夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

季節のうつろいを友とし、限りなく愛読させられる本は・・。

2013-06-08 08:14:22 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む68歳の高齢者の身であり、
東京郊外で農家の児として生を受けて、
中小業のサラリーマンを35年近く勤め、2004〈平成16〉年の秋に定年退職し、
サラリーマンを卒業した年金生活の9年生である。

古びた一戸建てに住み、小庭の雑木、草花を眺めたり、
周辺の遊歩道、公園を散策をしたりして、日々季節のうつろいを何よりも教示されている。

ときおり、家内との共通趣味の国内旅行などをして、
各地の四季折々の限りない美に心を留め、齢を重ねるたび愛惜が深まっている。

このように感じ受け止めて日々を過ごしたりしているが、
何かと無知な私は、書物で、改めて日本の歳時などを謙虚に学んでいる。

例えば、藤野邦夫・著の『幸せ暮らしの歳時記』(講談社文庫)、

飯倉春武・著の『日本人のしきたり』(青春出版社)、

朝日新聞社・編の『色の彩時記~目で遊ぶ日本の色』(朝日新聞社)、
               
          この本は確か1987〈昭和62)年の頃、店頭に置かれたのを偶然に手に取り、
          日本の古来の風土、文化から発生した色彩を四季をめぐり、
          各分野から取り上げられた内容の濃い一冊である。
          こうした本に触れると、季節を通して日本の文化が匂い立ってくる、
          不思議な力のある内容であり、圧倒的に魅了され、これ以来の愛読書のひとつとなっている。

講談社・編の『茶花歳時記』(講談社)、
               
野呂希一、荒井和生・共著の『言葉の風景』(青菁社)、
               
          この本は、写真・構成・文を野呂希一、文・荒井和生の両氏による写真とことばのビジュアル・ブックである。
          帯の解説の綴りには、
          《四季折々のことばを自然写真で紡ぐ
           残ってほしい言葉がある。
           忘れたくないことば、
           つかっていきたいことばを、
           四季の光景に見つけました。

           ほほえみ、きざし、このめおこし、
           たけなわ、のどか、なごり、
           こもれび、たまゆら、
           つるべおとし、ひとしお、
           うつろい、しぐれ、ゆきしまき、
           しばれ、はるとなり---。》
          と紹介されて折、丁重に装填された中味の濃い本である。
          
          私は定年後の翌年2005(平成17)年に古本屋で偶然にめぐり逢い、
          瞬時に魅了されて買い求めた本であった。
          尚、この本は、2000( 平成12)年に『文字の風景』の姉妹篇として発刊された本と付記されている。
      
長谷川 櫂・著の『四季のうた』(中公新書)、

松田 修・著の『古今・新古今集の花』(国際情報社)、

道行めく・著の『美しい日本語帳』(永岡書店)、

などが私の机の横にある小さな本箱にあり、
定年後に幾たびか読み返したりしてきた本である。

そして齢ばかり重ねた無学な私は、ときおり国語の辞書を置き、
そおっと開いたりしている・・。
久松潜一・監修の『新潮国語辞典 ~現代語・古語~』(新潮社)であるが、
二十歳以来から何かと教示を受け、私の秘かな言霊(ことだま)の恩師となっている。


私は定年退職後に自宅にインターネットを開設した遅れた身であるが、
Webの世界の進化に驚き、ため息をしたひとりである。

そして、まもなく『日本文化いろは事典 ~胸はって、ニッポン人!~』を知り、
ときおり開き、学んでいる。
http://iroha-japan.net/
☆【 日本文化いろは事典 ~胸はって、ニッポン人!~ 】

このサイトを開き、知りたいことを検索し、
こうだったの、と赤面したりしながら学んだりしている。

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