間の抜けた『夢屋国王』が、ふと気付くと『夢屋王国建国記念日』が近付いておりました。隣国日本では、大震災の復興資金を調達するために、増税もささやかれておりますが、『夢屋王国』は、国王自ら隣国日本に出稼ぎに行き、その収入で維持されているため、王国内の生き物たちは無税であります。
ただし、生きとし生ける者、その能力に応じた働きをすることが、無税の条件であり、この知恵は、国内きっての知恵者である『アマガエル執政』(通称:アマ執政)の諫言によるものでありました。
しかし、よくよく考えてみますと、当の『アマ執政』自身が、いつもの「サルナシ」の枝先で飛んで来る蛾を日がな一日待つだけの仕事であり、何らかの仕事を与えなければならないと国王は考えたのであります。今朝、『アマ執政』に相談に行くと…ゲゲゲ…いつもの「サルナシ」の屏風が、心なしか金屏風に見える。国王が必死こいて草むしりしている傍らで、腕組みして考えている場合かよ・・・。どこか、この非常時に、解散するだのしないだの、辞める辞めないでもめている日本の「国会議員」という生き物に似てきました。
さては、国民から「賄賂」を受け取っているのではないだろうか…。国王の無能さは、こうした官吏の不正を呼び、ひいては、国民を不幸にしてしまう。改めて『夢屋国王』は、『アマ執政』に王国内の国勢調査を命じたのでありました。
No.001 「ニホンアマガエル(Hyla Japonica)」両生綱無尾目アマガエル科
何の取り柄も無いけれど、王国内では一番の知恵者と国王の信頼は厚い。最近、収賄の疑いもあるが、昆虫類の国勢調査にかけては、彼(彼女)の右に出るものは居ないはず。しかし、国王への調査・報告の前に、食べてしまうのが玉に傷…ガッカリ^^;