夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢夫婦無職世帯、家計の収支の平均実態を学び、私は微苦笑をさせられて・・。

2015-04-27 15:09:56 | ささやかな古稀からの思い
私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

過ぎし昨年の9月に、私は古稀と称される70歳となり、
家内は昨年の12月に、65歳となり、この少し前に市から『介護保険証』が郵送された。

そして家内は『介護保険証』を見ながら、
『私・・実感はないけれど・・高齢者になってしまったわ・・』
と微苦笑しながら私に言ったりした。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

世の中は夫65歳以上、妻は60歳以上の夫婦のみの無職世帯は、
高齢夫婦無職世帯と称しているが、我が家も同じだよなぁ、と私は心の片隅にあるが、
私も実感が乏しいが本音でもある。
          

我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ10年を過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している。

そして我が家は、日常は買い物したレシートなどを、
家内が一週間に一度ぐらいノートに簡単に集計している程度であり、
月末を過ぎた数日後に、私たち夫婦は家計簿の月次決算をしたりしてきた。
                                  
そして家内が支出のそれぞれの区分項目を読み上げて、
私はパソコンの表計算ソフトのエクセルを活用して、入力したりした。

たとえば厚生年金、企業年金などの収入の項目、そして郵便局の個人年金を入力した上、
やがて銀行、郵便局、信託銀行などの残高を入力した上で、
5表ばかり我が家の独自の資産と収支別明細表を作成したりした・・。

もとより社会の少子高齢化の中で、公的年金は増えることなく減少してきたので、
私たち夫婦はお互い趣味の費用を捻出する為に収支の実態を、お互いに確認し、
ささやかに生活を過ごしたく、家計簿の月次決算をしている。
          

過ぎし3月の月次決算を終えた後、世の中の我が家と同じ高齢夫婦無職世帯は、
どのような実態かしら、と思いながら、
総務省から公表されている家計調査の実態をネットで検索したりした。

やがて『高齢夫婦無職世帯の家計収支--2014年--』を見つけて、
こっそりと読んだりした・・。

そして表はくまなく明示されていたが、支出の項目だけは%表示だったので、私は算出し整理した結果、
下記の通りとなった。

◎実収入
   ○社会保障給付・・・190、800円   92・0%
   ○その他・・・・・・   16、547円    8・0%
   ○合 計・・・・・・  207、347円  100・0%、

◎支出
   ○食料・・・・・・・・60、828円   25・4%
   ○住居・・・・・・・・16、045円    6・7%
   ○光熱・水道・・・・・21、075円    8・8%
   ○家具・家事用品・・・9、819円    4・1%
   ○被服及び履物・・・6、945円    2・9%
   ○保険医療・・・・・14、609円    6・1%
   ○交通・通信・・・・26、822円   11・2%
   ○教育・・・・・・・     0円    0・0%
   ○教養娯楽・・・・・25、864円   10・8%
   ○交際費・・・・・・28、739円   12・0%
   ○その他・・・・・・28、499円   11・9%
   ○消費支出・計・・239 485円  100・0%
   
   ○非消費支出・・・・29、422円   
    (社会保険料と税金)    
   ○支出・総計・・・268、907円    

◎収支の差額
   ○不足分・・・・・ 61、560円  
          

このように総務省からの表を加工したが、私は微苦笑を重ねたりした。

収入に関しては、あくまで平均なので、公的年金の社会保障給付が多い方もいれば、
不幸にして公的年金も少ない方もいるし、我が家はほぼ平均額で、苦笑したりした。

支出に関しては、『交通・通信』は自動車の維持費と推測するが、
我が家は自動車もなく、ひたすら歩くことが多く、携帯電話もたった一台しかなく、
平均額よりも少ないが実情である。

『教養娯楽』は私は単行本、新書本、文庫本、月刊雑誌を買い求めているし、
家内との国内旅行をときたま行ったりしているので、平均より4倍は要している。

『被服及び履物』は、家内の指示で程々良き品をデパートで買い求め、
いつまでも長らく着て、やがて普段着、最後は庭の手入れの制服としているので、
平均額よりも高くなっている。

或いは社会保険料と税金は、平均より高いわ、と家内は言ったりしている。

この他の支出項目は、ほぼ平均額となり、結果的には不足分は毎月平均として10万円となり、
程ほどの貯金から取り崩しているが我が家の実態となっている。
          

こうした中で、私は昨今夢想することがある。

私はコンバクトのデジカメを所有しているが、技巧もない癖に、
一眼レフの中級品の本体に、ズーム28~300ミリぐらいのレンズで撮ったならば、
圧倒的に鮮明に表現できる、と夢を重ねたりしている。

しかしながら35万円を要するので、小心者の私は家内には言い出せないのである。

家内からすれば、この代金があったなら国内旅行に行きましょう、
或いは老後の資金を確保していないと大変ょ・・と言明されることが予測されるので、
こうした言葉に、これからの日々を案じると、私は何よりも弱いのである。

やむなく私は老ボーイなのに、夢をみることは貧富に関係ないよね、と苦笑したりしている。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする