午前中のひととき、いつものようにスーパーで買物した時、
二階で洗剤を買い求めて、フロアーの片面にある書籍、雑誌コーナを見たりしていた時、
『一生お金に困らない老後の生活術』と題された新書本を見かけた・・。
私は年金生活15年生の身であるが、遅ればせながら学ぼうと思い、講読することにした。
この本は、聖路加国際病院精神腫瘍科部長で精神科医の保坂 隆(ほさか・たかし)さんが著作され、
『~精神科医が教える~ 一生お金に困らない老後の生活術』(PHP研究所、2016年5月20日、発刊)である。
やがて私は、午後のひととき、読み始めた・・。
こうした中で、『解説』を読んだりした。
《・・「老後破産」、「下流老後」・・・。
超高齢化社会が進む日本で、老後を心配するのは、至極当然のことです。
しかし、同じ老後でも、自由な時間を積極的に楽しんでいる人もいれば、
時間をもてあまして退屈している人もいます。
また、つつましい暮らしでも明るく過ごしている人もいれば、
使い切れないほどのお金を持ちながら、不安でたまらないという人もいます。
そんな生き方を分けるのは、生活条件や環境よりも、考え方やもののとらえ方です。
老後の生き方の指南書で人気が高い著者が、精神科医の視点から発想の切り替え方や生活習慣のつけ方など、
すぐに取り入れられる内容を具体的に紹介。
お金の使い方と人生の歩み方を考え直し、充実した老後を過ごすための必須本です!・・》
このような解説を読み、
特に《・・生き方を分けるのは、生活条件や環境よりも、考え方やもののとらえ方です・・》、
こうしたことを読み、確かにそうですよねぇ・・と私は微笑んだりした・・。
この本は、4章に分かれていて、各章のタイトルには、
『お金を活かして使う』、
『健康と安心はお金では買えません』、
『「断捨離」を徹底すれば心が満たされる』、
『自分の人生は自分のものだということを忘れない』、
こうした年金生活の指針が、あますことなく明記されている。
私は民間会社に35年近く奮戦して2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めた身である。
そして私は定年退職まで、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
予測した以上に、私なりに年金生活を享受している。
過ぎし4年前に70代を迎えてからは、心身共に自立し健康的に生活できる健康寿命を意識して、
確かな『生きがい』と『健康』、そして『気力』を持続できるようにと願いながら
プラス思考で過ごしているのが実態となっている。
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。
私の年金生活の詳細は、幾たびもこのブログで公表してきたので、今回は省略する。
本書は、《・・精神科医としての立場から、中高年の方に向けて、
老後にお金の心配をしなくて済むための、心の持ち方や暮らし方をアドバイスします。・・》と明記されているが、
年金生活15年生の私でも、多々教示されたり、或いは確かにそうですよねぇ・・と共感させられることがある。
こうした多彩な内容が明示され、特に定年退職時の前の50代の御方で、
不安にセカンド・ライフをめぐらしている御方には、安堵させられたり、
光明を下さる内容である。
或いは年金生活の中、戸惑っている御方にも、読んで頂きたい本書である。