その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

女房とお米は新しい方が…

2021-10-04 07:46:49 | 転職

2021年産「おやじぃ米」である^^;

色々トラブルもありましたが、脱穀調整作業も済みまして、本日新米を納品できそうであります^^; 単収10俵を基本に自己保有米を確保して、出荷予約をしたものの、こればかりは作ってみないと分からない。籾量は昨年並みと感じておりましたけれど、出荷用の袋に詰め切るまで緊張してしまいましたよ。(結構、気が小さい^^;)結果は、昨年より一俵(60㎏)ほど収量が上回り、品質の方も今年新たなカメムシ防除剤が効いたのか、吸汁斑点米も無く、一等米だわなぁ…と検査前に勝手に決め込んでおります。米価は昨年より一俵当たり2,000円ほど低下しておりますが、増収分で何とか穴埋め出来そうだと内心胸を撫で下ろしているところ…結構、手を抜いたはずなのだけれど、昨年を上回るってどういうことよ?(まぁ、要所要所はキッチリ抑えてますからと結果さえ出れば急に強気になるのであります^^;)
さて、問題は自己保有米…昨年の米がまだ一袋残っている。我が親父は「物事があった時のために。」と保有米を多めに確保した結果、米作りをしているにも関わらず、正月過ぎまで古米を食べていた。他界してからは、一気に古米を処分して新米を食べるようにしましたけれど、1993年の冷害の記憶がまだ残っている…「物事」とは、冠婚葬祭に留まらず、自然災害などへの備えと心得るべしと自戒しながらも、目先の現金収入(超過米供出)に心が揺れるのでありますよ^^;


『ノロ社長』のお誕生会…プレゼントに

「新ソバの香りが、ツンと鼻を貫けますなぁ。」と語っておけば、一端の『蕎麦通』のように扱っていただける^^;(新ソバな訳が無い。)お米も「天日乾燥が美味しい。」と言われるけれど、今では乾燥機でガンガン乾燥させるから、美味しいと思えるのも年内の内だけで、食味が少しずつ落ちていってもお口がおバカになって行くから、味が分からなくなってしまう^^; 「新米が美味しくて、おかずが無くてもいける。」などというコメントが常套句でありますが、今ではおかずがメインでしょう…だから、お米は前に出過ぎない、自己主張の少ない米が口飽きしないと思い込んでおりますよ。
はてさて、選別機の脇から出て来る「屑米」は…「良質米づくりのために、LL網で選別を。」それを信じて選別し、「屑米」としてお買い上げ願っておりまして、お煎餅などに化けるのでありましょうが、「S、М網」を使ったら、今年は「青子」が少ないのでそれなりのお米になるんじゃないかと…選別し直して、スーパーの「お徳用米」に化けているのではないかなどと、根拠のない想像を巡らしております。そうそう、首班指名がまだなのに、(両院とも自民党が多数派だから仕方が無いか^^;)新大臣の内定が出ておりますなぁ…総選挙間近の新大臣就任だから、地元の期待も大きいのだろうけれど、はて、選挙後にまた組閣なんてことは無いだろうなぁ?我が家の「新米」と同じで、食味が徐々に落ちていることに気付かないなんてことがないことだけはお願いしたいものである。そして、我が家に残る最大にして最強の『古漬け』…新米と畳は新しい方が良いならば…『おやじぃ』は、自分自身が捨てられることまで思いが及んでいないのでありますよ(笑)

 

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