夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『 サンタクロースは本当はいない 』現実、子どもにどう伝えたらいい?、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2020-12-13 07:22:01 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
昨夜、ときおり愛読しているオトナの教養エンタメバラエティーとし
名高い公式サイトの【 オトナンサー 】を見たりしていた。

こうした中で、『 「サンタクロースは本当はいない」現実、子どもにどう伝えたらいい? 』、
と題された見出しを見たりした。

我が家は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


無念ながら息子、娘にいなく、まして孫もいないが、
私は生家が仏教の曹洞宗であり、こうした中で農家の児として育てられ、幼稚園は周辺になく、

園児の体験がなく、1951年(昭和26年)の春に地元の小学校に入学した。

私が育った地域のこの当時の風潮として、
サンタクロースがささやかな贈り物を子供に授けることはない時代で、
後年、私はサンタクロースを学んだりした。



しかしながら私は中学生の頃から、何かとアメリカの文化を影響されてきた私は、
この時節を迎えると、クリスマスのシーズンかしら、と微苦笑しながら高揚してきた。


このような深情を秘めた私は、
今回の《・・「サンタクロースは本当はいない」現実、子どもにどう伝えたらいい?・・》、
知的好奇心に誘惑されて、こっそりと記事を読んでしまった。

この記事は公認心理師(児童心理専門)の佐藤めぐみさんが、
アドバイザー として、
【 オトナンサー 】の『子育て』に於いて、

2020年12月8日に配信され、無断であるが転載させて頂く。



《・・「サンタクロース」を信じている子どもにはいずれ、
「存在しない」という現実を理解させる必要があります。
子どもの心を傷つけない、サンタ卒業の方法とは?


☆サンタをどう「卒業」する?

12月になり、クリスマスが近づいてきました。
幼いわが子に「クリスマスプレゼントは、サンタさんが持ってきてくれるんだよ」
と教えた保護者や、今もそう話している保護者は多いと思います。

それが事実ではなくても、クリスマスの朝に目覚め、
枕元に置かれたプレゼントを見て喜ぶわが子の姿は、ほほ笑ましいものです。

しかし、子どもがある程度の年齢になると
「サンタさんは本当はいないの?」と聞いてくるようになり、
やがて、現実に気付きます。

親心としては、サンタクロースの存在を信じていた子どもの気持ちを傷つけたくない一方、
現実をどのように話して理解させればよいのか、悩むことがあるのではないでしょうか。

子どもの心を傷つけないサンタ卒業の方法について、
子育てアドバイザーの佐藤めぐみさんに聞きました。



☆「存在しない」の解釈を聞いてあげる

Q.子どもが幼い頃、

「クリスマスプレゼントはサンタさんが持ってきてくれるんだよ」
と教えることはよくありますが、事実ではありません。

事実ではなくても、子どもの夢を壊さないようにうそをついた方がよいのでしょうか。


佐藤めぐみさん

「現在、サンタクロースの存在を『いるんだよ』と
子どもに伝える家庭が世界的に見ても一般的です。

しかし、心理学者の中には『サンタクロースがいる』と子どもに伝えること自体に
異論を唱える人がいるのも事実です。

なぜなら、その行為が子どもにうそを教えていることになる、と考えるからです。

普段、子どもたちに『うそをついては駄目だよ』と厳しく教えているにもかかわらず、
『存在しないサンタクロースを“いる”と教え込むのはいかがなものか』という意見です。

このように、どちらの見解も存在するのですから正解はありません。

例えば、『実在しない人物を描いたファンタジーは、
サンタクロース以外にもたくさんある。
絵本やアニメだってそうだ。
想像の世界は子どもにとって必要』と考える人もいるでしょうし、

『うそは駄目だと子どもに教えている以上、親がそれを破ってはいけない。
最初から現実を教えていた方が将来、ショックを受けないで済む』
と考える人もいるでしょう。

サンタクロースの存在をどう伝えていくかは、
そのご家庭の方針で決めるのが望ましいといえます」



Q.もし、最初から、
「サンタさんはいなくて、お父さんやお母さんがプレゼントを買っている」
という現実を教えてしまうと、子どもに何らかの悪影響があるのでしょうか。


佐藤めぐみさん

「特に問題はありません。
実際に最初から、『お父さんやお母さんがプレゼントを買っている』と伝える家庭もあります。

ただ、全体的に見ると、幼少時はサンタクロースの存在を信じて
育っている子どもが多いです。

そのため、サンタクロースが存在しないことを親から伝えられた子どもが
幼稚園などで『サンタさんはいないんだよ』、
『お父さんやお母さんがプレゼントを買っているんだよ』
という現実をお友達に伝えてしまうと、
それを聞いた子どもは親御さんに事実を確認しようとし、親御さんを困らせるかもしれません。

