夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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突然発生する「急性大動脈解離」、高齢者で高血圧の人で、冬場に多い、私は学び、やがて動顛して・・。

2018-11-18 15:29:49 | ささやかな古稀からの思い

先程、愛読している公式サイトの【 NIKKEI STYLE 】を見ている中、
『 突然発生する「急性大動脈解離」 高血圧の人は要注意  』と見出しを見て、
私は血圧は幸運にも平常範囲であるが、何かと気弱な私は、
突然発生する「急性大動脈解離」・・どのようなことですか、と思いながら精読してしまった。


この記事の原文は、医学ジャーナリストの大西淳子さんの寄稿文であり、
公式サイトの【 日経Gooday 】に2017年7月7日に掲載された記事のひとつで、

関連の公式サイトの【 NIKKEI STYLE 】に再構成されて、2017年7月23日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

              

  《・・突然発生する「急性大動脈解離」 高血圧の人は要注意

2017年7月6日に舞台から転落し、亡くなった俳優の中嶋しゅうさんの死因が
急性大動脈解離だったことが、その後の所属事務所の発表で明らかになりました。

同じ循環器の病気である心筋梗塞や狭心症に比べて、大動脈解離の発生率は低いのですが、
加藤茶さん、石原裕次郎さんは、この病気を発症しながら生還し、
塩屋俊さん(俳優)、大滝詠一さん(ミュージシャン)、立松和平さん(作家)らは残念ながら亡くなった、
といった報道が記憶のどこかに残ってはいないでしょうか。

2015年5月18日には、タレントの大木凡人さんが、
同年1月に大動脈解離を発症して、緊急手術を受けたことを公表しました。

「胸部に突然発生した強烈な痛みに、気絶しそうになりながら119番に電話し、
大がかりな手術を受けて生還した」
という話に、他人事ではないと恐ろしくなった方もおありでしょう。

急性大動脈解離は、前兆といえる症状がほとんどない上に、
発症すれば、短時間のうちに死亡するリスクが高い、やっかいな病気です。
いったん発症したら、治療を受けられる施設に、できるだけ早く「生きて」到着しなければなりません。

              
■【大動脈とは】心臓から全身に血液を送り出す、最も太い血管

大動脈は、酸素を多く含んだ動脈血を心臓から全身に送り出す、体内で最も太い血管です(図1)。

心臓から出る上行大動脈の付け根から分岐した冠動脈は、心臓の筋肉に血液を送ります。
首に向かって延びる上行大動脈は、鎖骨より若干下の位置で弓なりに曲がって(弓部大動脈)、下行します(下行大動脈)。

弓部大動脈から3本の血管が分岐して、頭部と両腕に血液を送ります。
下行大動脈からは胸部の臓器や背骨(胸椎)などに血液を送る血管が分岐しています。

背骨のすぐ前側を下行する大動脈は、やがて横隔膜にあいている穴を通って腹部に至り(腹部大動脈)、
腹部の臓器や下肢に血液を供給します。
腹部大動脈の直径は20~25㎜、胸部大動脈の直径は約25~30㎜もあります。

(C)Alex Antonio Ramirez Arias -123rf(図の左側)


*急性大動脈解離の国際多施設共同登録試験(IRAD)の報告. Peter G. Hagan, et al. The International Registry of Acute Aortic Dissection (IRAD): New Insights Into an Old Disease. JAMA. 2000;283(7):897-903. ** 村井達哉. 大動脈解離と突然死-東京都監察医務院における1,320剖検例の統計的研究-.日法医誌. 1988;42:564-577.

 

■【発生率と死亡率】高齢者、冬場に多い

日本国内のいくつかの地域で調査が行われ、
年間発生率は10万人あたり3人前後であることが示されています。

動脈解離の発症のピークは70代で、発症者の男女比は、中年期には男性が女性の2~3倍ですが、
高齢になるほど、差は縮まります。

発症者は冬場に多く、夏場には少ない傾向があります。
時間的には日中、特に6~12時に多いと報告されています。

日本で行われた調査では、急性大動脈解離で死亡した患者の61%が
病院到着前に死亡していました。

また、急性大動脈解離によって死亡した患者の87%は、
心臓に近い上行大動脈からの出血によって、心臓の動きが妨げられた(心タンポナーデ)ために亡くなっていました。

なお、国内で大動脈解離患者に対して行われた手術の件数は、
2004年は約4000件弱でしたが、2008年は約5000件で、徐々に増加しています。


■【大動脈解離の危険因子】患者の7割以上が高血圧

この病気の直接の原因は、はっきりと分かっていませんが、
危険因子と考えられているのは、高血圧(急性大動脈解離を起こした人の70~90%が高血圧です)、

血管の病気(血管の壁を弱くする先天的または後天的な病気があります)、
妊娠(ホルモン濃度の変化が大動脈壁にも変化を起こします)、
外傷(交通事故で、胸をハンドルで強打した場合などに発生する可能性があります)、
先天的な大動脈弁と大動脈壁の異常、などです。

予防には、日常の血圧管理が非常に重要と考えられています。

なお、遺伝的な病気に起因する大動脈解離の場合には、
近親者にも同じ病気が発生する可能性があります。
心当たりがあれば医師に相談し、CT検査などを受けるとよいでしょう。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに日常を過ごしている。

こうした中、幸運にも私たち夫婦は、年金生活14年の中で、
大病で入院したこともなく今日に至っている。

今回、初めて学んだ「急性大動脈解離」には、何かと気弱な私は動顛させられた。
《・・この病気の直接の原因は、はっきりと分かっていませんが、
危険因子と考えられているのは、高血圧・
・》。

そして突然発生する「急性大動脈解離」により、《・・急性大動脈解離で死亡した患者の61%が
病院到着前に死亡・・。》

ここ数年会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、いずれも大病で入退院を繰り返した後、この世を去ったり、
ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されてきた・・。

そして私は、数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態を震撼しながら学んだりしてきた・・。

              

私は平素、殆ど毎日のように独りで自宅から3キロ範囲にある遊歩道、公園を歩いたりしている。

こうした根底のひとつには、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつのひにか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩くことが多くなっている。

このようなことしか私は、していないが、
果たして・・と今回の『急性大動脈解離』にも勘弁してほしい、と願ったりしている。

コメント
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