夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

個人的には昨年と比べて、高齢者の私は、おだやかな時節を過ごせて、倖せを深く実感して・・。

2020-03-21 13:22:13 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。  

こうした中、平素の我が家の買物は私の担当で、
家内から依頼されて品を求めて、殆ど毎日のように行っている買物メール老ボーイの身であり、
この後は、帰宅後に自宅の3キロ範囲にある遊歩道、公園を歩くことが多い。

そして過ぎし日の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、何かしら重苦しい風潮の中、私は戸惑いながら過ごしてる。

                


こうした中、
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
政府より「 不要不急の集まり」を避けるよう公言されている。

私は体力の衰えた高齢者の身であるので、散策を日々実行しないと益々衰えるので、
なるべく人出の少ない処を選定して歩いたりしている。

しかしながら駅前のスーパーで買い物をする時は、やむえなくマスクをしているが、
何かしら水戸黄門さまの紋章のようなワッペンの『不要不急』に戸惑ったして、
ここ数週間過ごしている。

          

こうした中で、終活のひとつとして我が家の居間にある音楽棚で、
捨てきれなかった音楽のレコードを整理して、レコード買取店に売却したりしてきた。

或いは居間の本棚にあふれている本を整理して、
やむなく市の紙製品の資源再生と回収日に合わせて、我が家より出したりしてきた。

そして人出の多い処は私なりに抑制してきたので、
自宅の周辺の遊歩道、公園を歩く廻り、季節を享受している。

          

こうした中で、落葉樹の芽吹きに心を寄せたり、
早咲きの櫻花に見惚(みと)れたりしていると、暖かな陽ざしを受けたりすると、
おだやかな時を倖せを感じたりした・・。

          

こうした私の根底には、昨年の3月は余りにも慌ただしい日々を過ごしてきたので、
今年は、のんびりと過ごせて、倖せを深く実感している。

昨年の3月の今頃は、この後の4月2日より、左眼の悪化で6泊7日の予定で入院して、
手術することとなっていた頃であった。

過ぎし4年半前、私は左眼、そして右眼の白内障の手術を受けて、
それまで酷い近眼であつたが、手術後は0.8前後の視力となり、
高校生より長年にメガネを愛用してきたが、メガネが不要となり、人生観さえ変わったりした。

この清く正しく美しくになっている左眼が、昨年の3月の初めの頃に、
何かしら酷い白内障になったように視力が激変し、
私は困苦しながら最寄りの眼科専門医院に通ったりしてきた。

この眼科専門医院は、私は4年半前に白内障の手術を受けてきた医院で、
この前後を含めて、数10回通院してきたので、医院長をはじめ10数名のスタッフとも、
顔なじみとなり、男の癖におしゃべりな私でも、少し遠慮しながらも談笑したりしている。

このように信愛できる医院長に診察された結果、特殊手術が必要と判断されて、
この医院長より特殊手術ができる『御茶ノ水』にあるI専門病院を紹介されたりした。

              

そして3月下旬に、この『御茶ノ水』にあるI眼科専門病院に行く予定であったが、
8日、この顔なじみとなっている眼科専門医院で診察を受けた結果、
医院長が想定より悪化しているので、同じI眼科専門病院でも『西葛西』にある病院は、
この特殊な手術ができる医師宛てに、紹介状を書いて下さった。

何かしら瞳を支えている眼球の周囲にある緬膜(めんまく)の大半が、
離脱して、視力が不安定で、低下され特殊な手術が必要と教えられたりした。

こうした結果、3月9日、『西葛西』にあるI専門病院に8時に訪ね、
やがて受付で、紹介状を提出したが、何かしら紹介状の宛名の御方は、
副医院長だったが、本日はお休みと知り、
多彩な眼の検査を受診した後、代理の医師より診察を受けたりした。

やがて私は、副医院長の診察を受ける13日の日時を指定して、予約をした後、私は我が家に帰宅した。

この後、11日の日中、『西葛西』にあるI専門病院より、私は電話を頂いたりした。
私が予約している13日を一日早い12日では・・と尋ねてきた。

そして12日、私は家内を伴い、『西葛西』にあるI専門病院を訪ね、
そして眼の多彩な診察を受けた後、紹介状の副医院長に私は診察を受けた。

やはり瞳を支えている眼球の周囲にある緬膜(めんまく)の大半が、
離脱して、視力が不安定で、低下され特殊な手術が必要と教えられ、
硝子体手術を行うこととなり、『眼内レンズ脱臼(だっきゅう)』と記載された。

難しい専門用語なので、下記のホームページをお借り致します。

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_hakuri.jsp
☆日本眼科学会ホームページ:網膜・硝子体の病気☆

そして手術日は早くても4月2日、手術後は一週間入院と教えられ、私たち夫婦は了解した。
この後、手術前の幾つかの精密検査、注意事項を受けたりした。
        

              

こうした結果、私は来たる4月2日より6泊7日の予定で入院して、
手術することとなっている。

そして入院する前の準備に、何かと慌ただし日々を過ごしている・・。

たとえば、入院に伴い『お持ち頂くもの』に於いては、

書類

  • 入院誓約書
  • 室料差額支払い同意書
  • 外来・入院・手術説明同意書(計画書)
  • 問診票
  • 《ご入院される患者さまへの確認事項》用紙

ご持参いただくもの

  • 診察券
  • 使用中のお薬・お薬手帳
  • 健康保険証または後期高齢者医療被保険者証
  • その他医療証(障害の医療証など)
  • 寝衣(パジャマ)・・・有料貸出もしています。※
  • 透明眼帯
  • クリーンコットン

※寝衣(パジャマ)は有料(税込216円/1日)で貸出しております。
原則として2日に1回の交換となります。ご希望の方は入院案内係にお申込みください。
交換しない日も216円の費用がかかります。


このように書類上には、丁重に記載されていた。

そして私は所定の幾つかの書類を記載した後、家内より買い物に誘われたりした。

やがて或る日は、衣料店に私の下着上下7セットを買い求めたり、
タオルを買い求めた日もあり、手軽なお財布も必要だわ、と家内に私は言われ、
紳士雑貨売り場で、廉(やす)い財布を買い求めたりした。

この間の私は、手術を受けて回復するまで、左眼はブレた視界、右眼は正常な0.9、
少しばかり不自由な生活を過ごしている。

              

何より入院して手術ことを待ちわびる私としては、少し長く感じたりした。

もとより私は平素の我が家の買物は、年金生活の当初より、
家内から依頼された品を求めてスーパーなどに殆ど毎日行っている買物メール老ボーイであるが、
買物の責務を果たした後は、いつもだと独りで散策しているのが、この歩く距離が短くなっていた。

何かしら爽やかな春到来の日々、多彩な花は咲き、落葉樹は芽吹き、幼い葉を広げ、
私が最も好きな時節を、覇気が欠けた春の憂いのように、うつろな心情で過ごしたりした。

そして私は困ったよねぇ、と心の中でボヤいたりした。

或いは、家内の要望で、ここ3年は沖縄本島のリゾートホテルに滞在して、
周辺を散策してきた旅路の成功体験があったりしてきた。

そして、この年も5か月前に予約していた沖縄のリゾートホテル滞在旅行を
左眼の悪化で、断腸の思いでキャンセルしたりした。

          

こうした昨年のことを思い浮かべると、のんびりと散策できることは、
天国かしら、と私は微笑んだりしている。

コメント
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