夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

定年後の健康状態の良好の秘訣は、“外出と会話”、74歳の私は学び、やがて微笑み返し・・。

2019-06-06 12:36:17 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 ファイナンシャルフィールド 】を見ている中、
『「定年後は何をしたい?」 定年後の居場所探しのポイント 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして 雑木の多い小庭の中で、築後40年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
自動車もない稀(まれ)な家となっている。
        

              

私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

やがて定年退職時になると、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまった。

このような拙(つたな)いサラリーマン航路である上、 そして定年退職するまで半生期は、
何かと卑屈と劣等感にさいなまれながら、 ときおり敗残者のように感じることも多く、
悪戦苦闘の多かった歩みだったので、 せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めて、
早や15年生となっている・・。
 
                         

私が年金生活の当初から、我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言し、
家内から依頼された品を求めて、 独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、
買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。
このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。

例外として、家内のボディガード、お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、国内旅行、懇親会、冠婚葬祭などで小用がない限り、定年後の丸14年を過ごしてきた。

こうした散策することは、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

そして
私は定年後に年金生活の始めた直後、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、 或いは音楽も聴いたりしている。  

このような年金生活をしている私は、
今回の《・・「定年後は何をしたい?」定年後の居場所探しのポイント ・・》、
定年後の定年迷子のような御方の羅針盤の記事かしら・・と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定の宮﨑真紀子(みやざき・まきこ)さんの寄稿文であり、
公式サイトの【 ファイナンシャルフィールド 】に2019年6月5日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・「定年後は何をしたい?」 定年後の居場所探しのポイント

 

「定年後は何をしたいですか?」の質問に、返ってくる答えの代表は「旅行」です。
しかし、一通り旅行を楽しんだら、その後は?自分の居場所を作ることは、
シニアの生活にとって重要課題です。

一例を見ながら考えてみましょう。

               


☆地域密着型の居場所は必要

63歳の会社員Tさんが、会社OBの先輩達に会うと、度々受けるアドバイスがあるそうです。
それは「出来るだけ長く働いた方が良いよ」だそう。

これは経済的な理由もありますが、
むしろ“暇をもてあそんで、退屈している”という先輩諸氏の本音があるようです。

もうすぐ65歳を迎えるSさんは、2年ほど前から定年の準備を始めました。
準備内容は2つです。

 (1)資格の取得:これまでの経験を活かせる仕事を模索する中で、資格取得の必要性を感じたそうです。
     また系統立てて勉強することで、これまでバラバラに思えた知識の整理が出来て良かったとのこと。
    これらを自分の強みとして活かしていく方法を、さらに探っている最中です。

 (2)地域のネットワーク作り:彼は仕事一筋の会社人間でしたので地域活動に縁がなかったのですが、消防団に入ることにしました。
     命に関わることですので、講習会や装備を付けての訓練など戸惑いもあったようですが、
    “初めての経験”を語るSさんは雄弁でした。

   地元に知人が増えたことは、災害時の安心に繋がります。
   ご近所の懇親会に参加する機会を得たことで、交流の枠が広がっているようです。  

              

☆公共施設で情報収集

消防団は無理でも、何か地域の活動に参加することで、ネットワークを広げることは出来ると思います。
身近な事例として、シルバー人材センターやボランティア活動をするのも一案です。

著者は実家の庭木の剪定を、シルバー人材センターにお願いしています。
依頼する側も、担当者が近隣の方という安心感があります。

地域によって提供しているサービスは違いますが、
庭木の剪定・大工工事・裁縫・翻訳・パソコンなど特殊技術や専門技能を要するもの以外に、
簡単な作業もあります。

これまでに培った経験を活かす機会が見つかると思います。
先日、大田区社会福祉協議会の方と話す機会がありました。
今年度、組織改正が行われボランティアセンターがスタートしたそうです。

ボランティアは主に、高齢者施設などで活動するのですが、募集の内容は多岐に亘っています。
楽器の演奏・歌の披露・踊りの披露・話し相手、これらの募集が多いことに少し驚きました。

他に囲碁や麻雀のお相手や、絵画・書道を指導できる人も求められています。
趣味を披露することで喜んでもらえる、これはボランティアする側も楽しいのではないでしょうか。
 
図書館や公民館などの公共施設に置かれているチラシには、地域の耳寄りな情報が盛りだくさんです。
もちろん、ネットで検索も出来ます。
参加したくなるイベントが見つかるかもしれません。  

              

☆健康状態良好の秘訣は“外出と会話”

内閣府「高齢者の健康に関する調査(平成29年度)」によると、
社会的な活動への参加の有無を健康状態別にみると、
健康状態が「良い」、「まあ良い」、「ふつう」とする人では、3割以上が社会的な活動に参加していたのに対し、
「あまり良くない」では20.3%、「良くない」では11.5%と低くなっています。

ここでの「社会的な活動」は、自治会や町内会の活動、地域安全や子育て支援、
その他のボランティアや社会奉仕活動、お祭りなどが選択肢となっています。

 団塊の世代が退職して数年たちます。
リタイアメント後の過ごし方が、話題になることも増えました。
寿命が延び、還暦世代はライフプランの見直しが必須となっています。 

「現役を退いて“余生”を過ごしています」、
「年金生活なので細々暮らしています」なんて、とんでもありません。

活動範囲を狭めると、健康的ではありません。
有償・無償を問わず、活動的な毎日を過ごすことが、健康に繋がります。
これは医療費の節約になります。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

記事を読みながら、私は微笑んだりした・・。

私は我が家の買物の責務を終えて帰宅した後は、
やはり独りで自宅周辺の3キロ範囲を歩くことが多くなっている。

           

こうした中、付近に流れている野川の両岸にある遊歩道を歩いたり、
或いは小公園、小学時代に通学した旧市道を歩いたりしている。

ときには最寄駅の商店街に立ち寄り、知人と談笑したり、
都立の神代植物園に遠征したりすると、中学時代の同級生に逢う時もある。

こうした時、偶然だよねぇ・・、とお互いに再会を喜びながら、
過ぎし中学時代のそれぞれの同級生のことを話したりすると、長話になったりする時もある。            

そして私は、亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、
見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらく、と私は笑いながら逢ったりして、
明るい日中だとコーヒーを飲んだり、 夕暮れすぎの場合はビール、水割りのウィスキーを呑みながら、
談笑をしたりしている。

           

或いは私が勤めていたあるレコード会社のOB会と称せられる懇親会に出席したりすると、
上司だった御方たち、或いは同世代の数多くの人と談笑したりしている中、
数人から、XXさんは感性もお若いですょ、と私は社交辞令のお世辞を頂くこともある。

或いは女性グループの中で談笑している中、たまたま音楽の話題となり、
他社の『いきものがかり』を定年後に偶然に聴き、
何かと吉岡聖恵(よしおか・きよえ)ちゃんの歌声に、励まされていますょ、
特に『YELL(エール)』は、高齢者の私でも心身のビタミン剤ですょ、と私は言ったりした。

こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

ときには遊歩道、公園などを歩いたりしていると、見慣れた情景でも、
樹木、草花など、 初めて気づかされて、こんなに美麗な花だったの・・新たなめぐり逢いに感謝をしたりしている。

           

このように私は年金生活を過ごしているが、
今回の《・・定年後の健康状態の良好の秘訣は、“外出と会話”・・》と私は学び、
確かに、そうですよねぇ・・と微笑み返しをしてしまった・・。  

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