私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
過日、梅雨明けの後、連日の猛暑で、暑さに苦手な私は、
買物の後の散策も短かなコースとなっている。
その後、午後のひととき居間のはずれで簡易ベットに横たわりながら、
エアコンの冷風を受けながら、本を読んだりして、
少し昼寝をすることが多い。
先程、昼寝を一時間半ばかりし、ぼんやりと顔を洗った後、
テラスのはずれの樹陰で、煙草を喫ったりし、
先程の昼寝でみた夢を思いだしながら、微苦笑した。
私が独りでブナの森の中の歩道を歩き、
3時間ぐらいの徒歩コースであったが出口が見つからず、
木のベンチに腰かけて、どうしてなの、困り果てた。
その後、亡き祖父が私の前に現れて、
いつまでも子供じゃ、と云いながら、出口の方に私を導いてくれた。
私は呆然としながら、祖父の後について云ったが、
私の小学時代に亡くなった祖父が、どうして・・、と思いながら歩いた。
このような夢であったが、不思議な夢であり、
ブナの森かょ、と心の中で呟(つぶや)きながら、
私はぼんやりと過ぎ去った日々を思い返したりした。
そして、私達夫婦の結婚して35年目となり、
記念旅行と称して北東北地方の青森県の一部を周遊した。
この旅の終りの頃に十和田湖の奥まった『蔦温泉』に連泊した時、
周辺の『ぶなの森』の鮮烈な思いが残り、こうしたことが飛躍して、
現実ではありえない夢となった、と微苦笑させられた・・。
この記念旅行と称した周遊旅行に関しては、
【若葉の彩(いろど)る頃の青森紀行・・。【2010.5.24.~6.2.】】
と題し、10話に及びこのサイトに投稿しているが、この中の一部を再掲載する。
【・・
第8章 ブナ林に囲まれた『蔦(つた)温泉』は・・。
5月31日の10時過ぎに『酸ヶ湯』からは、十和田湖方面の路線バスに乗車し、
芽吹き、新緑、そして若葉がそれぞれの落葉樹により異なるが、
みずみずしいたわわな葉は陽射しを受けてきらめいたりする中、
バスでわずか30分足らずで、『蔦温泉』に到着した。
この広いブナを中心とした中で、たった一軒の宿である。
http://www.thuta.co.jp/index_p.cgi
☆『蔦温泉旅館』ホームページ☆
このホームページの『ぶなの森』の欄で掲載されている通り、
《・・
蔦温泉の周辺にはぶなの森を縫うように約2.4Km、
時間にして約一時間程の遊歩道が整備されています。
この遊歩道をひとまわりすると、蔦七沼と称される湖沼群の内、六つの沼を巡るこ
とができます。
大小様々な沼の水面に映るぶなの森が人々を魅了します。
・・》
このように解説され、私達は旅立つ前に調べたりしていたので、
チエック・イン前に歩き出した・・。
整備された遊歩道を歩き、ヤチダモ、オニグルミ、サワグルミを見たり、
ブナ、ミズナラの大木は、聳え立つように数多くあり、
私は圧倒された。
私は見惚(みと)れたり、デジカメで10数枚を撮ったりしていると、
たまたま通りがけの70代なかばの男性で、この付近にお住まいの方から、教えて頂いた・・。
ほんの一ヶ月前の頃は、落葉していた広葉樹が冬芽から春芽に育ち、
若葉が芽吹く直前に、
紅葉や萌黄色になる数週間の樹木の芽は鮮やかに萌える彩りとなる。
こうした光景を古来の人たちから、春もみじ、と称してきた。
この地のブナ林は、5月初めに芽吹き、そして萌黄色の葉、そして新緑となり、
下旬の頃には若葉とまたたくまに色合い染める。
このブナ林は、原生林だったが、
明治の初期の頃は薪や木炭を作る為に伐採されたりしたが、
秋に数多くの落ちた種子が自然に発芽して育ったブナで、樹齢100年前後が多い。
しかし中には、伐採されなかった数百年の大木も数多くある。
そして紅葉の10月中旬から下旬になれば、
ブナ、カツラ、トチノキの大木は、黄色に染めはじめて、
やがて葉が散る頃に、
ヤマモミジ、カエデ、ナナカマドが朱紅色、紅色に染められて、
数週間後には雪が舞い降る、
と錦繍期の情景も教示してくれた。
このような確かな言葉に、私は礼を重ねた後、別れた。
私達はブナ、トチノキ、カツラなど見たり、見上げたりしていると、
カエルの鳴き声と共に、蝉(セミ)の鳴き声が響いてきたので、
この時期にどうしてなの、と驚いたのである。
この後、温泉旅館で夕食を頂く前に、
エゾハルゼミですわ、と仲居さんから教えられた。
私は、蝦夷・・春・・蝉・・、と心の中で呟(つぶや)いたりした。
この豊かなブナ林で、渓流もあり、
私はムラサキ・ヤシオ・ツツジにも魅了された。
紫色に濃い桃色、或いは桃色に紫色を混ぜ合わせた色合いで、
渓流の中にある小岩に根を下ろして、恥ずかしげに咲いていた。
こうした情景を眺め、しばらく私はたたずんだりした。
私達はゆったりとブナ林をさまように2時間ばかり歩き、
お互いに至福の思いで、温泉旅館に向った。
・・】
このように投稿しているが、夢幻と現(うつつ)の違いに、
私は独り苦笑している。
☆===========================☆
