夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の感染拡大に“隠れクラスター”実態、76歳の私は学び、動顛させられて・・。

2020-12-02 07:48:35 | ささやかな古稀からの思い
           
先程、ときおり愛読している公式サイトの日刊ゲンダイ  を見ていたら、
 『 
重症者数を連日更新・・高齢者の感染拡大に“隠れクラスター” 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。




こうした中、私の住む市に於いては、新型コロナウイルス感染症拡大防止として、
夕方の4時45分より広報されている。

我が家は、付近の高台にある大きなビルにある拡声器からは、

《・・調布市から連絡します。

型コロナウイルスの感染者が増加しています。
手洗いの徹底、マスクの着用、定期的な換気、
三つの密を避けるなど、感染防止対策に努めましょう。
 
 一人ひとりの行動が、ご自身やご家族を守り、感染拡大の防止につながります。

市民の皆様のご協力をお願いします。・・》

このように優しい女性の声で通達され、私は市民のひとりとして、
ひとりひとりの責務だよなぁ・・と思いながら受け止めている。



過ぎし5月25日、政府より『緊急事態宣言』が解除されて、
何かしら重苦しい日常から解放されて、少しばかり安堵したりした。

そして世の中は、自粛から自衛の風潮に変貌し、
無力な私でも大切な社会経済の復興を願っているが、
新型コロナウイルスが沈静化するまで、自分の身は自分で守りながら、
程々に自粛生活の延長戦する、と受け止めたりしている。
 

しかしながら私の心の根底には、体力の衰えを実感しているので、
新型コロナは、どこで感染して、どこでウイルスを広げているのかわからないのが怖く、
もとより外出の時は、苦手なマスクをしている。




このような深情を重ねてきた私は、
今回の重症者数を連日更新の中で《・・高齢者の感染拡大に“隠れクラスター”・・》、
どうしてなのか、と思いながら記事を読んでしまった・・。

この記事は、日刊ゲンダイ  】の暮らしニュース』に12月1日で配信され、             
無断であるが転載させて頂く。



《・・ 菅政権が「勝負の3週間」と呼び掛けてから、2日で1週間。

新型コロナ第3波の勢いが止まらない。
深刻なのは重症者が、急増していることだ。
右肩上がりで増え続け、歯止めがかかる気配がまったく見られない。

 ◇  ◇  ◇

30日の重症者数は、前日から10人増えて472人となり、

8日連続過去最多を更新。
この2週間で2倍になった。

「ECMOネット」によると、人工呼吸器を着けた重症患者は、
11月1日の140人から29日には271人へとほぼ倍増している。

重症者の治療は、通常患者よりも3倍の医療スタッフが必要とされる。
医療崩壊を避けるためにも、一刻も早く、
重症者数を減少に転じさせる必要があるが、逆に増加している状況だ。

この重症者急増は、いつ止まるのか。


第1波では、3月下旬に60人程度だった重症者数は、
4月になってジワジワ増加。

5月1日をピーク(328人)に減少に転じ、6月5日に100人を割った。

この間、4月7日に7都府県に、16日に全国に緊急事態宣言が発令された。


5月25日の解除までの1カ月半、
国民は「STAY HOME」や営業自粛に協力した。

緊急事態宣言のような強い対策を実行しても、

重症者がピークアウトするまでに3週間、落ち着くまでに2カ月もかかったのだ。



☆重症者が減少に転じるのはかなり先

菅政権が「勝負の3週間」――と、感染拡大阻止に動いたのは先週だ。

第1波では、緊急事態宣言を発令しても、ピークアウトに3週間かかったのに、
今回は、大阪、札幌の「Go To トラベル」の一部停止や自粛の呼び掛け、
東京都などの飲食店への時短営業要請に限定されている。

これでは、うまくいったとしても、重症者が減少に転じるのはかなり先になる。

重症患者の中心は、高齢者だ。

なぜ、十分に警戒しているはずの高齢者が多数、感染してしまうのか。

厚労省にコロナ対策を助言する専門家組織は、現下の感染拡大について
「潜在的なクラスターの存在が想定され、感染者の検知が難しい、
見えにくいクラスターが感染拡大の一因になっている」と分析している。



この見えにくい“隠れクラスター”が高齢者への感染を広げているのである。

医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏はこう言う。
「第1波では、屋形船や昼カラなどに参加した高齢者が感染しました。

その経験を踏まえ、高齢者は宴会やカラオケを控えるようになりました。

その結果、第2波では、夜の街、若者が感染の中心になり、
重症者数は第1波より抑えられたのです。

第3波でも、高齢者は警戒を続けています。
目立つのは家庭、病院、介護施設、老人ホームなどで感染しているケースです。

共通しているのは、ソーシャルディスタンスができない環境で、
無症状の同居家族やスタッフから感染していることです」

いつになったら、第3波の出口が見えてくるのか。・・》‘'


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、医療ガバナンス研究所理事長の上 昌広さんより、
この見えにくい“隠れクラスター”が高齢者への感染を広げている実態を学んだりした・・。

今回、《・・第3波でも、高齢者は警戒を続けています。
目立つのは家庭、病院、介護施設、老人ホームなどで感染しているケースです。

共通しているのは、ソーシャルディスタンスができない環境で、
無症状の同居家族やスタッフから感染していることです・・・》


このような実態を知り、私は動顛させられたりした・・。

ソーシャルディスタンスなどと英語表示をしなくとも、
高齢者のだれでも判りやすい言葉で表現してほしい、と微苦笑したりした

私なりに解釈すれば、私の住む市に於いては、都庁に準拠して、
このような市民への信愛を呼び掛けている。



私は無力ながら国民のひとりとして、これ以上感染拡大はさせたくなく、
当面は自粛します、と幾たびも心の中で呟(つぶや)いたりした。


そして人出の少ない時に、自宅の付近にある公園、遊歩道を歩き、
体力の衰えを補いながら、歩いたりしている。




しかしながら祖父、祖母とお孫さんが同居しているか、
或いは頻繁に交流しているか、
そして日常生活でたった数時間でも共にすることが、多いのが実情なのでないか・・。

こうした親愛の交流を禁欲すれば、より一層、互いの心身のバランスが崩れる、
と危惧したりしている。

このようなことを思い馳せ、やるせなく動顛したりしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする