夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

おひとりさま暮らしを快適にする心のケア法、高齢者の私は学び、いつの日にか『おひとりさま』の生活を思い馳せて【下】

2020-12-03 17:44:53 | ささやかな古稀からの思い
私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、 と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、
私たち夫婦が長年話し合ってきた葬儀に関して、 ささやかな家族葬、
やがて四十九日を終えて、約束どおりに樹木園に行き、埋葬をすると思われる。




私が身も心も溌剌であった時は、古惚けた我が家で独り住むことも思案したりする。

過ぎし3年前の頃、私たち夫婦は最寄の銀行に行った帰路、ある地域福祉センターを通り過ぎ、
センターから何かしら集会があったらしく、談笑と歓声が私たち達は聴こえてきた・・。

やがて私たち夫婦は、遊歩道を歩くながら、
『僕がおひとりさまになったら・・家に閉じ込まらなくて・・
ああした地域福祉センターで、 定期便のように通うと思うょ・・』 と私は家内に言ったりした。

私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖に小学5年生の頃から、おしゃべりが好きで、
年金生活の今でも、何かと家内と談笑したり、 ご近所の奥様、ご主人さまと話し合ったりすることが多い。




もとより地域包括支援センターは、《・・介護の必要がなくても、誰でも利用できる。・・》、
《・・介護予防のための体操教室や談話会など・・》を知り、微笑んだりした。

そして私はおひとりさまになってしまった時、相変わらず古惚けた自宅を出て、
トボトボと歩いて、地元にある地域包括支援センターに殆ど毎日通い、数時間を過ごす・・。

そして私はコーヒーを飲みながら、或いは昼食を共に頂きながら、 70代が多いと思われるが、
XXさん、と私は呼ばれたり、 やがて同世代の女性からでも、 XXちゃん、
或いはXXクンと苗字で、呼ばれることを夢想したりしている。

この後、コーヒー代、昼食代を支払い、わずか700円以下が多いと思われ、
何よりも数多く同世代と共に数時間を気楽に共有して、談笑できるので安らぎのひとときと思える。

やがて帰宅後は、自宅付近の遊歩道、公園を散策した帰路、
この日の夕食、翌日の朝食の為にスーパーに買物して帰宅する。




その後は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書とし、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くと思われ、独りを愉しむ時を過ごす。


この間、料理、掃除、洗濯は、相変わらず初心者マークであるが、
同じするなら明るく楽しく・・私が現役サラリーマンで指針にしてきたことを思い重ねて、
日々実践ねぇ・・と自身を叱咤激励すると思われる。


こうした中で、週たった一度だけ定期便のような駅前の居酒屋に行き、
中年の仲居さんと談笑し、からかわれながら、純米酒を二合ばかり呑むだろう。


そして私は家内の位牌の代わりに、定期入れに愛用した革のケースに、 
家内のスナップを入れて、いつも持ち歩くと思われる。
こうした日常生活を過ごすと思われる・・・。
 


このように過ごせば、たとえ私は『おひとりさま』になっても、
ときおり寂しさは感じても、孤独は無縁だよねぇ・・と心身のバランスが保てる、 と微笑んだりしている。

                                       

しかしながら私は介護・要の介護支援の時は、
無念ながら古ぼけた家でも小庭の手入れも含めて維持管理するのは、
無理なので、

やむなく断腸の思いで処分し、最寄駅の近くのマンションに住む、と思われる。

こうした根底には、近くのスーパーで買物、病院を活用するのが利便があるわょ、
と私は中学時代の同級生の女性から教えられたりした。

こうした中で喫茶店風の店で、モーニング・サービスの軽食を朝食代わりとして、
知人たちと談笑するのも、楽しいわょ・・と学んだりしてきた。




このように幾ばくか思案を重ねたりしてきたが、今回の記事からも多々教示され、
果たして私は実際に家内に死別された時は・・どのように動揺しながらふるまうか・・
と思い深めたりしている。
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おひとりさま暮らしを快適にする心のケア法、高齢者の私は学び、いつの日にか『おひとりさま』の生活を思い馳せて【上】

2020-12-03 08:46:05 | ささやかな古稀からの思い
昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 介護ポストセブン  】の『暮らし』を見ていたら、
 『 おひとりさま暮らしを快適にする心のケア法

