夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

どうして、『巨人』は『ヤクルト』に3連敗するの!?《初出2008.3.31.》

2008-06-09 12:49:53 | 時事【社会】
私は年金生活の4年生の身であるが、
プロ野球のテレビ観戦は年に数回観る程度である。

野球に関しては、中学校で部に1年間だけ所属し、劣等であったので、
全くの素人である。

巨人が開幕直後、ヤクルトを相手に3連敗した、
と読売新聞を読んで、しばらく信じられなかったのである。

何かしら相手のヤクルトより、エース級のピッチャーと4番バッターを強奪し、
それでも1勝もできないのは幼児の男の子でも納得できない、
と私は思っている。

巨人は昔から対戦する相手チームの有力選手を補強してきたが、
金銭の額で強奪したかのような感がある。

巨人を運営される首脳陣は、心の節度、と至言は、
死語と思っているのかしら、と長年思っているのである。

今回、たまたまヤクルトが3連勝したのであるが、
他チームより総合戦力が不足しているが、野球は気力、そしてひたむきな熱情、
と少しボケてきた私は思ったりしているのである。


尚、私は矛盾を承知の上であるが、
個人的には巨人の小笠原選手に好感しているひとりである。

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管 英輝・著の『アメリカの世界戦略』 《初出2008.3.31.》

2008-06-09 12:43:45 | 読書、小説・随筆
私は年金生活の4年生の身であるが、
趣味の読書で過ごすことが多い・・。

この一週間は、殆ど一冊の本を読んで過ごしたのである。

管 英輝・著の『アメリカの世界戦略』(中公新書)であり、
副題として、戦争はどう利用されるのか、と明題されていた。

私の読書歴からは、著作者に関しては無知であったが、
略歴を見て、アメリカ政治外交論、国際関係論を専攻する大学教授であったことを知ったのである。

本の帯にある解説に寄れば、

2003年3月、ブッシュ政権は対イラク戦争に踏み切った。
世界の平和と安全を説く国がなぜ先制攻撃を仕掛けるのか。
そこには、冷戦終結後、EUと中国の挑戦を受けるなか、
圧倒的な経済力と軍事力をもとに世界一極支配を目指すアメリカの戦略がある。

本書では朝鮮戦争からヴェトナム戦争、
そして「ブッシュの戦争」に至るアメリカ式戦争の特徴と問題点を
政策決定者たちの証言を交えて分析し、
「帝国」の今後を展望する。


こうした解説を本屋の文庫新書コーナーで私は読んで、
購入し、この1週間を費(つい)やして読んだのである。

              
私は昭和19年に生を受けて、
幼年期、祖父と父が健在の時は、農家の子として育てられていた・・。

私はいじけた可愛げのない子でいたずらをしたりすると、
『そんなに・・いたずらするとマッカーサー(日本占領軍の最高司令官)に・・
やってしまうぞ・・』
と父から怒られ、蔵に入れられたりしていた。

私は中学校に通った頃は、日本映画はもとより欧米の映画を観たりしていた。

高校の一年の6月のある日、『60安保』騒動の影響で、
数日学校が休校となったが、
この頃の私は安保の意義などは無知な少年であった。

この頃、日本史、世界史が好きで、
時の権力者はどうして領土拡張に執念するのか、
と思いはじめ、選択科目の『時事』も学んだりした。
そして『朝日ジャーナル』などを読みはじめ、
時事担当の教師にしばしば質問をして、
困らせたりしていた。

このような時、『キューバー危機』があり、
私は米ソが核ミサイルを互いに発射させ、世界は終ってしまう、
と思い込み震えながら一夜を過ごしたことがある。

そして現代史、歴史書を学びはじめ、
時のアメリカのケネディ大統領が就任した時の演説に魅了されていた。

『・・祖国が貴方に何をしてくれるのかを尋ねてはなりません・・
貴方は祖国の為に何を出来るのか考えて欲しい・・(略)・・』

この言葉に夢中になり、しばらくした時に、
『ケネディ大統領の暗殺』をテレビで観て、
私は長らく落ち込んだ。

その後、『ヴェトナム戦争』が報じられるたび、
巨大国である米ソ中の三国の怜悧な国益を学んだりした。

そして弟のロバート・ケネディが大統領の予備選で勝ち進めていた時、
『暗殺』され、私はひどく気落ちし、
政治の世界に興味を失ったのである。

私は遅ればせながら、1970年の春、25歳の時に企業に中途入社し、
数多くの方と同様に日本を見つめ、世界をみつめても、
熱い思いで眺めることなく、冷めた思考でここ40年を過ごしている。

