夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

好奇心をなくしたら、私の生きがいはない、と思いながら早や60数年が過ぎて・・。

2015-04-22 14:51:19 | ささやかな古稀からの思い
私は年金生活の70歳の身であるが、平素の買物専任者の私は、いつものように午前中のひととき、
家内から依頼された品を求めて、スーパーに向う途中、少し遠回りをした・・。

この時節は私の好きな花木のひとつ花水木(ハナミズキ)が満開になったかしら、
と気になり、足早に向かったりした・・。

確か8年前の頃に、偶然に花水木(ハナミズキ)が咲いていた所に、私は魅せられて、
愛(め)でてきた所であった。
          

私は花水木(ハナミズキ)の花に、長らく見惚(みと)れながら、今年も逢えたねぇ、と心の中で呟(つぶや)いたりした・・。
          

そして再び歩きだすと、車路と歩道の境界線にも、花水木(ハナミズキ)の花が咲いて、
私は微笑んだりした。
          

やがて歩きだしながら、私は幼年期から好奇心が旺盛だったなぁ、と独り微苦笑をしたりした。


私は農家の三男坊として生を受けたのは、1944年(昭和19年)の秋であり、
私が地元の小学校に入学した1951年〈昭和26年〉の春の当時は、
祖父と父が中心となり、小作人だった人たちの手を借りながら、程々に広い田畑を耕したりしていた。
そして宅地の周辺に竹林、雑木林を維持管理していた。

こうした中で、田んぼの中には小川に流れたり、ある処には湧水(わきみず)があったり、
この近くに150坪ぐらいの半反程度の広さの蓮(ハス)専用の水田があった。
          
幼年期の私は、何かと湧水(わきみず)に魅せられて、
夏も冬も変ることコンコンと湧き出る水を不思議に思ったりしていた。
そしてこの湧水(わきみず)は、田んぼの中央に流れる小川に流れていった。

初夏になると湧水(わきみず)の周辺は、夏のお盆に使う朱紅色したミソハギの花が咲いたりしていた。
          
            ☆昨年の7月23日に近くの『水生植物園』で撮った☆

私は湧き水を観るのが好きで、春の季節であっても、冬の時節に於いても
コンコンと湧き出る水を、どうしていつまでも湧いてくる、と不思議そうに眺め、飽きることがなかった。

後年、私が結婚した後、家内と湧き水を観に旅行をしたりした。
富士山の伏流水が湧き出る三島郊外の柿田川、或いは忍野八海の湧き水を観に行ったりした。

或いは伊豆地方の湯島に宿泊した時、湯ヶ島にある山葵(わさび)が植えられている処があり、
杉木立の斜面の外れに湧き水があった。
小さな湧き水が四箇所あり、コンコンと湧き出て、やがて小川となっていた。


蓮(ハス)専用の水田に関しては、7月の下旬の頃になれば、蓮の花は莟(つぼみ)となり、
やがて8月の初めに私の住む地域はお盆を迎えるので、祖父か父が6本前後採ってきた・・。

そして私は祖父に懇願して、大きな葉をひとつ貰ったりした。
私はこの大きな葉に水を少し入れると、水玉になり、陽射しを受けると、
キラキラと水玉が輝きを帯びたりするので、幼児なりに魅了されて独り楽しんでいた・・。

そして泥だらけの中で、どうしてあんなに綺麗な白い花が咲くの、と子供心に不思議に思ったりした。
          
            ☆昨年の7月23日に近くの『神代植物園』で撮った☆
          

こうした中、父や母にコンコンと湧く湧水(わきみず)とか、
泥だらけの中で育ち、綺麗な白い花が咲く蓮(ハス)の花に、どうしてなの、と困らせたりした。


やがて高校生の時に、世界史を学んだりすると、
ローマ帝国とかモンゴル帝国の歴史上稀に見る広大な地を占領できたこと、
そして滅亡してしまったことなど、どうしてなの、と私は長らく思考したりした。

或いは後年、日本は第二次世界大戦で敗戦後、
国際連合軍の占領下で、日本は大きく変貌させられた事態を、
私なりに、どのような変わり果てたか、今でも課題となっている。


私たち夫婦は国内旅行が好きで、幾たびか各地に旅を重ねたりしてきた・・。
そして観光ホテルなどで滞在して、周辺の里山の道、街はずれ、街中を歩くことが多い。

未知の景観を学びたく歩き廻ったりしているが、予期した以上の風景にめぐり会えることが多く、
百聞は一見に如(し)かず、だよねぇ、と私は家内に言ったりしてきた。
          

私は齢ばかり重ねた身であるが、何かと幼年期からは、
好奇心をなくしたら、私の生きがいはない、と思いながら早や60数年が過ぎている。


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