その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

『バリアあり~』社会

2020-12-19 10:28:37 | 転職

「アジ」の過食は「黄色脂肪症」の原因とか?

「猫に鰹節」とは、猫の好物をそばに置くこと。転じて、油断できず、危険なことの例えであります。しかし、鰹節はマグネシウムを多く含むため、猫の尿路結石の原因になり得るとか…『おやじぃ』が除雪の疲れ直しに久し振りの「アジのたたき」で一杯を決め込もうと思ったら、青身の魚は、猫の体内脂肪を酸化して、「黄色脂肪症」を誘発してしまう危険があるんだそうです。(まぁ、食べさせ過ぎという程度の問題であろうとは思いますが^^;)「猫はお魚が好き。」って誰が決めたのでしょうか?我が家の同居猫『シロ♀』は、生魚はお好みではないようであります。煮干し(結石誘発)、スルメ(通過障害)の類は食べるようでありますけれどね。野良で育てられたから、食べた経験値が無い(でぶ九郎♂は何でも食べるけれど^^;)からかとも思っておりましたが、ウイスキーのつまみ用に買ったチーズは少量食べますから、姉弟猫でも「嗜好」の違いというものがあるのかも知れない。彼女は正しく『ギャル猫』なのである(笑)
という訳だから、「でぶにカラ皿、シロにアジ」危険を予見して、準備を怠らないことのたとえ…という諺にはならないだろうなぁ^^; 3日間の大雪注意報にハウス回りの除雪作業を行って、金曜日(18日は小康状態)は長男『ポン太郎君』に休みを与えました。疲れが表情に出ているし、土日はまた雪の予報でありますから、体力を回復させるためにもここいらで休みを取らせた方が良いという『農場長』の判断であります…『農場長』は?当然、老骨に鞭打って、除雪車の「置き土産」を束の間の晴れ間に排雪しております。


折角の排雪作業も屋根の雪が落ちて…

勤め人たちが出勤してから、小型除雪機で『お土産』を吹き飛ばす。車の通行量(住人の数)から言っても、十分な道幅であり、無駄なエネルギーを使っている必要もないのでありますが、雪が降り続き、屋根の雪が落ちると通行障害にもなることから、晴れ間を縫って「雪片付け」だけは済ませて置く。家に居る年寄りたちの仕事(運動)のようなものであります。昔は自家用車なんて無かったから、降る雪は『雪俵』で踏み固め、新雪は『雪かき』でかいて(掃いて)いた。子どもたちは踏み固めた「道」を歩いていたのだが、一歩踏み外せば膝まで抜かることしばしば^^; スノーダンプ(商標:ママさんダンプ)という大型の除雪道具が売り出されてからは、ようやく掘りに雪を捨てて消すという生活スタイルが定着した…これもまた、除雪体制の整備と自家用車が普及したことによるものとも思えるのですが。
さて、「ノーマライゼーション」という掛け声が叫ばれて久しいのでありますけれど、「雪国」の「バリアフリー」って何なんだろう?段差を解消するどころか、過去の積雪を勘案して、基礎の高い住居が立てられている。これに車椅子用のスロープを付けようとしたら、えらく長い距離が無いと勾配がきつくなる。ましてや、雪道を車椅子で往来することなど無理が生じてしまうのでありますよ。『バリアアリー』な世界だから、高齢者たちは足腰を鍛えて置かなければならない。障がいがあり、また、足腰が萎えてしまった高齢者には、求められれば手助けも必要な土地柄でありますよ。他人の屋敷前の雪片付けをしているのも、暮らして行くのに厳しい世界だからお互いさま…時には無償で、時には有償で。厳しい風土、環境だからこそ、無意識の中で「共助」の心は生まれて来る。関越道の通行障害に立ち上がった地元のスノーモービル屋さんがテレビに映し出されて感激もしたけれど…『バリアアリー社会』では、普段着の姿ですけれどね^^;

コメント
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