時の権力者はもとより、私を含めた無名な方まで、
人は光と影を有する者であるが、心の節度がどこまで保てるか
現代史、歴史書から学び、そして私が生きてきた哲学のひとつでもある。


このような思いがあるので、
『アメリカの世界戦略』の著作者に導かれて、
日本の敗戦後からの今日まで、アメリカの視点を通して読み進めるが、
あの時は・・、と思索すると中々次ページに進まないのである。

私はたった一冊の本であるが、私なりの自身のための現代史の検証、
と思ったりし、1週間を要したのである。




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東京郊外も小雨降る、花冷えとなり・・♪  《初出2008.3.31.》

2008-06-09 12:40:59 | 小庭の情景を眺めながら
東京郊外の調布市に住む私は、昨日から肌寒く感じている・・。

昨日、朝は薄い陽射しであったが、その後は曇り空となり、
夕方から小雨が降りだしてきた・・。
私はスポーツシャツとズボンは、スリー・シーズンの容姿で過ごしてきたが、
あわてて冬用に着替えたりしたのである。

今朝、玄関庭の軒下で、煙草を喫ったりしたが、
小雨が降り続けている・・。

天気予報に寄れば、昼下りまで降り続け、2月下旬のような肌寒い日、
と報じて折、
私は桜の満開も散り始めることなく、花持ちが良いかしら、
と微苦笑している。


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あの日から、30数年過ぎれば・・♪  《初出2008.3.30.》

2008-06-09 12:37:01 | 現役サラリーマン時代の想いで
私が家内と結婚したのは、昭和51年3月30日であり、
30何年目かしら、と思っている。

最初の一年目は、結婚当日に宿泊した都心のホテルに泊まり、
背伸びして高級ワインを呑みながら、フランス料理を頂いたりした。

http://www.newotani.co.jp/tokyo/

翌年になると、銀座の食事処で夕食を頂き、
記念日をお互いに祝ったのである。

三年目になると、賃貸マンションから一戸建ちの引越し前後で、
慌しい中、結婚式場でキャンドル・サービスの際、
大きなキャンドル(蝋燭)を頂き、
これを新居で灯(とも)したのである・・。

この大きなキャンドルは、どうした訳か解からないが、
25年まで目盛りが付いていたのである。

私達は子供に恵まれなかったが、
数多くの夫婦は25年過ぎれば、子供達が成人し、やがて次世代となるからだろう、
と理解したのである。

私達夫婦は10年頃までは、
記念日の夕食の時は、キャンドルを灯して、
家内が改まった容姿で居間で食事を頂いたりした。
そして互いにプレゼントの品を渡しあっていた・・。

その後は、お互いの共通の趣味が国内旅行であるが、
私のサラリーマン現役時代は3月決算月は更に多忙期となったので、
2月に2泊3日で各地を訪ねて、記念旅行としていた。

ここ数年は、私は年金生活の4年生の身となったので、
家内からは旅行の宿泊数が多いのが良いわ、
との要望で、この記念日前後は5泊6日前後の旅行となっているのである。


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桜の咲く中、ときには墓参り・・♪ 《初出2008.3.29.》

2008-06-09 12:34:18 | 定年後の思い
東京郊外は桜が満開で、春の陽気につつまれて折、
私は散策がてら墓参りをしょうと、思い立ったのである。

主庭、玄関庭にある3種類の水仙を家内に切って貰い、
50本前後の水仙と線香を持ち、私は独りで歩いた・・。

我家からは20分程度の道程(みちのり)であるが、
大通りの歩道からは桜の満開の花が数多く観られ、周囲を彩(いろど)っていた。

山門の近くにある桜の古木が咲き、
わずかばかり寄進した山門を見上げた後、本堂への石畳を歩き、
鐘楼門を通り抜けて、境内を抜けた。

実家の墓石を水で清めた後、花をささげ、
線香に火を点じたのである。

紫煙がゆっくりと舞い上がり、空にとけてゆく・・。

周囲を見わたすと、桜があちらこちら咲いて、
大きな欅(けやき)が萌黄色の芽吹きとなっていた。

私は墓参りに関しては、
生者が死者に対しての慰めと思っているが、
こうして齢を重ねた私でも無事に生きていられるのは、
両親、祖父たちのお陰であると思っているので、
感謝の意味で墓石に向かい、両手を合わしているのである。