        肉を食べる、朝夜着替える・・気楽に生きる術 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

やがて、いつの日にか、どちらかがあの世に旅立ち、
『おひとりさま』になる生活が、無念ながら予測される。



私も家内に先立たれて、独りぼっちの『おひとりさま』になることもあるので、
ときおり思案をしたりしている。

しかしながら漠然と学んだりしてきたので、
今回の《・・おひとりさま暮らしを快適にする心のケア法・・》を学びたく、
記事を精読してしまった。


この記事は『女性セブン』で2020年9月10日号に掲載された記事で、
関連の公式サイトの【 介護ポストセブン  】9月7日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。



《・・ 「人生100年時代」といわれる中、延びつつある私たち日本人の平均寿命。

7月31日に厚生労働省が公表したデータでは、
女性は87.45歳で7年連続、男性は81.41歳で8年連続の過去最高記録を更新した。


日本人全体の寿命は延びたが、“寿命の男女格差”が開いてきているのも事実。

平均寿命が50歳前後だった昭和20年代は、男女の寿命の差は3歳ほどだったが、
現在は、女性が男性より6年も長く生きることになる。

つまり、女性の方が“おひとりさま”の時間を過ごす可能性が、
高いということだ。

「ひとり時間」を“寂しい”ではなく、
“心地よい”に変えるには、心のもちよう次第。



☆誰とも話せないストレスに対処する方法とは

いまは、新型コロナの影響でおこもり生活が当たり前になり、
すでに一日中、誰とも話さない日々を送っている人も多い。

誰とも会えず、話せないストレスには、どう対処したらいいのか。
『1日誰とも話さなくても大丈夫』(双葉社)の著者で、
精神科医の鹿目将至さんが語る。

●肉を食べる

「落ち込んだときにおすすめなのは、肉を食べること。
肉を食べると、脳内で『アナンダマイド』という至福物質が分泌されます。

また、オキシトシンと同じく幸せホルモンのセロトニンは、
肉に豊富に含まれるトリプトファンからつくられます」



●気持ちを切り替えるスイッチを持つ

沈んだ気持ちを上手に切り替えることができる人も、
ストレスに強いという。

重要なのは、切り替えるための“スイッチ”を持っておくこと。
「“モヤモヤを感じたら、散歩に行く”、 “とりあえず運動する”など、
気持ちを切り替えるための習慣を持っておくといいでしょう。

コンビニやカフェなど、人の気配が感じられる場所に行くのもおすすめです。
たとえ人と話さなくても、人の存在が感じられる場所に行けば、
寂しさが和らぎます」


●無理に昔の友達に連絡しない

話し相手が欲しいからといって、昔からの友達に連絡をするのは、
逆にストレスになる恐れもある。

「おひとりさま向上委員会」元代表の葉石かおりさんは、こう話す。
「女性は、結婚や出産を経て、ライフスタイルが変わりやすい。
学生時代は仲がよかった友達でも、いつの間にか価値観が合わなくなっていて、
一緒にいることがストレスになることも少なくありません。

そんなとき、無理に連絡を取り続ける必要はありません。
人間関係を切るのではなく、一時的に距離を置くだけ。
ひとりになることを恐れないでほしい」

縁があれば、おのずと、またつながるもの。
新たなストレスを抱えるくらいなら、
“ゆるいつながり”だけキープして、自分の心を乱さないようにしたい。
生活リズムも乱してはいけない。



●朝起きたとき、寝る前に着替える習慣をつける

「寝る時間も食事の時間も自由だと、自律神経のバランスが崩れやすくなる。
すると、免疫力の低下やイライラなどにつながります。

生活リズムを整えるには、外出する予定がなくても、
朝起きたときと寝る前に、着替える習慣をつけること。

ただ着替えるだけでも、立派な“活動”です。
着替えることで、交感神経が活発に働くようになり、
脳と体が“活動モード”に切り替わります。

反対に、夜にパジャマに着替えてゆったりすると、
今度は副交感神経が優位になって“リラックスモード”に切り替わり、
 眠りにつきやすくなります」(鹿目さん・以下同)



