夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

暦(こよみ)の上では『立冬』であるが、東京郊外は落葉樹のあまたの葉は朱色、黄色に染め始め・・。

2014-11-07 15:11:03 | ささやかな古稀からの思い
私は年金生活の高齢者の70歳の身であるが、
今朝、ぼんやりとカレンダーを見たら『立冬』と明記されて、私は微苦笑したりした。

古来より『立冬』は、冬のはじまりと云われているが、
東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は、過ぎし4日には秋日和に恵まれ、
その後の一昨日の5日は曇り一時晴れ、昨日の6日はときおり小雨の降る一日であった。

そして本日の地元の天気情報を視聴したりすると、
朝の6時は15度、昼下りは20度前後、夜の6時も14度前後と予測され、
暖かな秋日和を迎えて、ときおり微風が吹く、と報じられていた。

我が家の小庭には紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は紫色に色合いを深め、
花梨(カリン)、無花果(イチジク)の葉は黄色に染めはじめている。
       

ここ一週間、買物や散策の時に見かけたのであるが、
小公園に通り過ぎると、花水木(ハナミズキ)の樹の数多くの葉は朱紅色に染まり、
陽射しを燦燦と受けて、光帯びていたして、しばらく私は見惚(みと)れたりした・・。

そして早くも一部には落ち葉が散乱し、
地上の片隅に吹き寄せのように落ち葉が道路のはずれ、建物の片側に押し寄せられていた・・。
       

帰路、住宅街を通り過ぎたが、どのお宅も落ち葉の吹き寄せとなっている。
風のあたらない一角に空き地があるが、
陽射しを燦燦と受けて、コスモスの残り花、、薄の白い穂が微(かす)かに揺れていた。

このような思い過ごしてきたが、確かに東京郊外は晩秋がはじまった、と実感している。

これから時節、我が家の雑木の多い庭も付近の情景も
紅色、朱色、黄色に染められた錦繍(きんしゅう)の時節を迎えるので、
12月の初旬の頃まで私の心は小躍(こおど)りして、過ぎ行く晩秋に愛惜を深めて散策したりしているのが、
毎年の私の秘かな習(な)わしとなっている。


私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に、結婚前後の5年を除き、65年ばかり過ごしてきたが、
この地域ではあまたの落葉樹が恥じらうように、朱色、紅色、黄色に染め始めている・・・。

こうした中で、本日も買物を終えて帰宅した後、いつものように自宅の付近を散策したりした・・。

いつものように近くの住宅街を歩いたりした・・。
       

そして近くに流れる野川の両岸に遊歩道があり、本日は上流に向かい歩いたりした。
       

やがて遊歩道に隣接した小公園があり、私は週間ニュースのような訪れている所である。
そして木のベンチに座り、休息をしたりした・・。
       

ときおり仰ぎ観たりし、私は幼年期に農家の児として育てられたので、
こうした樹には馴染みがあり、やすらぎを得たりしている。
       

やがて帰路としたが、数多くの桜の樹が並ぶ処を歩いたれりした・・。
       

そして私は、まもなく朱紅色に染められ、やがて遊歩道に舞い散り、
片隅に吹き寄せのように落ち葉が寄せられる、と思い馳せながら、私は自宅に向かったりした。


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