夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

寒い夜のひとときの最良の友は、電気敷き毛布、と微笑みながら享受して・・。

2014-11-24 13:25:26 | ささやかな古稀からの思い

私の住む東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接する調布市の片隅の地域は、
平年11月3日の『文化の日』の頃から、あまたの落葉樹の葉は、朱色、紅色、黄色などに多彩に染め始め、
やがて11月23日の『勤労感謝の日』の頃になると、
周囲一帯までは朱色、紅色、黄色などに染められる錦繍(きんしゅう)の情景となる。
              

やがて数多くの葉が舞い散る中で、公孫樹(イチョウ)の黄色い葉が彩(いろど)りを見せてくれる。
                     

そして周囲に公孫樹(イチョウ)のあまたの葉が黄色い絨毯を重なるようになるのが、
12月の『師走(しわす)』の初旬となっている。
            

こうした錦繍(きんしゅう)の情景を私は見惚れながら、
我が家の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、晩秋のこの季節を毎年過ごしてきた・・。
       


こうした中、我が家の寝室は六畳の和室であるが、私たち夫婦を布団が敷いて寝て、
この地に住みはじめて36年が過ぎ、寝室にはテレビはなく冷暖房のエアコンがある。

私たち夫婦は、夏季シーズンは冷房を甘受しているが、暖房は何かと苦手となっている。
家内は11月3日の『文化の日』の頃から、敷布団の上に電気敷き毛布を敷き、シーツを敷いた上、
毛布、羽根布団を掛けて寝るのが恒例となっている。

私は11月23日の『勤労感謝の日』の頃までは、
布団にもぐれば自身の体で暖かくなるので、自助努力だ、と横にいる家内に笑いながら言ったりする時もある。

この間、天上の気候の神々の采配で、秋日和に恵まれることが多かったりしてきたが、
ときには戯(たむ)れか、12月上旬のような寒い時があったりした。

そして私は止む得ず家内が布団を敷く夕方に、
『XXちゃん・・俺も今晩から・・電気毛布を敷いてねぇ・・』
と私は家内に言ったりしたのであった。
       

我が家は居間に冷暖房のエアコンがあるが、暖房はガスファンヒーターを頼りにしている。
そして寒さを感じる昨今は、家に居る時は何かと居間で過ごすことが多くなっている。

こうした中で、私は本を読んだり、音楽を聴いたり、テレビでニュース、ドキュメンタリー番組を視聴したり、
ネットでニュースを見たり、或いはブログ投稿文を綴ったり、
愛読している数多く方の投稿文を読んだりして、人生の微笑みを感じたりしている。

やがて夜の11時過ぎの頃に、2階の寝室に階段を上がっていくのが日常の大半である。

この時間帯になれば、家内は早寝早起きタイプで寝付いているが、
私は自分の布団にもぐりと、数時間前に家内がセットしてくれた電気敷き毛布で暖かいのである。

寒い時節になると家内は、暖かさが何よりのご馳走です、とときおり私に言ったりしてきたが、
確かにポカポカした布団の中にいると、この世の最上の恵(めぐみ)である、と実感させられ、
特に齢ばかり重ねたここ10年は深めている・・。
       

そして電気敷き毛布のスイッチは切り、ぬくもりの中で、私は寝付くのである。
過ぎし年にスイッチは切るのを忘れて、余りにも暖かさの中で目覚めて、風邪気味になった、
苦い体験をしたので、何事も程ほどに、と苦笑したりしてきた。
       

私は幼年期は農家の児として育ったのであるが、小学校に入学して1951年(昭和26年)の当時は、
母が陶磁の湯たんぽに熱湯を入れて、古着の布切れを巻いて、
私の寝る布団の中に入れてくれたりした。

この当時の農家は、炭を熾(おこ)した火鉢(ひばち)を数箇所の部屋に置き、
台所の付近にある食事処は、囲炉裏のある板の間であったので、それぞれ座布団を敷いて、
それぞれのお膳を前に頂いたりした。

確かに火の近くは暖かかったのであるが、全般としては寒い部屋であった。

こうして幼年期の生活をしたので、
寝室の部屋全体が暖かいのは、今でも馴染まないのである。

家内と寝食を共にした新婚当時、家内は最初は戸惑っていたが、
主(あるじ)の私の影響か、すぐに順応したりした。
もっとも私は若かったので、隣に休んでいる家内の布団にもぐりこんだりしていたこともあったが・・。


こうして我が家は、寒い時節は布団は暖かく、部屋は少し寒い程度となっている。
そして、私たち夫婦は国内旅行が共通の趣味なので、
ときおり観光ホテルに宿泊した時、和室の場合などは戸惑うのである。

部屋全体が暖かく、空気は乾気されている上で、布団は常温なのである。
私は家内に、風邪が退(ひ)きやすい部屋だなぁ、と言ったりしている。

しかしながら冬の季節に山間部、北の方面にお住まいの方たちは、
もとより部屋は暖かくして過ごされることは、住民として当然である。

このように私は、寒い夜のひとときの最良の友は、電気敷き毛布、と微笑みながら、
昨今も享受している。

そして私は電気敷き毛布を愛用を始めたのは、確か独身時代の1970年(昭和45年)の頃からだった、
と思い浮かべたりしている。
       

私は10年前から多々の理由で年金生活を始めて、この寒い季節になると、
月に数回は、寝不足と感じた時、昼下がりに布団を敷いて、
電気敷き毛布にスイッチを入れて、15分過ぎた頃に、本を持ち込んで布団にもぐってしまうこともある。

そしてポカポカになった布団の中、好きな本を読み始めて、5分過ぎた頃に電気敷き毛布にスイッチを切り、
ぬくもりの中、本を読みながら、やがて寝付いてしまうことがある。

そして現役サラリーマン時代の時は、何かと睡眠不足で奮闘してきた私は、
いつでも昼寝ができることは年金生活の特権である、
と心の中で呟(つぶや)きながら、享受する時もある。

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