墓地から境内へは、春の息吹きを教示させてくれる数多くの樹木があるが、
余り陽のあたらない所で藪椿(ヤブツバキ)が咲いていた。
濃紅色の色合いであったが、10数輪ばかり咲き、
周囲の黒土に数多くの花びらが散乱していた。

私は思わず立ち止まり、このような形でこれからの歳月を過ごせたならば、
残された人生思い残すことはないと私は思いながら、
山門を後にし、駅前に向かい歩き出した。



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私の好感するテレビのキャスターは・・♪  《初出2008.3.29.》

2008-06-09 12:29:01 | 映画・テレビ
私は年金生活の四年生の身であり、
テレビに関しては、NHKのニュース、
興味のあるドキュメンタリー番組を視聴する程度である。

この中で、私は日常で殆ど視聴する番組がある。

月曜日から金曜日までの夜の9時から、
『ニュースウオッチ9』の1時間番組である。
私は出来る限り社会の喧騒から遠ざかりたいと思っているが、
国民のひとりとして、少なくともこの番組さえ視聴すれば、
ある程度の国際、日本の社会の流れが教示させられると思っているのである。

http://www.nhk.or.jp/nw9/

私はNHKのニュースの取材、番組スタッフなどは、
民間放送よりも心の節度を感じ視聴しているのであるが、
何より伝えるキャスターの素養が重要と思っているひとりである。

昨夜、この番組のキャスター陣が4月から変更となり、
番組の最後に挨拶をされていて、私はため息をしていた。

柳澤秀夫(病気に伴い、藤澤秀敏が担当)、伊東敏恵のお2人に寄る絶妙なコンビを全般を進行させ、
スポーツ面に関し青山佑子さん、
そして天気予報の平井信行さん・・
この4人のそれぞれを『伝える』思いが、私は秘かな絶賛してきたのである。

特に伊東敏恵キャスターに関しては、
心のぬくもりを感じさせる女性で、稀(まれ)な人と思い、
私は魅了されたのである。

四月の新年度から藤澤秀敏、伊東敏恵の両キャスターは、
去ってしまうが、果たしてどの番組を担当されるのか、
余計な心配をしているひとりである。

そして優しいまなざしで伝える伊東敏恵キャスターに、
長い間ありがとう、ご苦労さまでした・・と私は感謝をしたのである。


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今宵は、雨も降り、花冷えとなり・・♪  《初出2008.3.28.》

2008-06-09 12:26:21 | 現役サラリーマン時代の想いで
東京郊外の調布市に住む私は、
5時過ぎから小雨が降りだし、ときおり風が吹き、
花冷えとなった・・。

私は玄関庭の軒下で、樹木・草花を眺めながら、
今宵お花見を予定されている方たちは、お気の毒と思いながら、
15年前頃の現役時代が思いだされた。


私は中小業のサラリーマンであり、業界内の会社間の合併で、
初めての春を迎えていた。

人事異動、新入社員の歓送迎も終えた時期であったが、管理部門畑の大半で、
会社の最寄の公園で、第二次の懇親会としてお花見大会を予定していた。

都心のビルの多い中で、それ程広くない公園であったが、
私なりに懇親会を楽しみにしていた。

金曜日の夜、7時に開催予定であったが、夕方の4時過ぎに、
雨が降りだして、風も吹いてきたので、
やむえず、お花見の懇親会は中止となった。

私は今宵は公園で酒、ビールを呑みながら、
懇親できる状態であったので、
私達はそれぞれのグループに別れ、最寄の居酒屋に行った。

私も10数人で居酒屋の2階で懇親したが、
窓辺から観える雨の降る中の満開の桜を、
ときおり眺めたりしていた・・。


このような時のことが思いだされ、
今宵お花見を予定されている方たちは、
月曜からの激務に耐え、解放された金曜日の夜のひととき、
せめて今宵ぐらいは、と思ったのである。

