夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夏の風物詩の『花火』大会の想いで・・。

2010-07-24 21:19:54 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
夕方の6時半に入浴した後、
作務衣の姿で薄暗くなった玄関の軒下で煙草を喫っていた・・。

まもなく、雷鳴のような音響が響き、
『あれぇ・・待ち焦がれた雨が降るのかしら・・』
と私は心の中で呟(つぶや)きながら喜んでいたら、
前方の彼方の夜空が、オレンジ色に染められ、
私は地元の調布市の京王多摩川の花火大会の開催日だった、
と気付き、苦笑したのである。

昨今の私は、暑さに苦手上、人手の多いところは何かと敬遠している。
しかし、夏の風物詩のひとつの花火大会は、
ささやかな私なりの想いでがある。


私は小学生の高学年の1955(昭和30)年の前後の頃は、
京王多摩川の花火大会に2度ばかり行き、川べりの近くで、
打ち上げ花火を観たりし、『綺麗だ・・凄い・・』とか歓声をあげたり、
仕掛け花火の移ろう華麗な情景に見惚(みと)れたりしていた。
しかし、帰路の電車は満員で、子供心でも懲(こ)りたのである。

その後、和泉多摩川は家から直線の路をたどると30分前後で歩いて行けたので、
中学生の時に2度ばかり観たりしていた。

二十歳過ぎになると、高校時代の悪友が花火を観たい、と云うので、
この頃、私の母が多摩川のまじかな登戸に住んでいたので、
私は友人を誘ったが、彼は照れ屋であり、私は母からビールの大瓶を2本頂き、
私達は川原に近いところで、ビールを呑みながら観賞したのである。

この後は、私が40代の半ば、夏季休暇の時、
家内と山陰から四国の周遊団体観光ツアーに参加した折、
玉造温泉の宿泊し、夕食後のんびりと部屋でくつろいでいた時、
少しばかり遠方の宍道湖の湖上から打ち上げられた花火を偶然に観たのである。
私は和室に横たわり、一時間ばかり観ながら、
『XXちゃん・・こうして観るのが一番・・楽だねぇ・・』
と私は家内に云ったりしていた。

私が55歳を迎える時、民間会社の本社に勤務していたのであるが、
リストラ旋風の中、無念ながら2月に出向となり、気落ちした・・。
夏のひととき、家内と久しぶりに『新百合ヶ丘』駅のまじかな映画館に行った帰路、
小田急線に乗車し、最寄の『成城学園前』駅に向っていた時、
偶然に和泉多摩川で花火大会の当日と知った。

私達は『和泉多摩』駅で途中下車して、
和泉多摩川の川原の近くで、打ち上げられる花火を見上げたりし、
火薬の匂い、煙がまじかに感じられ、花火の包まれた紙の破片が空中を彷徨(さまよ)いながら、
私達の付近に舞い降りてきた情景を幾度も体験した。

この帰路、私は気落ちしていた出向が、何かしら吹っ切れ、
これ以降、私は前向きに業務をこなし、5年ばかり奮闘して定年退職を迎えた。


このような私の花火の思いでがあるが、
定年後の年金生活を過ごすと、暑い夏はもとより苦手な上、人出の多いところは齢を重ねるたびに、
なるべく避けるようになっている。

こうした思いなので、夏のひととき毎年、
都心の『隅田川花火大会』がテレビ実況されるので、
家の居間のクーラーの冷気の中で、
家内とビールを呑みながら早めの夕食を頂き、テレビ中継を視聴したりしている。

尚、昨今の私は、夏の花火より、冬の花火に魅了され、
過ぎ去った人生の愛惜を深めたり、残された歳月に思いを考えることが多いのである。



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『地蔵盆』、古来からの行事を初めて学び・・。

2010-07-24 10:32:56 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、ぼんやりとカレンダーを見ていたら、『地蔵ぼん』と明記されており、
私は恥ずかしながら無知であったので、
ネットで検索し、フリーの百科事典として名高い【ウィキペディア】にすがり、
精読したのである。

《・・
地蔵盆(じぞうぼん)は、地蔵菩薩の縁日(毎月24日)であり、
なおかつお盆の期間中でもある旧暦7月24日に向け、
その前日の宵縁日を中心とした3日間の期間を指し、
またそのうちの日を選んで行われる地蔵菩薩の祭のことをいう。

地蔵盆は一般には寺院に祀られている地蔵菩薩を対象とした祭りではなく、
道祖神信仰と結びついた路傍あるいは街角(辻)の地蔵が対象となっている。

旧暦7月24日以外の地蔵菩薩の縁日の24日は、
地蔵会(じぞうえ)、地蔵祭と呼ばれるが、
旧暦7月24日については盂蘭盆(お盆)期間中であり、
それにちなんで地蔵盆と呼ばれるようになった。

