カレンダーひとつも経費ですが…
「仕事のひとつも貰えるならば、接待やお歳暮もいたしますが…。」「カレンダーを配ったところで買い物をしてもらえる訳でもないし…。」正直なところ、頂いても処分に困っていた年末のカレンダーさえ、頂く数が少なくなって参りました。さすがに、取引先のカレンダーは何部か頂きましたけれど、中小企業の社長さんや商店主から冒頭の言葉が吐き出されるようになって何年経つだろう?当然、カレンダーを印刷する印刷屋さんも仕事が減っているということにもつながるのでありまして、「好景気」というものは、このように無駄の積み上げの中で支えられているのかも知れない。
本格的に農業経営に参入してから2年…本来であれば、今年度が定年退職年ではあったのだけれど、早期退職して、やりたいことをやらせていただいた2年間であります。さすがに新型コロナウイルス感染症は余計ではあったけれど。(おかげで、今年の研修旅行や県外自主研修はすべて中止になってしまいましたから^^;)それでも、在職中から気になっていた「カノコガ」の夏世代の飼育には成功し、羽化まで見届けることができました。次は冬世代、通年飼育、『つなぎ♀』による交尾行動の観察まで行きつけば、『世のためには何ひとつならない観察』を終えることが出来る。「好景気」が無駄の積み上げの中で支えられているとすれば、『生態学』『行動学』などという分野も無駄と徒労の自己満足で成り立っているのでありますよ^^;
「うどんの乾麺」を期待していたんですけれど…
このブログでも何度か紹介した「ひっぱりうどん」…うどんの乾麺を大鍋で煮込んで、つけダレは納豆と生卵に醤油というシンプルな冬の郷土料理であります。大鍋を皆でつつくから、洗い物も少なくて済むし、主婦(夫)には実に都合が良い。親父の代から取引している『車屋さん』のお歳暮は、うどんの乾麺が定番だったので期待していたのでありますが、今年は大きな箱で「キムチラーメン」でした^^; お中元の野菜ジュースが素麺に変り、素麺の箱のサイズがひと回り小さくなり、お歳暮の箱が突然大きくなった! 「大きい葛籠(つづら)には、得てして魑魅魍魎の類が入っているに違いない。」『おやじぃ』の予想通り、中には製造地:大韓民国の「キムチラーメン」…「ざっと、1,500円相当のお歳暮だわな。車一台買っている訳でもないから仕方ない。」(『車屋さん』ごめんなさい。こんな風に値踏みしている^^;)
とまぁ、そんな感じで年末を迎えております。金は天下の回り物である!「放さんかおやじぃ!枯れ木に花を咲かせましょう!」お歳暮に『なまもの』を包んで、お世話になったところに置いて来ましょう。『生物(なまもの)』だから、正月料理を鱈腹ごちそうになって帰ってくるに違いない。お金持ちにお金を遣わせる景気浮揚策…『おやじぃ』は、雪片付け以外働かないと決めた「仕事納め」でありますよ。
(とは言え、医療従事者や保健所の皆さんは年末年始もなく働いているに違いない。ありがたいことです。)