桜の咲く時節は、不安定な天気が各地で見舞われるが、
天上の気候の神々はご機嫌が悪いのかしら、
と私は夜空を見つめていたりした。


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桜・満開の中、散策すれば・・♪  《初出2008.3.28.》

2008-06-09 12:24:08 | 定年後の思い
東京郊外の調布市に住む私は、
昨日、快晴に恵まれ、満開となった桜の中を散策した。

私の住む地域では、この時節になると、
染井吉野(ソメイヨシノ)ではじまり、山桜(ヤマザクラ)に移り、
そして八重桜(ヤエザクラ)で4月下旬で終るのが平年である。

私は駅前に向かい、旧街道を歩いて、
坂道に雑木林の残った所に、白っぽい花に気付き、
ここにも桜があったのだ、
と教示させられた・・。

私は55年前頃、小学校の下校時、
少し遠回りをして、この旧街道の坂道を幾度も下ったのであるが、
桜があったのは気付かなかったのである。

私は立ち止まり、煙草を喫いながら、
しばらく見つめていた。

私は家内と都立の公園にお花見、
地方の評判ある桜の名所を幾度も訪ね、旅行に行ったりしていた。
或いは亡き家内の父と生前の時、
私達3人で新宿御苑で何度も花見をしていたことも思いだされた・・。

こうした大きくない桜の2本ばかりの花を観たりしていると、
わざわざ遠方に行かなくても、歴然とした美が享受できるので、
何だったのかしら、と思ったりした。

こんな思いでいると、日本文化史上燦然と点を残した江戸前期の俳人の一句が
脳裏をよぎったのである・・。


さまざまの 事おもひ出す 桜哉(かな)

        詠み人・芭蕉


こうした名句を口ずさめば、私は山桜の3分咲きこそ美である、と長年こだわってきたが、
どうでもよいと思えたのである。

早春に日本水仙が咲き、しばらくして白梅の花を誉(ほ)め、
そして桜の花を眺めることができるのは、
何より今年も生を受けている証(あかし)と微笑したのである。

そして、私は静寂な坂道から歩き出して、人の賑(にぎ)わう商店街をめざした・・。



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白木蓮、そして紫木蓮の想いで・・♪  《初出2008.3.27.》

2008-06-09 12:22:09 | 現役サラリーマン時代の想いで
東京郊外の調布市に住む私は、買物、散策の折、
自宅の最寄の住宅街を歩くこともある。

3月の初旬の頃から、辛夷(コブシ)の花は少ないが、
純白の木蓮(モクレン)が数多くの家で咲きはじめ、
私は微苦笑しながら、通り過ぎる・・。


30年前頃、私は一軒屋を建てようと、住宅ローンの資金融資の依頼で、
駅前の大手の都市銀行を二行ばかり寄ったのである。

私なりの返済計画書を携えて、銀行の融資担当の方に懸命に説明し、
融資の依頼をしたのであるが、結果として断られたのである。

駅前の二行の銀行から去り、住宅街を落胆しながら、
さまよい歩いたのである・・。

このような時に、ぽっかりと純白の花が見知らぬ家の庭先で見えたのである。


その後、小さな地方銀行で融資を受けて、
私は一軒屋を構え、18年のローンの重荷となったが、
何とか返済ができたのである。

この間、家を建てはじめた後、実家にある紫木蓮があり、
その脇にあった小さな紫木蓮の幼樹を2本貰い受け、
一本は主庭に植え、もうひとつは玄関庭に私は植え込んだ・・。

頼りない幼樹であったが、5年過ぎた頃から、
暗紫紅色の花が咲きはじめた・・。
私は幼年期、実家にあった大きな紫木蓮があり、
この世で初めて美形と感じた想いで樹木であったので、
私はひとしお喜んだのである。


この10年、幹元も10センチ、樹高も高くなり、
私は剪定をしたりしている。

この時節、大きな莟(つぼみ)を数多く枝先があるが、
小鳥が定期便のように飛来し、啄(つい)ばんでいる。

私は半分程残してね、と小鳥を見つめているが、
玄関庭にある方は9割方食べつくしている。
主庭にある方は、私はときおり小鳥を睨(にら)んだりしているので、
2割ほど残っている。