●目覚めに太陽光を浴びる

朝起きたときは、カーテンを開けて、部屋に光を取り込むのも効果的だ。
太陽光を浴びることで体内時計がリセットされるため、
生活リズムを整えやすくなる。

「太陽の光を浴びると、体の中でセロトニンとビタミンDがつくられます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて、骨粗しょう症予防に役立つほか、
免疫力を高める効果があることもわかっています」

窓を開ける元気もないときや、天気の悪い日は、
ブルーライトを逆手に取ればいい。

スマホやパソコンの画面が発するブルーライトの光は、
脳を覚醒させる作用があるといわれている。

そのため、起き抜けにスマホでニュースやSNSをチェックすることで、
目覚めやすくなる。



☆よく眠るにはどうすればいいか

年を取ると若い頃のように眠れなくなるのは「しょうがないこと」だと、
鹿目さんは言う。

「眠らないといけない」というプレッシャーが、
かえって睡眠の妨げになっていることもある。

どうしても寝つけない夜は、思いきって布団から出て、
落ち着いて過ごすのがいい。

●眠れないのはしょうがないと諦めてみる

「40代を過ぎたあたりからセロトニンの分泌量が減ることで、
寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなります。

日中の活動量が低下するのも原因の1つです。
つまり、加齢とともに眠れなくなるのは、自然の摂理。

眠れないからといって睡眠薬や抗不安薬をのみ始めると、
薬に依存してしまうことも多い。

 “眠れないのは、しょうがない。
なんとか休めている”くらいで充分です。
よい意味での“諦め”を持つことが大切です」



●誰かに「ありがとう」と言ってみる

鹿目さんいわく、「しょうがない」だけでなく、
「ありがとう」も、心をラクにする“魔法の言葉”。
これをよく口にする患者は、病気の回復が早いと話す。

「脳は、自分の言ったことの主語を判断できないといわれています。
 誰かに“ありがとう”と言うことで、
“自分自身が感謝されている”と錯覚し、前向きになれるのかもしれません」

葉石さんは「“ひとりが寂しい”と言う人は、
人に楽しさを求めている」と指摘する。

「人に楽しさややすらぎを求めると、依存して、束縛したり支配したりしてしまう。
すると相手が嫌がって離れていって、本当に孤独になってしまいます。

家族も友人も、距離が近すぎるとゆがんだ見方をしてしまうけれど、
 適度に離れればいいところが、はっきり見えてくる。
人とのつながりは“老眼”と同じです」(葉石さん)

ひとりで暮らせば、誰だって寂しさを感じることはある。
しかし、だからといって、ひとりで生きている人が孤独なわけではない。
ひとりだからこそ、何にも縛られずに気楽に生きよう。




【まとめ】精神科医が教える“ひとりぼっちの心に効くワザ”
●気持ちが落ち込む
→肉を食べる。


●生活リズムが乱れる
→朝起きたときと、夜眠る前に着替える。


●朝起きられない
→起きたらスマホを操作してブルーライトを浴びる。


●夜眠れない
→起きていていい!


●誰かに会いたい
→外に出て、コンビニやカフェなど人のいる場所へ行く。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなっている。

私が2004年(平成16年)の秋に定年後する直前に、 家内の父が病死され、
家内の母は我が家より遠い地で、独り住まいとなっている。

ここ数年は家内の母が『要介護3』となり、長女の家内と家内の妹が交互に、 家内の母宅に宿泊して、
家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

こうした中、家内は6泊7日前後で、家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で加速された独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごしている。


この間、17年近く前から、独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごしている中、
いつの日にか、家内が私を残して、あの世に旅立ち、
まさかの遭遇で、 私が『おひとりさま』になること考えられると思い馳せたりしてきた。




こうした思いもあり、 愛妻を亡くされた倉嶋 厚さんの著作『やまない雨はない』、
徳岡孝夫さんの著作『妻の肖像』、 垣添忠生さんの著作『妻を看取る日』、
川本三郎さんの著作『いまも、君を想う』、 新藤兼人さんの著作『愛妻記』、
それぞれの各氏の愛妻の終末の病状、そして告別の死、 その後の『おひとりさま』の生活状況を多々教示されてきた。

そして私は、川本三郎さんは恥ずかしながら同年であるが、これ以外はすベて年長の御方たちである。
私は年長の御方たちから、少なくとも人生の機敏を深く学び、今日に至っている。


      前半、終了   後半は本日中に投稿します。
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