日本統治時代の家屋を利用した一軒家の茶芸館、「紫藤廬」(ツートンルー)
(レンタロー) 紫藤廬さんは、大正末期に建てられた日本家屋だそうだ。
だで、老舗の風格を残しつつ、改装を重ねてきたんだと。
場所は、公館駅から徒歩15分。距離があるのでタクシーを利用。
※タクシーに乗車の際は、ドアは自分で開閉。シートベルトの装着義務あり。
(違反の場合、罰金が科せられます)。
大通りに面した茶芸館ですが、敷地内に足を踏み込むと、藤棚や池に泳ぐ鯉を目にする。
緑に囲まれのんびりとした時間が流れる隠れ家的な佇まいです。
入店後、テーブルにするか、畳にするかを聞かれました。利用はテーブル席。
シックな家具にアンティークな調度品。
統治時代の面影を残すレトロさとモダンさのバランス感が良い。
時が止まったように心落ち着く空間だ。
テーブル脇を見ると、これ、アルコールランプ台じゃないかな。
これから中国茶の作法を習います。
まずは、お茶選び。メニューにはおすすめが紹介されています。
私、チョイスは梨山初暁(350NT$)。
連れ(寝太郎さん)チョイスは、醺。別名、東方美人(350NT$)。
どちらもいいお値段であります。
ガラスティーポットでコポコポとお湯を沸かす。
茶道具一式とともに店の方が登場。
はじめはスタッフさんがお茶を入れて、手さばきを見せてくれます。
茶壷(急須)を茶船の中に置き、茶壷にお湯をかけ、次は茶器も温め、
この動作のあとに茶壷に茶葉を入れていくことになります。まずは梨山初暁から。
スタッフさんが入れてくれたお茶はふくよかで凄く美味しかった♪
2煎目以降は、これに習い、自分たちでお茶を注ぎ愉しむという流れ。
ちゃんとできるかなあ。背筋が伸びる思いがします。
ポットのお湯を茶壺(急須)に入れ、
茶壺からは、
1.→茶海
2・→聞香杯
3.→茶杯 の順にお茶を移していきます。
細長い間香杯は茶の香りを楽しむためだそう。くんくん。
(レンタロー) 茶会には菓子も欲しいで。
もちろん、注文してありますよ。
杏仁糕(杏仁の落雁) (値段は失念)
口当たりが柔らかく品の良い味わいでとろけていく。まるで和三盆のよう。
(レンタロー) オラもお手前をいただきてえだ。
(みに) レンちゃんはお菓子狙いでしょ♪ 杏仁糕は甘さが上品よ。
(コウタロー) 次は東方美人も飲んでみるだ。
こちらは、紅茶のようなエレガントな味わい。
もちろん美味しいのですが、個人的には梨山初暁の方が好みでした。
いらなくなった茶葉は茶杓で水盂へ。
空港に向かう前の調整に茶芸館を選んだのですが、まったりとしたお茶タイムは正解。
忙しくなりがちな旅の時間に、心安らぐ癒しの効果を得られました。
茶芸館への訪問はオススメのプランです。
服務費(サービス料)が10%加算され 買單は、1人当たり429NT$。
紫藤廬
台北市大安區新生南路三段16巷1號
TEL 02-2363-7375
営業時間 10:00~23:30
無休