夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときおり『おひとりさま』になる私、平素の日常生活から大幅に変貌し、独り微苦笑して・・。

2015-11-13 14:57:03 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の老ボーイの71歳であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
こうした中で、家内は昨日の12日より2泊3日の予定で、独り住まいの家内の母宅に行っている。

私たち夫婦の両親は、家内の母だけとなり、
私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間は要する千葉県の八千代市で独り住まいの生活をされて、早や12年目となっている・・。
       
こうした中で、家内の母は自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で母宅に泊りがけで行っているのが、
ここ11年の恒例のようになっている。

そして家内は殆ど毎夜、家内の母の本日の出来事と安否状況を確認する為、
電話連絡をしている。
          

こうした上 家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、まもなく杖(つえ)を突く身となって、
『要支援2』となっている。

こうした中、整形外科、内科、眼科に通院している中、
過ぎし6月頃から膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査、治療が加わり、
家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなっている。

昨今は家内の妹も支援に加わって頂き、
以前のような7泊8日前後から短めの駐在期間となってきたが、
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしてきた・・。
          

私は家内より先に、あの世に行くことは漠然としながらも深めているが、
この世の中は、まさかの予期せぬ出来事に遭遇することがあり、
私を残して家内が先き立たつことも考えられるので、
『おひとりさま』の特別演習だ、と自身を叱咤激励して過ごしている。
        
しかしなが平素の私は、家事の全般の料理、掃除、洗濯などは、家内にお願いしていたので、
恥ずかしながら初心者の若葉マークのような身であり、戸惑いながら行っているが、
食事、掃除、洗濯の手抜き簡略などに関しては、
このサイトで幾たびか記載してきたので、今回は省略する。

何よりも家内と共に過ごす平素の生活から、『おひとりさま』の生活をすると、
大幅にペースが変貌しているので、独り微苦笑する時がある。
          

平素は私は7時頃に起床して、家内と共に朝食を8時前後に頂き、
やがて一時間過ぎた頃、家内は、新聞に添付されているスーパーのチラシを見たりした後、
赤のサインペンで丸印を付けたりしている。

まもなくして、この赤丸が我が家の本日の必須の購入品とし、
あとは私が店頭の商品で魅了された品を買い求めてくるのが、我が家の鉄則となっている。

このような我が家の平素の買物パターンで、私は独りで指定された最寄のスーパーに買物に行ったり、
或いは駅前までの片道徒歩20分ぐらいのスーパー、専門店に行ったりしているが、
根がケチなせいか利便性のよい路線バスに乗るのことなく、歩いて往還している。
          
こうした中で、過ぎし5年前の前の66歳の時に、健康診断で糖尿病と診断され、青色吐息となる中、
この後は、食事の改善とひたすら歩いて、やがて半年後には何とか克服してきた。

これ以来、糖尿病の再発防止もさることながら、何よりも怖いのは認知症であり、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
自宅付近から3キロ範囲にある遊歩道、小公園などをひたすら歩くことが多くなっている。

私は歩きながら、うつろう情景に心を寄せ、
過ぎ去った日々に愛惜を深めたり、本日もこうした風景にめぐり逢えたことに感謝をしたり、
季節の移ろいを享受している。
                                                                    
午後から夜の大半は、随筆、ノンフィクション、小説、近代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。

この間、家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、
私は素早く察知して、日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。

そして私の入浴は午後5時半過ぎで、やがて夕食は7時半過ぎとなり、
家内と共に昨今の出来事などを談笑しながら頂いている。

こうしたことを定年退職後の年金生活のペースとして、
冠婚葬祭、懇親会、国内旅行などを除き、
早や丸11年が過ぎて、12年目となっている。
          

しかしながら『おひとりさま』の生活をすると、
朝食兼昼食となったり、ある時には夕食が夜9時半過ぎとなった時もあったりした。

そしてブログの投稿時もまばら時間となり、我ながら戸惑ったりした。

或いは午前中の買物は、二日に一回となり、大半は午後になったり、
散策もサボル時もある。

何より困苦してきたのは、 私は平素は亡き母の遺伝を受けて、男の癖におしゃべりで、
何かと家内と日中に談笑をしているので、
『おひとりさま』の生活をしていると、この世で一番気楽に話し相手がいなく、寂しいのが本音である。

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