その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「さ」)

2011-06-23 12:01:23 | 夢屋王国

夜半から大雨の天気予報。今年は、遅い梅雨入りでありましたが、今日から一週間程「雨」の予報であります。これから畑はぬかるみ、作業に入れなくなると同時に、夏草が一気に繁茂する時期となります。昨年は、そうして草に負けてしまいました。
雨を予想して田んぼの水を調整し、トウモロコシに土寄せをする。懐中電灯を片手に伸びてきたトマトや絹サヤを支柱に固定し、小カブの間引きを行いました。朝と夜に約1時間程度、作業が出来ることで、昨年とは大違いの管理が出来ております。「オッカーザウルス」が、この春から専業主婦になったことによる国王の肉体の余裕…我ながら、昨年は良く頑張ったと自らを褒めてあげるのであります。(結果的に体調を崩してしまいましたが…^^;)
「夢屋兄ちゃん!ザリガニの居るところ知らないか?」(夢屋従兄の子)
「真っ赤なヤツが欲しいのか?でなければ…×〇か△□を探せ!」(夢屋国王)
最近は、我が在所でも、とんと見かけなくなりました。「見かけなくなった。」と表現すると水質の悪化や農薬に結びつける方がおりますが、国王の見立てでは、土の水路が鉄コン水路に入れ替わり、彼らが潜む「穴」が無くなってしまったことの方が原因ではないかと考えております。
夢屋が子どもの頃は、ザリガニを『エビガニ』と呼び、煮干やスルメの皮(スルメ本体は貴重なおやつだったのであります。)、無ければ手で捕まえたザリガニの尾っぽで、ザリガニ釣りを楽しんだものであります。悪ガキの猛者クラスになると、カエルの剥き身を使う…(心優しい夢屋国王は、さすがにカエルだけは使えませんでしたけど^^;)
              
「ウラ・ウら・うら・裏~!お主、アメリカ出身の渡来人とな?」(夢屋国王)
「お許しください…国王様~!1世・2世ならいざ知らず、私は永住権を得ております…。」(ザリ助)
昔は、夢屋少年の指を挟もうと両手を広げ、赤いハサミで威嚇してきた『ザリ助』も、今では『夢屋国王』のご威光に恐れをなして、両手を広げて裏帰り、恭順の姿勢を示すのであります。
夏休み…目的も無く捕まえたバケツ一杯の『エビガニ』をどうしたのか良く憶えていませんが、「食うと美味いぞ…。」という悪ガキのひと言に背中を押され、一度だけ醤油で煮て食べた記憶があります。「エビフライ」などというものの存在を知らず、「カッパえびせん」や掻き揚げの「サクラエビ」が『海老』であると信じていた夢屋少年には、今まで体験したことの無い『美味しい味』でありました。
仕事から帰宅した母親に「エビガニには虫(ジストマ)がいるから食うなぁ…!」と叱られましたけどね^^;

No.017 アメリカザリガニ Procambarus clarkii 甲殻綱 エビ目 アメリカザリガニ科
約80年前に食用蛙の餌として導入された救荒食?夢屋少年の大切な遊び友達であったが、最近は王国内でも、なかなかお目にかかれない。鉄コン水路で目を凝らして探したところ、泥の中に逃げ込みましたが、百戦練磨の国王の手にかかれば容易に捕獲されてしまいます^^;
昔は田んぼの畦畔に穴を開けると嫌われましたが、最近は特に悪さをする訳でもなく、少年時代の郷愁とともに共存共栄種としておきましょう。

コメント
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