その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

猫の仇返し

2019-10-14 04:08:58 | 転職

獲物も取れない人間に見せる行動とも言われるが…

2002年に公開されたスタジオジブリ製作の「猫の恩返し」…否々、飼い猫はご主人さまに、ネズミやカエルを持ち帰り、日頃の恩を返すと言いますが、一説では、獲物も取れない情けない人間に、獲物の獲り方を教えているという方もいらっしゃる。一宿一飯の恩義どころか、もう彼此130宿260飯の情けを掛けているのだから(それも成分無調整の牛乳まで付けて^^;)某かの『恩』を返してくれても良い頃合いであります。
雨台風一過、『夢屋農園』は、折角作った「籾殻燻炭」が少々流されたものの、然したる被害もなくやり過ごすことが出来ました。しかし、朝から風が強い。本日、おデートの『ノロ社長』が「ワイン祭り」の開催を心配し、『夢屋農場長』は、ご注文を受けた「里芋」の皮を剥くべきかどうかを心配し…心配事は人それぞれであります。
最終確認のため、友人『イチオ君』に電話すると、やはり心配した通り、昨夜の雨台風19号で家が床下浸水するという被害を被ったとのこと。(それも、あれだけ防災無線が鳴り響き、エリアメールが続々と通知されるのに、鬱陶しいと電源を切り、朝起きて浸水に気付いたとのこと。自衛隊のヘリコプターに救助される『オジSUN』は、きっと貴方です。)
「ワイン祭り」も中止、「芋煮会」も中止…昨日、雨の中掘った「里芋」どうしましょうかねぇ?


手慰みに「栗の渋皮煮」を作ってみたものの…

夕刻、今日の収穫をご近所のスーパーに納品に行くと…おいおい『イチオ君』の家は床下浸水どころか、一部床上浸水しているではないか。本日の「芋煮会」参加予定の友人たちが、後片付けを手伝っております。「何だよ、炊き出しが必要な状態じゃないか!何で言わないんだよ!」と、お節介な『夢屋農場長』は、夕食(BBQ)用の炭とおやつに枝豆、手伝い人の身体を温める「豚汁」を差し入れましたけれど。(限定的な被害ではありますが、彼の自宅は水が上がりやすい場所…国交省の大型排水ポンプの導入で、10年来被害を被っていないので、今回の台風も軽く考えていた節かある。)
さて、本題の『猫の仇返し』でありますが、『夢屋農場長』が、手抜き『渋皮煮』を作っている頃、お転婆娘『シロ♀』の声が聞こえるのだが見当たらない。『ノロ社長』が『第2サティアン・テラス』の外壁と中仕切(発泡材)の間に挟まり、身動き出来なくなった『シロ♀』を救助してくれた直後が巻頭の画像であります。お礼を述べるどころか…「シャーッ!!!」と威嚇音を発して逃げて行きましたけれど^^;
猫の「恩返し」も「仇返し」もこんな程度でありますよ。「情けは人の為ならず。」因果は巡りめぐるもの。まだ、刈取りの終えていない田んぼが冠水し、コンバインが水に浸かっている。これから被害状況が次第に集約されるのでありましょうが、備えだけは必要でありますなぁ…。

コメント
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