「林合發油飯粿店」
迪化街、永樂市場に美味しい油飯(おこわ)店があるとの事前情報。
徒歩では距離があるため、雙連駅よりタクシーを利用して向かいました。
しかし、市場内を探しても油飯を販売している店は見つからず。
親切な他店の方が指さしで場所を教えてくれました。
仮店舗かもしれませんが、移転先は永樂市場の裏手、細い路地を入ったところ。
はっきり言ってわかりづらい。
当店の創立は1894年。地元民に愛され続け百年老店にも選ばれたという話です。
店先での連れ(寝太郎さん)との会話で、日本人だとわかったのでしょう。
日本語メニューを出してくれました。
2人で1つ。申し訳ないので1斤半を注文しようとしたところ、箱に入った油飯を見せてくれ
1斤で十分だよというジェスチャー。 確かにボリュームありそうだ。ご厚意に感謝。
市場近くのコンビニで飲み物を購入し、表のパラソル付きのテーブルを借り、実食。
袋から取り出すとお箸が二膳入っていました。優しいなあ。
台湾では、男子が産まれると、出産祝いのお返しとして油飯と紅蛋2個と鶏のもも肉を配る
慣わしがあるとのこと。その味はどんなものでしょう。
私も今回は鶏腿が入ったものを購入しています。
彌月禮盒【糯米のおこわセット】は、4種類。
選んだのは一斤油飯、鶏腿一隻、魯蛋二颗というセット。205NT$。
蓋を開けると、おこわの上には煮しめられた椎茸、細かい豚肉などがどっさり乗り、
鶏腿の大きさにも目を瞠る。
タクワンと好みで使えるようにスイートチリのようなタレもミニパックで納められてます。
鶏腿に噛り付く。ジューシーで鶏そのものの味が良い。
煮卵にもしっかり味が浸みこんでいるし、箱に深さがあるのでおこわのボリュームも
1斤で十分に2人が食べられる量。
(ノブロー) 米は少し細長く、ぱっと見は醤油の色味で濃そうだけんど、
椎茸の出汁も効いてもっちもちだ。食べてみると思ったほど味はしょっぱくねえな。
素朴な味わいですが、日本のおこわとは一味違います。
正直なところ私自身は期待値ほどの感動はなかったのですが、
寝太郎さんの口には合ったよう。好みの分かれるところかもしれません。
なお、お店は売り切れ次第の閉店。興味のある方は早目に向かわれたほうが良いと思います。
買單は、1人当たり103NT$。
市場付近はローカル色が強く、趣きを楽しんだあとは、
乾物、漢方薬などの問屋が立ち並ぶ迪化街でお土産物を購入です。
林合發油飯粿店
台北市大同區迪化街一段21號
TEL 02-2559-2888
営業時間 07:30~13:00
休業日 不定休