関わってまっすぐな瞳で見続ける。何とも言えない複雑な思いにかられる。だからこそ、盛大なお◯しょにかえってほっとさせられるんだな。何回読んでも湊屋の心は分からない。読了日:11月08日 著者:宮部 みゆき
日暮らし(上) (講談社文庫)日暮らし(上) (講談社文庫)感想再読)ぼんくらに登場した人々の続きの物語。あの事柄を乗り越えて環境の変わった先でのそれぞれの人たちの物語。まだ、つながらない。まだ別々。日々をこつこつと精一杯生きるおでこ、佐吉とお恵夫婦、お徳。そして要の位置の平四郎と弓之助、岡っ引きの政五郎。描かれる姿がとにかくいとおしい。葵様や元差配の久兵衛も。このままでいかれたら…とつい願ってしまう。別々でそれぞれでこつこつと…。読了日:11月04日 著者:宮部 みゆき
ぼんくら(下) (講談社文庫)ぼんくら(下) (講談社文庫)感想再読)6年も読み直していなかったんだなぁ、と思いながらページをめくり、ラストに近づくにつれて切なく辛くなり、それでも最後にささやかな幸せがさらりと描かれる事でふっと笑える。佐吉の結婚、みすずの婚礼。んっと。。みすずは幸せを祈るしかないけれど。そして屋移りするお徳さんの相見互いな引っ越し風景。そんなほんの少しのことに。それでも切なくて哀しいのは変わらないんだけれど。重い物語。でもとてもあたたかい世界でもあるのです。読了日:11月02日 著者:宮部 みゆき
読書メーター

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月の読書 | トップ | やっぱり »

★★★毎月の読書まとめ」カテゴリの最新記事