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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

武士の情け

2020-12-16 07:12:30 | 転職

「灰色の世界」突入であります^^;

雪は一夜にして、畑のごみを包み隠してくれる。「白銀の世界」などというベタな表現があるけれども、それは降雪後に稀にお日さまが出て、雪原を照らした状況を指す言葉であり、気持ちはどんよりと鉛色に染まる。(これまた、ベタな表現ではある^^;)夜中に鋼板の屋根を打つ音が静かになったかと思うと、それは雪に変ったことを意味する。三好達治の「雪」という短い詩に「太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪ふりつむ」という下りがあるけれども、その情景は東北地方、あるいは信州あたりのものだと信じて疑わなかった…詩人「三好達治」は大阪出身なんですねぇ。(福井県に住んでいたことはあるようだけれど^^;)まぁまぁ、どうでも良い。重要なのは、朝、目が覚めると雪が降り積もっており、それを掃き出さないと仕事が始まらないと言う生活が約3ヶ月続くという現実でありますよ。ましてや、今年はハウス2棟に天幕をしたまま冬越しをしようとしているから、ハウス自体が雪の重みで潰されないように日々管理しなければいけない。そうでもしなければ、春先の作物を早出し出来ないと言う都合もあるから、「雪かき」も立派なお仕事になってしまいましたよ。「おやじぃを眠らせ おやじぃのハウスに雪ふりつむ」オチオチ寝ていたらハウスが潰れる。まぁ、少しは緊張感があった方が、生きている実感がして良いんじゃないかい…「おやじぃを眠らせ…そのまま目が覚めない。」なんてね。そろそろ、明日も必ず目が覚めるなんて、何の根拠もない命をあてに出来ないお年頃でありますから(笑)


長女『有季菜先生
』がケーキを買っがてきた^^;

そうそう、今を遡ること30年プラス〇年…彼女は「小雪」降る季節に病院3階で生まれた。体重1,354gの低体重児…帝王切開後、呼吸器が整っていなければ、NICUのある病院に転送もあり得るなんて術前説明を受けていたから、もし、命に恵まれなかったら、「小雪ちゃん」とでも名前を付けようかなんて感傷に浸りながら、病院の窓越しに降る小雪を眺めていた。『〇×看護学校』の学生さんが実習に来ていたのでありましょう…初々しい彼女たちがマニュアル通りに「お父さんそっくりですよ!」とお祝いの声を掛けてくれたけれど、おくるみ替わりのバスタオル越しに抱いた彼女は「オラウータン」の赤ちゃんそのものだった。(お父さんにそっくりなんてよく言えたものだ!)
その後、順調に…周りの子どもたちの体力に追い付くためには、必ず6ヶ月ほど遅れたものの、既にこの世に生を受け30余年が経っている。(婚期は6ヶ月以上遅れていると思えるのだが、そこは武士の情けである。)一方、彼女は、誕生を祝うケーキを自ら買い求めて来た。「仲間外れも可哀そうだから『おやじぃ』の分も買って来た。」とのことである。(オッカーならば『おやじぃ』の分まで買うことなどまずないだろう^^;)「武士の情け」とは、自分より力の弱い者に与える恩恵である…いつの間にやら、娘に「武士の情け」を掛けられる立場になってしまったか…。
菅さんが二階さんと高級ステーキ食べたって?良いじゃない。小一時間なんだから^^; 噛みつくのは肉にして…きっと、歯が無くても食べられるような肉なんだろうなぁ…こんなパワフルなご老体がコロナに感染する訳ないもの。何のエビデンスも無いけれどね(笑)

コメント
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