ですので、最初から、サンタクロースの存在がいない、
と伝えられた子ども自身には影響はありませんが、
親御さん同士の関係に何らかの余波が起きることは考えられます」



Q.サンタクロースの存在を信じている子どもでも、
その存在に疑問を感じるようになり、
「サンタさんは、本当はいないの?」と聞くことがあると思います。

このように聞かれたとき、保護者はどのように答えればよいのでしょうか。


佐藤めぐみさん

「これも正解はありませんので、親御さんの方針に沿って判断するのが適切です。

ただ、『サンタさんは本当はいないの?』
と子どもが聞いてきたということは何らかの疑問を持ったことは確かですので、
もし聞かれたら、『なぜ、そのように思ったのか』
という解釈を聞いてあげることが大切です。

なぜなら、サンタクロースの存在について疑問を持つことは、
子どもの認知能力の発達が大きく関係しているからです。

まずは、世界でたった1人のサンタクロースが、
同時にアメリカと日本のショッピングモールに現れたり、
12月24日の夜、世界中の子どもたちにプレゼントを一気に配ったりするのは、
不可能だと気付き始めます。


その後も『サンタさんには、何人もの分身となる存在がいる』、
『人間がサンタさんをやっているけれど、北極には本当のサンタさんがいる』
とか、そういう自分なりの解釈を経て、
最終的に『世界にたった1人のサンタクロース』という存在を信じるだけの証拠がなくなり、
サンタクロースは、想像上の存在なのだと気付きます。

このどの段階で、親に尋ねるのかは、
その子ども次第ですが(聞かない子どももたくさんいます)、
疑問を持つのは、それだけ思考が現実的になり、成長した証しでもあるのです。

だいたい、8歳前後でこういう変化が見られることが多いので、
お子さんなりの解釈を聞いてあげるのが望ましいと思います。

例えば、子どもが『サンタさんは、本当はいないの?』と聞いてきたら、
『○○ちゃんはどうして、サンタさんは本当にいないって思ったの?』
と同じ質問を返してみましょう。

その子なりの理解を言うはずです。
子どもが現実的、論理的に状況を考えているのが分かったら、
『今年からは、パパとママにバトンタッチするよ』とやんわりと言えば、
サンタクロースから卒業するのにも、いいタイミングといえます。

一方で、もっと小さい子どもが
『幼稚園で○○ちゃんがそう言ってたもん』と言う場合は
『そうかなあ、ママはサンタさんは、いると思うけどなあ』と、
もう少し後まで夢をつないであげるのもいいかもしれませんね」



☆子どもがショックを受けたら?

Q.いずれは、子どもが「現実にはサンタクロースは存在しない」
と理解する必要があると思います。

子どもが理解する前に、保護者が「存在しない」ことを伝えた方がよいのでしょうか。

あるいは、子どもが自然と理解することを待った方がよいのでしょうか。


佐藤めぐみさん

「わざわざ、保護者から伝える必要はないでしょう。
先述したように、子どもは成長とともに、
サンタクロースの存在が不可能であることを知ることになりますので、
自然に理解するのを待つのが子どもの成長に合った接し方として望ましいといえます。

実際には、途中で気付いていても、
親には言わなかったというケースも多いようです。

私たち大人が子どもの頃を振り返っても、途中で気付いていても、
親には言わなかった人が多いのではないでしょうか。

『サンタクロースの存在を信じていると思っている親の夢を壊すのは悪い』
という子どもなりの気遣いかもしれないですし、
クリスマス自体が楽しいイベントであれば、
OKという子どもも実際には多いと思います」



Q.もし、サンタクロースがいないことを理解して、
子どもがショックを受けた場合、
保護者はどのように対応すればよいでしょうか。


佐藤めぐみさん

「まずは何をきっかけに、サンタクロースがいないと理解したのか、
 子どもの話をしっかりと聞いてあげることが大事になります。

自分の中で矛盾を感じて理解した子どもよりも、矛盾を感じる以前の段階で、
お友達から聞いて知った子どもの方が、ショックは大きいかもしれません。

サンタクロースは全くの架空の存在かというと、そうでもないようで、
3~4世紀に現在のトルコに位置するミュラの司教だった聖ニコラウスが
モデルとなった人物といわれています。

ネットで調べると、たくさん話が出てきますので、
そういう逸話を聞かせてあげるのも、少しは慰めになるのではと思います。

また、その年のクリスマスをいつも以上に楽しい家族イベントにすることが大切です。
いい思い出が子どものショックを和らげてくれるのではないかと思います」
(オトナンサー編集部)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、子育てアドバイザーの佐藤めぐみさんに導かれて、
《・・『 サンタクロースは本当はいない 』現実、子どもにどう伝えたらいい?・・》、
懇切丁寧なアドバイスを多々学んだりした・・。

私は無念ながら、園児の体験もなく、孫もいないが、
多分・・私は親の立場にしろ、或いは園児であったとしても、
一番合致しそうな思いは、下記のようになるかしら、と思い深めたりしている。

《・・実際には、途中で気付いていても、
親には言わなかったというケースも多いようです。

私たち大人が子どもの頃を振り返っても、途中で気付いていても、
親には言わなかった人が多いのではないでしょうか。・・》

こうしたことは幼年期から小学生の低学年の頃まで、
何となく世間のことを親、祖父、叔母などのしぐさ、言葉から感じながら、
子供心なりに解釈して成長してきたから・・、と微苦笑したりした。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする