「きくの露 落ちて拾へば ぬかごかな」(松尾芭蕉)
最近の『夢屋国王』は、哲学から文学に目覚めたのかな…^^;
さて、「ぬかご(むかご)」とは、植物の茎や葉が肥大化した肉芽(栄養繁殖器官)で、植え込めばまた芽が出る不思議な物体。「芭蕉」の詠んだ「ぬかご」は「ヤマノイモ(とろろ)」のことでしょうが、画像は「ノビル」のむかごであります。爽やかな朝の青空をバックに撮影したものですが、山芋のむかごの塩ゆでは、結構いけるんだよなぁ…。『がんこオヤジのツマミシリーズ』に登録しておこう^^;
お弁当のおかずのツマに、畑のサンチュを一枚ほど使おうか…すると「コカマキリ」の『子太郎君』が得意のファイティングポーズをとっております。近くには小さなハエが止まっておりましたが、国王の気配に気付き飛び去ってしまいました。狩りの失敗…否、国王が彼の狩りを邪魔してしまったのでしょうか?
ハエの位置は、射程距離にはまだ遠く、第一、擬態や迷彩色で獲物に近づくには『子太郎君』の場合、緑色のサンチュではなく、地上で待ち伏せすべきではないのか…国王は得意の言い訳をするのであります。
不完全変態で成長する『子太郎君』の背中には、翅らしきものが、まだ見えません。しかし、眼光だけは一丁前に鋭いのであります。経済力が脆弱な『夢屋王国』が、隣国「日本」からの侵略を阻止するためには、当面ゲリラ戦を挑むしかありません。
「その行動は神出鬼没にして、局所的、一時的な戦闘と心得なければならない。正規軍として長期戦を覚悟で挑むには、ゲリラ戦法は不向きなのである。」(夢屋国王)
などと、『子太郎君』に戦略構想を示しながら、来るべき白兵戦には、不敵な面構えの彼に先陣を切らせようと考える夢屋国王でありました。
文学も いつの間にやら 妄想に・・・
No.011 コカマキリ Statilia maculata 昆虫綱 カマキリ目 カマキリ科
害虫を捕食するという行為から益虫と思われるが、害虫を捕食する益虫を捕食するカマキリは害虫になるのでしょうか?「害虫」「益虫」などという仕分けは、一時的な人間の都合によるものであり意味をなさない。積極的に作物に害を及ぼさないという点から、これまた共存共栄種としておきましょう^^;