先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWポストセブン 】を見ている中、
『 熟年夫婦のストレス緩和策 朝ドラ視聴、週末農作業など 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。
そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や15年となっている。
このような我が家でも、《・・熟年夫婦・・》っても照れ臭いが、
《・・夫婦のストレス緩和策・・》って、朝ドラ視聴、週末農作業もしないが、
どのようなことなのょ・・と好奇心に負けて記事を読んでしまった。
この記事の原文は、『週刊ポスト』の2019年6月21日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 NEWポストセブン 】に6月13日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・熟年夫婦のストレス緩和策 朝ドラ視聴、週末農作業など
長年連れ添った夫婦でも、時として息苦しさを伴うことがある。
熟年夫婦のストレスを緩和するためには、「絶妙な距離感」と「生活の工夫」が必要だ。
夫婦で寝室を別にする「夫婦別寝」の効果が高いことは、すでに広く知られている。
いびき、歯ぎしり、寝相の悪さ・・・などといったパートナーによるストレスから距離を置くことができる。
夫婦問題研究家の岡野あつこ氏がいう。
「老後の生活は、思った以上に長い。
熟年夫婦にとって、適度な距離感を持ってパートナーと接することは、
夫婦関係を良好に保つうえで何より重要です。
とはいえ“お互いの自由を尊重しよう”と、何もかもを別々にしていては、
かえって夫婦仲を冷え込ませてしまうことになりかねません。
お互いが心地良く過ごせる境界線を見つけ出す必要があります」
◆共通の話題で盛り上がれる「朝ドラ視聴」
最近はテレビも1人1台が当たり前。
元公務員のAさん(67歳)も、普段は1人でプロ野球やゴルフ中継を楽しんでいるが、
NHKの朝ドラだけは、夫婦で一緒に観るように心がけている。
「この歳になると、妻との話題といえば、老親の介護やらこの先のお金の心配やら、現実的で暗い話ばかり。
ニュースをつけても、老人の暴走運転やらでいたたまれなくなる。
その点『なつぞら』のような明るい朝ドラなら、他愛もない話で夫婦で盛り上がれる。
家族についての考え方や昔の思い出を語り合うきっかけにもなる。
毎日のたった15分が、私たち夫婦にとっては大事な時間です」
◆収穫が夫婦の楽しみになる「週末農作業」
経済評論家の森永卓郎氏は、群馬県内に畑を借りており、週末ごとに農作業に汗を流すことも多い。
「妻はしょっちゅう『なんでわざわざ遠いところに行って、農作業しなきゃいけないの』
と文句を言っていました。
まあ、最初は無理矢理付き合わせた感じもありますね。
ただ、収穫の時期が近づくと、夫婦揃って楽しみで仕方がない。
畑のおかげで夫婦の会話が増えました」
◆雑念なく作業ができる「1人1台」のパソコン
仕事をしていたときは、会社ではパソコンは1人1台。
だが、自宅では夫婦共用だったため、元旅行代理店勤務のMさん(66歳)は、
定年後、自分専用のパソコンを購入した。
「定年前は、共有のパソコンをいじることは、ほとんどなかったんです。
調べ物をしようとパソコンをいじっていたら、
デスクトップに妻が友人と旅行に行ったときの写真ファイルが乱雑に保存されているのが
どうしても気になってしまって、集中できないんです。
別に妻に見られちゃいけないものがあったり、浮気しているわけではありませんよ。
パソコンにロックもかけてません。
でも、自分専用のパソコンがあるのは落ち着くんです」
一緒にいるからできることもたくさんあるが、
夫婦で別々だからこそ、かえって心地よさが際立つこともある。・・》
注)記事の原文をあえて改行を多くした。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、2人だけで第二人生の歳月を過ごすので、
結果としては定年後の長い人生は、お互いの趣味を尊重して、堅実な生活を過ごせば、
年金生活でも何とかなると、定年後に多々の理由で年金生活を始めたりした・・。
そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。
そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言したりした。
或いは昼食だけは、お互いに制約することなく、自由な時間で、
お互いに殆ど我が家で、きままに食べたりしている。
そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、 或いは音楽も聴いたりしている。
こうした中で、家内は料理、掃除、洗濯などを従来通りしてくれるので、
せめて家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、私は素早く察知して、日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。
そして人だれしも長所、短所はあるが、 私は短所の方が多いので、
家内の短所には目をつぶり、長所を伸ばそうと心がけてきた・・。
家内は料理、洗濯、掃除などを積極果敢にする専業主婦の優等生であるが、 血液型A型となっている。
そして我が家では一年に数回、私はB型、家内はA型の為か、 ボタンの掛け違いのように差異が発生し、
険悪になることもある。
やがて私は、映画、文學、音楽に関しての粗雑なコメント以外は、
私たちの人生に大勢に影響がないと判断して、 いつまでも心のわだかまりを残すことは、夫婦としてよくないと思い、
15分以内に妥協して、 『ボクが悪かった・・XXちゃんのおしゃる通りです!!』 と家内の前で、
私は床に伏して詫びたりしている。
このように我が家は家内安全となり、離婚などは無縁である、と私は微苦笑したりしている。
こうした中、私たち夫婦の年金生活を、ご近所の方の奥様たちが見かけて、
あなたたちは仲良し恋しねぇ、と社交辞令のお世辞を頂くこともある。
しかしながら日常生活の実情は、私は家内のことを、婚約する前の頃から、『XXちゃん・・』と呼んでいるが
家内は日頃の多くは、私のことを『あなた・・』と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで、『XXクン・・』と苗字で呼ぶこともある。
過ぎし2004年(平成16年)の秋、年金生活を始めてまもない頃、
私は家内から依頼された買物の購入品などで間違えたりすると、
『ボケチィンねぇ・・』 と家内は笑いながら、私に言ったりした。
この日以降、私が何かで日常生活で失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』とか、 ある時は『ダメオ(駄目夫)クンねぇ・・』
と家内は微苦笑しながら、私に言ったりしている。
私たち夫婦は年金生活を過ごして、早や15年目になっているが、
40数年寝食を共にしてきた結婚生活の中で、幾重かの人生の荒波を乗り越えてきたが、
ここ14年過ぎた年金生活は、定年退職するまで何かと悪銭苦闘が多かった為か、
予測した以上に安楽の日々を過ごしている。
尚、私はテレビの連続ドラマは、時間が拘束されるので殆ど視聴しないので、
NHKの朝ドラは、殆ど家内が居間で視聴してきたが、私は付近で主題歌だけ聴いたりしている。