私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
夕方の6時半に入浴した後、
作務衣の姿で薄暗くなった玄関の軒下で煙草を喫っていた・・。
まもなく、雷鳴のような音響が響き、
『あれぇ・・待ち焦がれた雨が降るのかしら・・』
と私は心の中で呟(つぶや)きながら喜んでいたら、
前方の彼方の夜空が、オレンジ色に染められ、
私は地元の調布市の京王多摩川の花火大会の開催日だった、
と気付き、苦笑したのである。
昨今の私は、暑さに苦手上、人手の多いところは何かと敬遠している。
しかし、夏の風物詩のひとつの花火大会は、
ささやかな私なりの想いでがある。
私は小学生の高学年の1955(昭和30)年の前後の頃は、
京王多摩川の花火大会に2度ばかり行き、川べりの近くで、
打ち上げ花火を観たりし、『綺麗だ・・凄い・・』とか歓声をあげたり、
仕掛け花火の移ろう華麗な情景に見惚(みと)れたりしていた。
しかし、帰路の電車は満員で、子供心でも懲(こ)りたのである。
その後、和泉多摩川は家から直線の路をたどると30分前後で歩いて行けたので、
中学生の時に2度ばかり観たりしていた。
二十歳過ぎになると、高校時代の悪友が花火を観たい、と云うので、
この頃、私の母が多摩川のまじかな登戸に住んでいたので、
私は友人を誘ったが、彼は照れ屋であり、私は母からビールの大瓶を2本頂き、
私達は川原に近いところで、ビールを呑みながら観賞したのである。
この後は、私が40代の半ば、夏季休暇の時、
家内と山陰から四国の周遊団体観光ツアーに参加した折、
玉造温泉の宿泊し、夕食後のんびりと部屋でくつろいでいた時、
少しばかり遠方の宍道湖の湖上から打ち上げられた花火を偶然に観たのである。
私は和室に横たわり、一時間ばかり観ながら、
『XXちゃん・・こうして観るのが一番・・楽だねぇ・・』
と私は家内に云ったりしていた。
私が55歳を迎える時、民間会社の本社に勤務していたのであるが、
リストラ旋風の中、無念ながら2月に出向となり、気落ちした・・。
夏のひととき、家内と久しぶりに『新百合ヶ丘』駅のまじかな映画館に行った帰路、
小田急線に乗車し、最寄の『成城学園前』駅に向っていた時、
偶然に和泉多摩川で花火大会の当日と知った。
私達は『和泉多摩』駅で途中下車して、
和泉多摩川の川原の近くで、打ち上げられる花火を見上げたりし、
火薬の匂い、煙がまじかに感じられ、花火の包まれた紙の破片が空中を彷徨(さまよ)いながら、
私達の付近に舞い降りてきた情景を幾度も体験した。
この帰路、私は気落ちしていた出向が、何かしら吹っ切れ、
これ以降、私は前向きに業務をこなし、5年ばかり奮闘して定年退職を迎えた。
このような私の花火の思いでがあるが、
定年後の年金生活を過ごすと、暑い夏はもとより苦手な上、人出の多いところは齢を重ねるたびに、
なるべく避けるようになっている。
こうした思いなので、夏のひととき毎年、
都心の『隅田川花火大会』がテレビ実況されるので、
家の居間のクーラーの冷気の中で、
家内とビールを呑みながら早めの夕食を頂き、テレビ中継を視聴したりしている。
尚、昨今の私は、夏の花火より、冬の花火に魅了され、
過ぎ去った人生の愛惜を深めたり、残された歳月に思いを考えることが多いのである。
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夕方の6時半に入浴した後、
作務衣の姿で薄暗くなった玄関の軒下で煙草を喫っていた・・。
まもなく、雷鳴のような音響が響き、
『あれぇ・・待ち焦がれた雨が降るのかしら・・』
と私は心の中で呟(つぶや)きながら喜んでいたら、
前方の彼方の夜空が、オレンジ色に染められ、
私は地元の調布市の京王多摩川の花火大会の開催日だった、
と気付き、苦笑したのである。
昨今の私は、暑さに苦手上、人手の多いところは何かと敬遠している。
しかし、夏の風物詩のひとつの花火大会は、
ささやかな私なりの想いでがある。
私は小学生の高学年の1955(昭和30)年の前後の頃は、
京王多摩川の花火大会に2度ばかり行き、川べりの近くで、
打ち上げ花火を観たりし、『綺麗だ・・凄い・・』とか歓声をあげたり、
仕掛け花火の移ろう華麗な情景に見惚(みと)れたりしていた。
しかし、帰路の電車は満員で、子供心でも懲(こ)りたのである。
その後、和泉多摩川は家から直線の路をたどると30分前後で歩いて行けたので、
中学生の時に2度ばかり観たりしていた。
二十歳過ぎになると、高校時代の悪友が花火を観たい、と云うので、
この頃、私の母が多摩川のまじかな登戸に住んでいたので、
私は友人を誘ったが、彼は照れ屋であり、私は母からビールの大瓶を2本頂き、
私達は川原に近いところで、ビールを呑みながら観賞したのである。
この後は、私が40代の半ば、夏季休暇の時、
家内と山陰から四国の周遊団体観光ツアーに参加した折、
玉造温泉の宿泊し、夕食後のんびりと部屋でくつろいでいた時、
少しばかり遠方の宍道湖の湖上から打ち上げられた花火を偶然に観たのである。
私は和室に横たわり、一時間ばかり観ながら、
『XXちゃん・・こうして観るのが一番・・楽だねぇ・・』
と私は家内に云ったりしていた。
私が55歳を迎える時、民間会社の本社に勤務していたのであるが、
リストラ旋風の中、無念ながら2月に出向となり、気落ちした・・。
夏のひととき、家内と久しぶりに『新百合ヶ丘』駅のまじかな映画館に行った帰路、
小田急線に乗車し、最寄の『成城学園前』駅に向っていた時、
偶然に和泉多摩川で花火大会の当日と知った。
私達は『和泉多摩』駅で途中下車して、
和泉多摩川の川原の近くで、打ち上げられる花火を見上げたりし、
火薬の匂い、煙がまじかに感じられ、花火の包まれた紙の破片が空中を彷徨(さまよ)いながら、
私達の付近に舞い降りてきた情景を幾度も体験した。
この帰路、私は気落ちしていた出向が、何かしら吹っ切れ、
これ以降、私は前向きに業務をこなし、5年ばかり奮闘して定年退職を迎えた。
このような私の花火の思いでがあるが、
定年後の年金生活を過ごすと、暑い夏はもとより苦手な上、人出の多いところは齢を重ねるたびに、
なるべく避けるようになっている。
こうした思いなので、夏のひととき毎年、
都心の『隅田川花火大会』がテレビ実況されるので、
家の居間のクーラーの冷気の中で、
家内とビールを呑みながら早めの夕食を頂き、テレビ中継を視聴したりしている。
尚、昨今の私は、夏の花火より、冬の花火に魅了され、
過ぎ去った人生の愛惜を深めたり、残された歳月に思いを考えることが多いのである。
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