2年前頃、駅前に出た時、融資を断られた大手の都市銀行の二行は合併し、
どうしてなの、と微苦笑している。

そして、私が融資を受けた小さな地方銀行は、
住宅ローンの返済が終えて、10数年になるが、
私はささやかな定期貯金をしている。

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魅了される『週間 日本の歳時記』・・♪  《初出2008.3.26.》

2008-06-09 12:12:02 | 読書、小説・随筆
昨日の読売新聞の朝刊を見ていて、思わず微笑させられた。

新聞の一面で、

【 日本に季節の言葉があってよかった 】

と見出し、和服の女性が目は輝き、少し微笑んでいる美麗な情景であった・・。

私は季節の移ろいを享受することが何よりも好きなので、
微笑みながら下段を見たら、
小学館がウイークリー・ブックとして、
『週間 日本の歳時記』の広告であった・・。

本日創刊に伴い、今後、毎週火曜日に発売され、
全50巻であり、

【 忘れかけていた季節の言葉に、毎週めぐり会える 】

と表示されていたので、日常の友に最適かしら、
と感じたりのである。

http://sgkn.jp/saijiki/

私は齢を重ねた身なので、
『色の彩時記』(朝日新聞社)、『茶花歳時記』(講談社)、
『幸せ暮らしの歳時記』(講談社文庫)、『健康歳時記』(三宝出版)等は、
日頃の友としている。

日本風土の限りない美しさを教示されたり、
日常の散策での光景、旅先での情景が心の中で、
甦(よみがえ)ったりしている・・。


私が若き日で婚約者にいたと仮定したならば、
何よりの贈り物で、その後の新婚生活の日々を彩(いろど)りを増す、
と思ったりしている。

或いは、親子4人のご家庭でも、お子様たちの情操教育の基本となし、
ときにはパパ、ママも読んだり、眺めたりし、
心を確かに豊かにする本かしら、と思ったりしている。


尚、私は小学館とは一切関係のない一介の年金生活の身であり、
ありふれた読書、散策、国内旅行好きのひとりである。


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『ママ・・偉い人は、旅行・・ただなの・・?』  《初出2008.3.25.》

2008-06-09 12:06:38 | 時事【社会】
小学3年生の女の子が学校から帰宅するなり、
ママにすがって話した・・。

『教室の外れで・・福田くんという男の子・・
皆の前で・・威張っているの・・
うちのパパ・・道路を造る会社に行っているから・・
会社の旅行なんか・・会社ですべて出してくれる・・だって』
と女の子はママに云った。

『よその家のことなんか・・突然なによ・・』
とママは女の子に云った。

『だって・・福田くんのお父さん・・
ひとり1泊2日で8万円・・・会社で・・ぜんぶ面倒見てくれるんだって・・』
と女の子はママに訴えるように云った。

『・・』

『ママ・・去年の5月・・那須のりんどう牧場で皆で行って・・
泊まったわよね・・
楽しかったけれど・・帰ってきたら・・
ママ・・結構かかったね・・とパパと話していたわね・・』
と女の子はママに云った。

『そうよね・・親子4人・・1泊2日の家族旅行でも・・
ガソリン代、高速道路など入れて、7万円もかかったわ・・』
とママは思い出すように云った。


この夜、NHKのニュースで、
国土交通省の多くの外郭団体は、職員旅行の際、
1泊2日程度の旅行で、一人当たり8万円前後負担していた、
と報じていた。

『ママ・・パパは可哀想よね・・
だって・・パパの会社の旅行・・
みんな・・毎月・・積み立てして・・
年に1回・・行ってるじゃ・・ないの・・』
と女の子はママに云ったりしていた。

『パパの会社は民間会社だから・・
会社の旅行は、自分達で支払うのは・・当たり前なのよ・・
解かるわよね?・・』
とママは女の子に諭(さと)すように云った。

『少し解かるけれど・・
だけど・・道路を造る会社の人・・すごく・・偉い人なんだね・・』
と女の子はポッリと云った。


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田 月仙・著の『禁じられた歌 ~朝鮮半島 音楽百年史~』 《初出2008.3.25.》

