夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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超高齢化社会の課題! 「幸せ」と「景気回復」を叶える切り札、高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2018-11-26 15:02:09 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している暮らしとお金を考える公式サイトの【ファイナンシャルフィールド】を見ていたら、
『 超高齢化社会の課題!
       「幸せ」と「景気回復」を叶える切り札とは? 』と題された見出しを見てしまった。

私は年金生活の15年生の身であるが、「幸せ」と「景気回復」の相関関係を学びたく、
記事を精読してしまった。

この記事は、ファイナンシャル・プランナー、不動産鑑定士、中小企業診断士などをされている村田 良一さんの寄稿文であり、
【ファイナンシャルフィールド】に2018年11月25日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・超高齢化社会の課題! 「幸せ」と「景気回復」を叶える切り札とは?

2018年3月に国連から発表された「世界幸福度ランキング」によると、
わが国は昨年より3つ順位を落とし、54位という結果でした。


このランキングは世界156カ国で、約1000人の国民を対象に、
「所得」、「健康と寿命」、「社会支援」、「自由」、「信頼」、「寛容さ」などの要素を基準に調査を行い、
その結果に基づき作成されたものです。


その中でも、今回は「健康と寿命」に着目してみたいと思います。

人生100年時代による「長生きリスク」が取りざたされるなか、
国が私たちの「健康寿命延伸」に向けて動きはじめています。

健康の維持だけでなく、景気も明るくすると言われるこの取り組みについて、確認してみましょう。

              

☆日銀を悩ませる正体は「健康不安」!?

2013年4月以来、黒田日銀総裁はCPI(消費者物価指数)を2%程度上昇させることを目標に、
マイナス金利政策などの異次元緩和を続けています。
しかし、5年強経った今でも、ゴールは見えません。


いくらおカネを市場へ供給しても、物価が上がらないという金融政策の限界については、
「デフレの正体-経済は『人口の波』で動く」(藻谷浩介・著)の中で指摘されています。

1996年を境に生産年齢人口(15~64歳)の減少が始まり、
不動産や耐久消費財などの内需が縮小し続けるため、
従来型政策では、効果が出ないとのことです。


また、2016年末で3350兆円を超える国富(正味資産)のうち、
8割近くとなる2574兆円は、家計部門が保有しています。
その大半が、60歳以上の世代に偏在することも課題です。※1


なぜなら、この世代の6割は「病気・介護の備え」を貯蓄目的としており、
ほとんどが退蔵されてしまうためです。※2

              

☆「健康寿命延伸」に向けた取り組み

さらに最近では、人生100年時代が言い立てられ、
病気・介護に伴うQOL(生活の質)の低下や、
生活費負担増といった「長生きリスク」も意識されるようになりました。

結果として、財布の紐は締まるばかり。


そこで、本人も景気も明るくする積極策「健康寿命延伸」についてご紹介してみたいと思います。

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。
平成28年の健康寿命と平均寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差があります。

もし、この開差を縮めることができれば、
不安に駆られた貯金や、社会保障負担増による国民皆保険制度破綻リスクを抑えることができます。


そのため、官民挙げて、先導的な取り組みが試行されています。
特に「運動」、「食事」、「社会参加」の3つを連携させることで、
科学的データに基づく、高い延伸効果を示せるようになりました。

例えば平成29年国土交通省公表ガイドラインでは、
「歩行による医療費抑制効果」として1日一歩当たり最大0.061円になることが紹介されています。


ここで、注目すべきは、スマホ、活動量計、体組計などを連携させたIoT技術の活用です。
今後、このような技術の活用は、ますます普及することが予想されます。

              

1.健康増進型生命保険 

  疾病リスク自体を低減させるために、歩行やスポーツジム利用、人間ドック・検診受診率向上を図り、
  保険料自体を変動させる民間保険。
  主な商品は以下の通りです。


   ・東京海上日動あんしん生命保険「あるく保険」
   ・住友生命保険「Vitality」
   ・アフラック「健康応援医療保険」
   ・第一生命「ジャスト」

2.健康ポイント事業
  国民の3割が、ジム通いやジョギングに励む、健康志向層です。
  残り7割の無関心層に焦点を当て、まずはインセンティブにより活動参加を促し、
  科学的に効果を実感してもらった後に、自発的継続に繋げることを意図した自治体による歩行奨励事業。


2015年頃から全国の都道府県で実施されているため、居住地市町村HPで確認されることをおすすめします。

参考資料
※1 平成30年1月17日内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部
※2 内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

記事を読み終えた後、私は多々教示されながらも、やがて微苦笑を重ねてしまった・・。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、程ほど貯金を取り崩しながら、
ささやかに過ごしている。

こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに独り住み、
私より14歳年配で88歳の身となっている。

ここ5年、長女の家内は、家内の母は骨粗しょう症と筋力低下、と診断され、
リハビリで近くの病院に行ったりし、家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。
    
このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は5泊6日前後で家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごしている・・。

                            
今回の記事で、各国の『幸福度』に関しては、
それぞれの国のお住まいの御方自身が、心の持ちようで左右されることであり、
私自身は、定年退職するまでの半生まで、何かと悪戦苦闘が多かった人生航路を歩んだ為か、
年金生活を14年過ごしてきたが、予測した以上に、私なりに年金生活を甘受している。


「人生100年時代」に関しては、過ぎし11月初旬に、公式サイトの【 現代ビジネス 】に、
寄稿された沢田 浩さんに、明確に教示されて、微苦笑をさせられたりした。
この中の一章を転載されて頂く。

《・・(略)・・厚労省や、総務省の公表資料からひも解くと、今年2018年に100歳を迎える人は、
3万2241人(男性4453人、女性2万7788人)。

いずれも、1918年生まれの人たちだが、その年の出生数179万1992人から導くと、
実際に100年を生きる人の確率は、実に1.8%。

うち、男性は0.49%。
つまり、1000人に4~5人しか、100年を生きられないということだ。

3万人近くが100歳を迎えた女性の場合でも、3.167%。
多いといっても、100人に3人ほどである。


現在の日本の総人口1億2600万人に対する構成比では、100歳以上はわずかに0.1%である。
日本の将来人口推計では、この比率が2040年には、0.3%と3倍となる。
その推移からすると、2040年に人生100年を迎えるであろう人も、現在の3倍くらいにはなるだろう。

男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱。
これが「人生100年時代」の本当の実像のようである。
・・》

もとより人それぞれ心身溌溂と自助努力をされて、お過ごしであるが、
何かとプラス思考の私でも、こればかりは神様か佛様の采配で、
あの世に旅立たれる、と私は感じ深めているので、「人生100年時代」には苦笑したりした。

              

それまでの最大の難題は、
やはり《・・健康寿命と平均寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差・・》である。

私は小心者の為か、『健康寿命』=『平均寿命』を秘かな目標としている。

過ぎし4年前に70代を迎えてからは、心身共に自立し健康的に生活できる健康寿命を意識して、
確かな『生きがい』と『健康』、そして『気力』を持続できるようにと願いながら
プラス思考で過ごしているのが実態となっている。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。

いつの日にか身体が突然に悪化して、数日後に、この世とお別れてきるのが念願であるが、
果たして・・と思ったりする時がある。

私は根がケチな為が、知人などジムに月8000円前後支払って、身体を鍛えているが、
私は自宅の周辺にある遊歩道、公園などを殆ど毎日歩き、移ろう情景を鑑賞したりしている。

そしていつの日にか介護施設にお世話になるのは、自身の日頃のささやかな願いを制約されるし、
多額に費用が要するので、勘弁してねぇ・・と願いながら、歩いたりしている。

このような深情を秘めた私は、今回の自治体の前向きな努力、
そして健康増進型生命保険の紹介などは、微苦笑を重ねている。

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