年末からずっと帰省していて、自宅で看取るという事を初めて体験した。
義母が旅立った。
そんな時でも活字を追うことだけは自分の中でひとつだけ欠かせなかった。
たとえ一行でも。
1月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:880
ナイス数:128よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 (角川文庫)の感想
神様の世界も結局は人の手で壊されてしまうことがある。どうか彼に笑顔が戻りますように。蛇の神様と兄の話の裏にある語り手の女の哀しみが少しでも軽くなりますように。そしてあまりの怖さに一気読みした池の向こうの物語。あ、そーかゾンビか、はここの感想を読んで気付く。よって件のごとし。今も背筋がうっすら寒い。寄り添う夫婦の残された時間が穏やかでありますように。お話の間に挟まれるおちかの近況が嬉しく初産を無事乗り越えられることを祈る。三島屋も少しずつ変わっていく。この先どうなるのかな。
読了日:01月26日 著者:宮部 みゆきこいごころ (新潮文庫 は 37-23)の感想
まさか源信先生が隠居するとはなぁ。その次のお医者選びの結果がまた、この先ちょっと楽しみになるなと思う。手当ての力加減は早く覚えてねw 表題作のこいごころが切ない。このタイミングでこういうお話を読むことがまた辛くて、でもよかったね、と思えるお話で、涙。
読了日:01月20日 著者:畠中 恵