現代では、参加する人々の仕事などに合わせ、
多少日程をずらして土日に行うところも増えている。
地蔵盆が新暦の7月24日前後もしくは8月24日前後に分かれるのは、
お盆を新暦に改めて勤めるのか、それとも旧暦風に8月に行うのかの差異であり、
この差異についてはお盆の項を参考にされたい。

地蔵盆は全国的に行われている風習であるが、
滋賀県、京都府、大阪府、福井県若狭地方など近畿地方を中心とする地域で特に盛んである。

地蔵祭では、地蔵のある町内の人々がこの日にかけて地蔵の像を洗い清めて新しい前垂れを着せ、
化粧をするなどして飾り付けて、地蔵の前に集って灯籠を立てたり供え物をしたりして祀る。

地蔵盆の前後には、地蔵の据えられる家や祠の周囲などに、
地蔵盆独特の提灯が多く飾られる。
京都では子供が生まれると、その子の名前を書いた提灯を奉納する風習がある。
おおむね女子は赤、男子は白で、その子が地蔵盆に参加しているあいだは、毎年飾られる。

地蔵菩薩は中近世以降子供の守り神として信仰されるようになった。
広く知られた伝説によれば、地蔵菩薩が、
親より先に亡くなった子供が賽の河原で苦しんでいるのを救うという。

このことから地蔵祭においては特に子供が地蔵の前に詣り、
その加護を祈る習わしになっている。

ところによっては、仏僧による読経や法話も行われるが、
おおむねそれらの多くは子供達に向けたものである。
地域によっては、地蔵盆当日の朝に「数珠回し」を行う。
これは、町内の子供が、直径2~3メートルの大きな数珠を囲んで座り、
僧侶の読経にあわせて順々に回すというものである。

今日では地蔵盆は子供のための祭とも言え、
地蔵に詣った子供達は地蔵の前に集まった席で、
供養の菓子や手料理などを振る舞われる場合が多い。

(略)
・・》
注)解説の原文にあえて改行を多くした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E8%94%B5%E7%9B%86
☆ フリーの百科事典【ウィキペディア】『地蔵盆』 ☆


私は1944(昭和19)年9月に、
今住んでいる北多摩郡神代村入間(現・調布市入間町)近くの実家で生を受け、
祖父、父、母、そして父の妹の叔母2人、
長兄、次兄に続いて生まれたので、三男坊として乳児の時を過ごした・・。

祖父と父が中心となり、小作人の手を借り、
程々の広さの田畑を耕し、宅地の周辺には竹林、雑木林があった。

敗戦後、まもなくして農地改革で田畑は減少したが、
幼児の私には、それなりの田畑、湧き水、小川、蓮(ハス)専用の田んぼ、
池、防空壕などの数多くの情景が鮮明に残っているが、
私は記憶違いなのか、少しボケたのが、
幼年期に『地蔵盆』の風習、行事が行われたことがない、と思ったりしたのである。


やむえず別のサイトを開き、思わず私は微苦笑させられたのである。

《・・
地蔵盆は京都生まれで、近畿地方の行事として古くから行われてきました。
また、北陸地方や新潟、信州では長野市周辺で盛んに行われていますが、
東海や関東には、ほとんどないそうです。

なぜ関東には定着しなかったのでしょうか。
それは地蔵信仰の歴史のちがいによるもののようです。
京都では室町時代に地蔵盆が大流行しましたが、
東京では江戸時代になって、やっとお地蔵さんが作られたのです。

その上、江戸ではお稲荷さん信仰が盛んだったのです。
(略)
・・》
注)解説の原文にあえて改行を多くした。

http://www.echizenya.co.jp/mini/colum/jizoubon.html

私は近所を散策すると寺院は例外として、
稲荷神社を見かけ、入り口の近くにお地蔵さまを見かけたり、
道しるべとして、お地蔵さまを見ることがある。

そして、私は国内の各地を訪れた時、多くのお地蔵さまを見かけたり、
道祖神を見たり、或いは賽の河原に幾たびかで手を合わせてきた。

恥ずかしいことを告白すれば、
お地蔵の像に前垂れが着せられているが、
赤、白色には余り気にとめなかったのである・・。
そしてネットで解説された《子供が生まれると、その子の名前を書いた提灯を奉納する風習・・女子は赤、男子は白・・》
と再読したりすると、
賽の河原で見た小さなお地蔵の像の前垂れの赤は女の子、白は男の子だった、
と私は思いを馳せたりしている。

私は齢ばかり重ね、無知なことが多すぎる、と苦笑したりしている。


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