今朝、配達された読売新聞の朝刊を読んでいる中、
『 熱・せき 眠れないほど
北海道の70代 入院19日間
医師 治療に「考え抜いた」 』と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。
そして過ぎし日の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、何かしら重苦しい風潮の中、私は戸惑いながら過ごしてる。
こうした中、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
政府より「 不要不急の集まり」を避けるよう公言されている。
私は体力の衰えた高齢者の身であるので、散策を日々実行しないと益々衰えるので、
なるべく人出の少ない処を選定して歩いたりしている。
しかしながら駅前のスーパーで買い物をする時は、やむえなくマスクをしているが、
何かしら水戸黄門さまの紋章のようなワッペンの『不要不急』に戸惑ったして、
ここ数週間過ごしている。
こうした中で、過ぎし2週間前の頃から、人影の少ない樹木が多い処を歩いて帰宅したら、
何かしら眼がかゆくなったりした。
そして私は4年半前に白内障の手術を受けて以来、眼は大切なお友達と改めて思い、
眼科医院から指定されている点眼液を朝夕に点(つ)けたりしているのを、
昼過ぎに点(つ)けたりして、計3回となつている。
こうした状況だったので、もしかしたら花粉症の初期状態なのかしら、
これまで花粉症には幸運にも無縁であったので、勘弁してほしいなぁ・・、
心の中でポヤいたりした。
やがて一昨日の24日、快晴で北風が強く吹く中、人出も少ないと思われる近くの桜並木を散策した。
確かに平年より一割ぐらいで、私の予測が当たったねぇ・・と独り喜びながら、
デジカメで一期一会と思いながら、記憶のかたみの代わりに撮ったりした。
帰宅後、鼻水が出て、風邪でも退いたかしらと思い、
体温計で測定したら、平熱は36.5度ぐらいの私は、37.5度になり、
やむなく市販の総合風邪薬を服用して、早めに寝た。
そして25日の朝食後も熱ぼく感じたので、体温計は38.4度だったので、
本日は寝ているょ、と私は家内に言ったりした。
そして布団の中で、朝の9時より読書に専念していたが、
風邪で一日寝込んでいるのは、10年ぶりかしら、と苦笑したりした。
この後、夕食後に体温計は39.8度だったので、
私は単なる風邪ではなく、もしかしたら新型ウィルスに遭遇してしまったのかしら、
と思い馳せたりした。
家内も体温がこのままだったら、緊急入院の準備をするわ、と私は言ったりした。
やがて夜の10時過ぎには、38.5度に下がり、
26日の朝食後は、37.0度、昼過ぎには36.6度となり、
平熱となり、私たち夫婦は安堵したりした。
このような体験をしてきた私は、
記事を読み始めると《・・新型コロナウィルスに感染された御方・・》の記事で、
万一、私も感染されたことも考えられるので、真摯に学びたく、記事を読んでしまった。
無断であるが、読売新聞を昭和45年4月以来購読して、50年のよしみに甘えて、
この記事を転記させて頂く。
《・・新型コロナウイルスに感染し、入院治療を受けて回復した北海道旭川市内の70歳代男性と、
治療に当たった医師が、読売新聞の取材に応じた。
男性は「1か月も日常生活がストップすることがつらかった。
まさか自分がかかるとは思わなかった」と闘病生活を振り返った。
2月16日から4日間、発熱と下熱を繰り返した。
「最初は風邪だと思った」という。男性には、呼吸器疾患の持病があった。
20日にかかりつけの病院で、コンピューター断層撮影法(CT)検査を受けると、
肺の画像に淡く白い影が見つかり、肺炎と診断された。
たんなどの検体を採取し、新型ウイルスの検査を受けると、22日に感染が判明。
すぐに、市内にある感染症指定医療機関の市立旭川病院に入院した。
新型ウイルスに対して、効果と安全性が確認されている薬は、今のところない。
治療に当たった同病院の柿木康孝・血液内科診療部長は当初、
せきを抑える薬や抗生物質の点滴薬などを使った。
鼻から酸素吸入をする処置も施したが、眠れないほど、せきはひどくなり、38度台の熱も続いた。
院内の感染対策チームは、同様の患者の治療経験がある東京や札幌の病院に電話をかけ、治療法を尋ねた。
その中で、エイズ治療薬「カレトラ」を使っている医療機関があることがわかった。
柿木医師は、この薬は新型ウイルスに対する有効性が証明されておらず、
必ずしも効くわけではないことを知っていた。
だが、「このまま黙って見ているよりは、投与した方が良いのではないか」と考えた。
男性の同意を得て、28日に使い始めた。
すると翌日には、熱が36度台まで下がった。
男性も「あの日に一気に楽になった」と話す。
男性の60歳代の妻も感染し、同じ病室に入っていた。
柿木医師は、妻にもカレトラを投与した。すると、症状が改善。
2人はその後、2度のウイルス検査で陰性が確認され、今月11日に退院した。
男性のカルテには、「死ぬ覚悟をした」という言葉が記されている。
柿木医師は「治療薬がない中、考え抜いた決断だった。幸運なケースだったと思う」と話す。
旭川市内で飲食店を経営する男性は、仕事柄、普段から手洗いやアルコール消毒を励行していたという。
男性は、「普段の生活に戻れてほっとした。
どこで感染して、どこでウイルスを広げているのかわからないのが怖い。
予防には、強い意識を持つことが必要だと思う」と語っている。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私は70代の男がたまたま新型コロナウィルスに感染し、
まもなく入院治療を受けて回復された状況を真摯に学んだりした。
もとより《・・柿木医師は「治療薬がない中、考え抜いた決断だった。
幸運なケースだったと思う」と話す・・》こうした医師としての強い意思により、
治療をして、患者は回復されたケースで、私なりに感動をさせられたりした。
そして改めて私が学んだことは、
この70代の男の《・・どこで感染して、どこでウイルスを広げているのかわからないのが怖い。
予防には、強い意識を持つことが必要だと思う・・》
こうしたことを多くの人と共に共有したい、と深く思っている。