夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

人生の晩年期は、何よりも『生きがい』と『気力』が肝要、と70歳の私は思い深めて・・。

2015-04-21 14:40:02 | ささやかな古稀からの思い
平素の買物専任者の私は、いつものように午前中のひととき、
家内から依頼された品を求めて、スーパーに向かった・・。

どんよりと曇り空で、曇り時々小雨と天気情報は報じられていたので、足早に向かっている中で、
後期高齢者と思われる女性が、小さなバックを背負って、杖(つえ)を突きながら、ゆっくりと歩かれていた。

私はお歳を召した後期高齢者はお方は、日常の買物さえも大変だなぁ、と思ったりした。
          

私の家内の母も、少し遠い地で独り住まいして、私より14歳齢上で84歳であるが、
3年前に膝(ひざ)を悪化して、日常は杖(つえ)を突きながら生活し、病院に通院したりしている。

こうした中で、家内の母は自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で年に4回ぐらい母宅に泊りがけで行っている。

或いは平素の日常は、家内は毎晩、家内の母の思い、ふるまいなどの安否を確認をする為に、
電話で30分くらい話し合ったりしている。

家内の母は80歳前は、スーパーでご自身の食べたい品を買い求めていた中で、
重いと思われるお醤油、洗剤などは我が家から送付したりしてきた。

しかしながらここ10年スーパーなどでネット販売で配達して頂く方法は、
齢を重ねた身であるので、携帯電話、パソコンも使えない身となっている。

このような関係で、家内の母の日常の食物、調味料、洗剤などは、我が家から宅配便で送付したりしている。
           

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後35年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、定年後は多々の理由で年金生活を始めて、早や10年過ぎたが、
やはり『健康』、『生きがい』、そして程ほどの『お金』と深めて、
私たち夫婦はささやかな願いを叶えたりしてきた・・。

もとより健康でなければ、ささやかな願いも叶わないので、私たち夫婦は幸いに大病せずに、
今日に至っている。


過ぎし私の現役のサラリーマンの50代に同僚が病死されたり、
知人は定年前の59歳で病死し、残されたご家族の心痛な思いが、痛いほど理解させられたりしてきた。

或いは定年後の62歳で、現役時代の一時時期に交遊した友も、無念ながら病死したりした。
       
何よりも思いがけないことは、知人のひとりの奥様が病死されて、
この知人は『おひとりさま』となり、私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、60代で妻が夫より先に亡くなることは、
考えたこともなく、こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。
                 

そして2年前に、私が会社時代の懇親会などに列席すれば、
早くも60代で亡くなった方を知ったり、先輩の75歳前後にお逢いし、体力の衰えが明確となりヨボヨボした方に、
私は唖然として、70代のなかばになると、あのような容姿になるのか、と悲嘆したりした。

数多くの専門家の人から、やがて70代となれば、多く方は体力の衰えを実感して、
75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には介護を必要とするようになり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、と発言されている。

しかしながら一部の75歳前後の方たちは、心身溌剌とし、私は勇気づけられたりしてきた。

このように学んできた私は、これからの70代の日々の年金生活は、どのように過ごせるか、
と思案したりしてきた。
          
人それぞれの『生きがい』を持ち続けて、今日は明日はこれだけは実行しょうと『気力』があれば、
たとえ病(やまい)に遭遇して介護付き施設に入居しても、
晩年期は、その人なりに充実した人生になる、と思い深めたりしている。


☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
人気ブログランキングへ

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする