夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

スマホを落とした時の怖すぎる2つのリスク、スマホも使えない私でも学び、動顛させられて・・。

2018-11-10 12:40:27 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【 東洋経済オンライン 】を見ている中、
『 スマホを落とした時の怖すぎる2つのリスク 』と見出しを見てしまった・・。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、我が家はインターネットに関して、固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
私は据え置き型のパソコンを利用している。

そして私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
ましてスマホと省略されているスマートフォンも使えなく、
家内だけは、遅ればせながら一昨年の春以来、携帯電話を買い求めて利用している。

              

ここ5年ぐらい殆どの高齢者の御方でもスマホを活用している時代、
世の時流から取り残された私は、ボケないうちにスマホを購入して、災害時の備え、
私が認知症の初期状態になった時のお守り代わりに必要かしら、と思案する時もある。

こうした思いのある私は、『 スマホを落とした時の怖すぎる2つのリスク 』・・、
どのようなことなのですか・・と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、ITジャーナリストと名高い高橋 暁子さんの寄稿文であり、
ネットの【 東洋経済オンライン 】に
2018年11月10日に配信され、
無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。

《・・スマホを落とした時の怖すぎる2つのリスク

              

(略)
実際にスマホを落としたときに、どのようなリスクがあるのか。

■スマホ紛失で約300万円使い込まれた人も

リスク1:多額の不正利用

2012年にAさんは、スマホを紛失した。
彼はその直後に携帯電話会社に連絡したうえで、警察に遺失物届を出した。

だが携帯電話利用停止後に、151回にわたり合計291万9000円もの不正使用をされてしまった。
電子マネーをチャージできるサービスを利用していたのにもかかわらず、
サービス提供会社に利用停止の連絡を見逃してしまったからだ。

信用情報のブラックリストへの記名を恐れたために、一度は請求された額を支払ったAさん。
しかしその後、彼はクレジットカード会社と電子マネーサービス提供業者に対して、
不当利得返還請求権に基づき、291万円と遅延損害金の支払いを求めた。


2016年8月、東京地裁で判決が出て、被害額の大半は、Aさんに返金された。

判決において、電子マネーサービス提供業者が消費者に対して、
「携帯電話会社に紛失届と使用停止の手続きをしただけでは、電子マネーの不正使用を停止できないこと」、
「電子マネーサービス提供業者にも、同様の届け出が必要であること」
をまったく告知していなかった点に、過失があるとされたからだ。

現在は、電子マネーサービス提供会社のホームページにも
紛失の際に届け出が必要ある旨が明記されているため、
今後似たような被害に遭っても、返金されない可能性が高い。


不正利用される可能性のあるものに、モバイルSuicaや、おサイフケータイ、
Apple IDやGoogleアカウントなどがある。
特にオートチャージ機能を利用している場合、被害額が大きくなる恐れもある。


万一スマホを落としてしまった場合は、
サービスを利用している電子マネー業者に連絡して、利用停止手続きをするほか、
クレジットカードなどの明細は、必ず確認したほうがいいだろう。


              

リスク2:個人情報の大量盗難


スマホを落とすと、大量の個人情報が、見ず知らずの他人の手に渡るリスクもある。
私の友人であるB子さんの娘も、スマホを失くしたことで同様の被害に遭った。


「ある日、私の友人から急に『お子さんからLINEで変なメッセージがきた』
と連絡がきました。

警察に届けた後に、携帯会社に連絡して利用を止めたけれど、
スマホには娘の写真もたくさん入っているので、その後も安心できませんでした」
と、B子さんは当時を振り返る。

結局、B子さんの娘のスマホは、見つからず買い直すことになった。

後日、彼女は偶然、娘の写真が「かわいい小中学生の女の子」とまとめサイトに
掲載されていることを知ったという。

写真が流出していることを知って、相談機関に相談して、削除依頼を送ることになったそうだ。


「掲載されている分は、削除できたはずですが、
知らない人が、娘の写真をまだ所持している可能性もあります」
と、B子さんはいまだに不安を拭えていない。


このようにスマホを落とすと、様々なリスクが身に及ぶ可能性がある。
スマホは、名前や電話番号、写真や動画、メールなどが記録されている“個人情報の塊”だ。

もしアプリを通じて、SNSにアクセスされたら、さらに多くの情報が盗られてしまうだろう。
たとえばFacebookでは、本名、顔写真、居住地、出身校や勤務先、交友関係などだけでなく、
メッセージの内容も筒抜けとなってしまう。