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過日、梅雨明けの後、連日の猛暑で、暑さに苦手な私は、
買物の後の散策も短かなコースとなっている。
その後、午後のひととき居間のはずれで簡易ベットに横たわりながら、
エアコンの冷風を受けながら、本を読んだりして、
少し昼寝をすることが多い。
先程、昼寝を一時間半ばかりし、ぼんやりと顔を洗った後、
テラスのはずれの樹陰で、煙草を喫ったりし、
先程の昼寝でみた夢を思いだしながら、微苦笑した。
私が独りでブナの森の中の歩道を歩き、
3時間ぐらいの徒歩コースであったが出口が見つからず、
木のベンチに腰かけて、どうしてなの、困り果てた。
その後、亡き祖父が私の前に現れて、
いつまでも子供じゃ、と云いながら、出口の方に私を導いてくれた。
私は呆然としながら、祖父の後について云ったが、
私の小学時代に亡くなった祖父が、どうして・・、と思いながら歩いた。
このような夢であったが、不思議な夢であり、
ブナの森かょ、と心の中で呟(つぶや)きながら、
私はぼんやりと過ぎ去った日々を思い返したりした。
そして、私達夫婦の結婚して35年目となり、
記念旅行と称して北東北地方の青森県の一部を周遊した。
この旅の終りの頃に十和田湖の奥まった『蔦温泉』に連泊した時、
周辺の『ぶなの森』の鮮烈な思いが残り、こうしたことが飛躍して、
現実ではありえない夢となった、と微苦笑させられた・・。
この記念旅行と称した周遊旅行に関しては、
【若葉の彩(いろど)る頃の青森紀行・・。【2010.5.24.~6.2.】】
と題し、10話に及びこのサイトに投稿しているが、この中の一部を再掲載する。
【・・
第8章 ブナ林に囲まれた『蔦(つた)温泉』は・・。
5月31日の10時過ぎに『酸ヶ湯』からは、十和田湖方面の路線バスに乗車し、
芽吹き、新緑、そして若葉がそれぞれの落葉樹により異なるが、
みずみずしいたわわな葉は陽射しを受けてきらめいたりする中、
バスでわずか30分足らずで、『蔦温泉』に到着した。
この広いブナを中心とした中で、たった一軒の宿である。
http://www.thuta.co.jp/index_p.cgi
☆『蔦温泉旅館』ホームページ☆
このホームページの『ぶなの森』の欄で掲載されている通り、
《・・
蔦温泉の周辺にはぶなの森を縫うように約2.4Km、
時間にして約一時間程の遊歩道が整備されています。
この遊歩道をひとまわりすると、蔦七沼と称される湖沼群の内、六つの沼を巡るこ
とができます。
大小様々な沼の水面に映るぶなの森が人々を魅了します。
・・》
このように解説され、私達は旅立つ前に調べたりしていたので、
チエック・イン前に歩き出した・・。
整備された遊歩道を歩き、ヤチダモ、オニグルミ、サワグルミを見たり、
ブナ、ミズナラの大木は、聳え立つように数多くあり、
私は圧倒された。
私は見惚(みと)れたり、デジカメで10数枚を撮ったりしていると、
たまたま通りがけの70代なかばの男性で、この付近にお住まいの方から、教えて頂いた・・。
ほんの一ヶ月前の頃は、落葉していた広葉樹が冬芽から春芽に育ち、
若葉が芽吹く直前に、
紅葉や萌黄色になる数週間の樹木の芽は鮮やかに萌える彩りとなる。
こうした光景を古来の人たちから、春もみじ、と称してきた。
この地のブナ林は、5月初めに芽吹き、そして萌黄色の葉、そして新緑となり、
下旬の頃には若葉とまたたくまに色合い染める。
このブナ林は、原生林だったが、
明治の初期の頃は薪や木炭を作る為に伐採されたりしたが、
秋に数多くの落ちた種子が自然に発芽して育ったブナで、樹齢100年前後が多い。
しかし中には、伐採されなかった数百年の大木も数多くある。
そして紅葉の10月中旬から下旬になれば、
ブナ、カツラ、トチノキの大木は、黄色に染めはじめて、
やがて葉が散る頃に、
ヤマモミジ、カエデ、ナナカマドが朱紅色、紅色に染められて、
数週間後には雪が舞い降る、
と錦繍期の情景も教示してくれた。
このような確かな言葉に、私は礼を重ねた後、別れた。
私達はブナ、トチノキ、カツラなど見たり、見上げたりしていると、
カエルの鳴き声と共に、蝉(セミ)の鳴き声が響いてきたので、
この時期にどうしてなの、と驚いたのである。
この後、温泉旅館で夕食を頂く前に、
エゾハルゼミですわ、と仲居さんから教えられた。
私は、蝦夷・・春・・蝉・・、と心の中で呟(つぶや)いたりした。
この豊かなブナ林で、渓流もあり、
私はムラサキ・ヤシオ・ツツジにも魅了された。
紫色に濃い桃色、或いは桃色に紫色を混ぜ合わせた色合いで、
渓流の中にある小岩に根を下ろして、恥ずかしげに咲いていた。
こうした情景を眺め、しばらく私はたたずんだりした。
私達はゆったりとブナ林をさまように2時間ばかり歩き、
お互いに至福の思いで、温泉旅館に向った。
・・】
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