2008-06-09 12:00:52 | 読書、小説・随筆
昨日の午後、私は一冊に本を読んでいて、
久々に時間が過ぎるのを忘れた・・。

田 月仙(チョン・ウォルソン)・著の『禁じられた歌 ~朝鮮半島 音楽百年史~』(中公新書ラクレ)である。

この著作者に関しては、前作の『海峡のアリア』(小学館)を過日読了し、
感銘を受けた人であったので、新作を店頭で見掛け、購入したのであった。

このお方は声楽家として著名な人であり、
ご両親が朝鮮民族で、北朝鮮・韓国に分断された祖国に熱い思いで綴られている。

声楽の音楽分野を通して文化、歴史を語り、行動される人である。

ご当人自身、兄たちが北朝鮮で不明となり、
北朝鮮から声楽家として招待された後、
劇的に再会できたり、
幼年期から声楽家として国際的に成功される半生記が前作であった。


今回の作品は、『アリラン』、『鳳仙花』、『春香伝』等の歌を通して、
時の権力者に翻弄される朝鮮民族の悲哀をしなやかな視線で表現された作品である。

私は声楽分野に関し、全くの無知なので、
このお方のサイトを明記する。

http://www.wolson.com/japanese

私はこのお方の2冊の作品を読んだだけであるが、
この人の分断された朝鮮民族、祖国への熱き思い、感銘を受け、
ときには涙ぐんだりしたのである。

私は日本人のひとりとして、
敗戦以前の統治した朝鮮半島の歴史、
敗戦後の巨大国の怜悧な国益の中で、翻弄される朝鮮民族の悲哀を、
少なくともこうした事実の集積を学び、思索したりしている。

こうした厳然たる事実を告知させる女史に私は敬意し、
昨今数多い作家がいるが、この女史の燦然な力量の前では、かすませるかしら、
感じたりしている。


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東京の郊外、週明けは雨となり・・♪  《初出2008.3.24.》

2008-06-09 11:55:48 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、早朝から雨が降りはじめているが、
朝の6時で9度もあり、寒さを感じない4月のような雨である・・。


ここ2日間は、4月中旬の陽気に恵まれ、
桜も咲きはじめ、常緑樹は新芽を伸ばし、落葉樹は芽吹き、
そして数多くの草花は花が咲いたりしていた。

私は陽春につつまれた中、散策をしたり、買物の行き帰りに享受し、
春本番と実感したのである。


こうした後なので、私は庭の樹木、草花を早朝のひととき眺め、
お勤めの方たちには、お気の毒であるが、恵みの雨と思ったりしている。

古人以来は、4月の中旬前後の雨を穀雨(こくう)と命名していたのを、
私は思い浮かべ、古人の知恵に感心しながら雨を見つめている。




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陽春のつつまれた中、散策すれば・・♪  《初出2008.3.23.》

2008-06-09 11:53:58 | 定年後の思い
私は10時半過ぎに、デジカメを首からかけて、
川沿いの遊歩道を独りで歩き出した・・。

桜の花が気がかりなのと、本屋で数冊の本を購入する為に、
散歩がてら出かけたのである。

丘陵にあるNTTの雑木林は、
芽吹きをはじめた萌黄色の色合いに染まり、
私は立ち止まり、しばらくこの光景を眺めたりしていた。

遊歩道沿いに、桜の樹木が50本前後ある並木は、
わずか10数輪の花びらが観られたが、
大きく膨らんだ莟(つぼみ)であった。

遊歩道は陽春につつまれ、日曜日のせいか、
家族連れ、中年の現役世代の男性のひとり歩き等、
人影が絶えることがなかったりしていた。

私は立ちすくんで、5枚前後、わずかに咲きはじめた桜の情景を撮ったりしたが、
1週間後は満開となるだろう、と感じさせる風情であった。


私は桜に関して、3分咲きが最も魅了されるので、
明日は雨の1日、翌日は陽春と予測されて折、
この人影の少なく、風光るひとときに桜を愛(め)でるには最適と思いながら、
駅前の本屋に向かった。

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東京の郊外は、清明(せいめい)な朝を迎えて 《初出2008.3.23.》

2008-06-09 11:52:15 | 小庭の情景を眺めながら
東京郊外の調布市に住む私は、
昨朝と同様に雲ひとつなく、青空で朝を迎えている。

花も咲き、木の芽時(このめどき)となり、
主庭、玄関庭で眺めたりしているが、
清浄明潔の情景の前では言葉もなく、ただ見つめているばかりである・・。

朝の6時頃に6度程度で迎え、日中は19度前後で4月中旬の陽気に恵まれ、
一年で一番過ごしやすいかしら、心身感じている。



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