自宅や勤務先を特定して待ち伏せをされたり、
アカウントを乗っ取られて、プライベートな写真が流出したりということも起きる可能性もある。


              

■「端末紛失対策アプリ」を活用しよう


では、上記のようなリスクに対して、どのような対策を取ればいいのだろうか。

基本的なことだが、スマホの画面ロック機能は、必ずオンにしておこう。
それだけでスマホの内容を盗み見られるリスクがかなり抑えられる。

その際、パスワードは推測されにくいものに、しておくことが重要だ。
あるいは指紋認証や顔認証などにしておけば、セキュリティ強化に役立つだけでなく、使いやすい。


同時に、紛失対策アプリを設定しておくことといい。
iPhoneなら「iPhoneを探す」は必ずオンにしておき、
Androidなら「端末を探す」アプリをインストールのうえ、
「位置情報」と「端末を探す」をオンにしておくことだ。

これによって端末の場所を地図上で確認したり、ロックしたり、
データを遠隔消去することができるようになる。

 日頃からデータは、バックアップしておくほか、ログインが必要なサービスはID、パスワードなどを
ブラウザなどに記憶させないことも大切だ。

またLINEは、パソコンでも利用できるようにしておくと、
いざというときに連絡がとれなくなる心配もなくなる。


              

■それでも紛失したらすべきこと


ただし、いくら対策をしていても、スマホを紛失してしまうことはある。
そんなときはどうすればいいのか。


まず店や乗り物など心当たりの場所に問い合わせ、それでも見つからなければ、
前述の紛失対策アプリで、端末のある場所を調べて、スマホを取り戻すように最善を尽くそう。

iPhoneの場合は、パソコンなどのブラウザからiCloudにログインすることで、
失くしたiPhoneを「紛失モード」に設定できる。
紛失モードを使えば、ロックをかけたうえで連絡先を表示させられる。

続いて警察に遺失物届、キャリアや電子マネー業者に、利用停止の連絡をしよう。
念のため、スマホに入っていたGoogleアカウント、Apple ID、LINEやFacebookなどのSNS、
メール、ネットショップのIDやパスワードは、変更しておくと安心だ。



もし先程説明したiPhoneやAndroidの端末を探す設定をしていなくても、
実はキャリアには、紛失・盗難サービスが用意されている。

回線を一時停止するほか、キャリアによっては端末にロックを掛けたり、端末の位置を検索したり、
遠隔でデータ消去なども可能なので活用しよう(一部有料サービス。事前に加入の必要あり)。

スマホを紛失すると金銭的な損害だけでなく、
個人情報が流出すると身の上に被害が及ぶ可能性もある。

気をつけていても紛失・盗難は誰の身の上にも起こりうることだ。
事前に紛失対策アプリを設定するなどの対策を行っておくことが鍵となるので、
この機会にぜひ設定してほしい。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

私はスマホに関しては、多彩な機能があることは学んできたが、
今回、ITジャーナリストと名高い高橋 暁子さんの寄稿文で多々教示されながら、
スマホを落とした時のリスクに、動顛させられたりした・・。

たまたま私たち夫婦は、昨年の秋に仙台市の郊外にある作並温泉の旅路をした。
そして帰路、仙台より東北新幹線に乗車した。

やがて私の斜め前に座っている40代のビジネスマンが寝付いていて、
スーツから、スマホが落ちて座席の下に落ちてしまった・・。

私はサラリーマンの御方は過酷な勤務で、せめて新幹線の車中で少しでも休息していると思われたが、
スマホも使えない私でも、多彩な機能で必要不可欠の情報が記憶させていると思われて、
私は少し歩いて、スマホを拾いあげて、このビジネスマンを揺り起こしてしまった・・。

『お疲れの所ですが、貴方様のスマホ・・床に落ちて・・』
と私は言いながら、スマホをビジネスマンに手渡した。

このビジネスマンは少しボンヤリとしていたが、事態に気づき、
私に丁重に、ありがとうございました、助かりました、
このような意味合いの言葉を私は言われたりした。

              

このようなささやかなことを私は思い馳せたりしたが、
確かに今回、高橋 暁子さんが明言されたようにスマホは“個人情報の塊”でもある。

私は、いつの日にかスマホを買い求めた時は、散策の時にデジカメをネクタイのように、
首回りからストラップを垂らしてデジカメを活用しているが、
これと同じようにすれば、失くすこともないよなぁ・・、と思ったりしている。

コメント
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