その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

一糸乱れぬ…!?

2021-10-17 08:48:14 | 転職

コチラはバテバテの『半三郎君』である^^;

加工野菜の収穫作業をしていたら、遠くからザワザワとスピーカー音が響いて来た。衆議院解散直後とは言え、街宣車にしては早過ぎるし、一体何なの?我が農園では、風に乗って時折響く程度だから、迷惑という程の音量でもない。その内、「赤…×〇△ 白…%@&」というコールがあって、「はは~ん!小学校の運動会ね!」と状況を理解した^^; そう言えば、昨日の夕方、グラウンドで応援の練習をしていたようだわ…と納得する。例年であれば、初夏の頃に開催されていたんじゃなかったかなぁ?コロナ禍で延期されていたに違いない!などと、勝手に想いを巡らせるのでありますよ。
我が原体験では、「紅白の応援合戦」なるものも存在したのだけれど、いつも間にか手作りの『チアポンポン』まで飛び出し、先生方の仕込みも功を奏して、『見せる応援合戦』も盛んになっていったっけ…恐らくはコロナ禍で、本来ならば楽しみにしているはずの家族の応援観戦は自粛かな?などと余計な心配をしておりますよ。『おやじぃ』には「孫」が居ないから、運動会というものには縁遠くなってしまいましたけれどね。参加する小学生たちは、とても素直であり、自分の所属する「赤」「白」という組を必死に応援する…「一糸乱れぬ」と表現するには、ちとオーバーでありますが、「一体感」が良しとされる世界が作られて行くんだろうなぁなんて考える…補償も無いまま、「営業自粛」「マスクの着用」とお上に言われて、素直に実践できる体質って、初等教育に原点があるのかなぁなんて考えてしまうのでありますよ。


頼む!夜中に起こさないでくれ…^^;

本来、生き物は本能(欲望)の塊であるはずだから、お腹が空けば食べるし、眠くなれば眠る…子どもは、後のことなど考えないから、目一杯遊んで、遊び疲れて、所かまわず爆睡してしまう^^;
それが幼稚園、保育所に通い始めて、日中のスケジュールという時間の管理下に置かれ、小学校で磨きが掛けられる…「団体生活に慣れる。」「社会に出る。」ということはそういうことかな。以来、50年以上、時間に縛られた生活に何の疑問も持たずに生きて来たんだよなぁなんて考える。
さて、自営業『お百姓さん』になってみて、自分自身の時間管理はかなりルーズになっている^^; 確かに「納品時間」という縛りはあるのだけれど、出荷しなければ、売り上げは減り、自分自身の生活費に響くだけであり、特に他人様に迷惑を掛けるというものでもない。(約束をした納品物は別ですけれど…。)一日8時間の労働時間を割り振って働いたとしても、働いた時間分だけの見返り(収益)が上げられなければ、タダ働きに等しいなぁなどと考え始める。(しかし『お百姓さん』の働きの大半はタダ働きに等しいのだけれど^^;)残り20年間(平均寿命まで生きると信じ込んでいる。)アクセク働くこともないかぁ…などと考えながら、残る20年間の膨大な『自由時間』に呆然としてしまうのでありますよ。使い果たした途端に、ああすれば良かった、こうすれば良かったと悔やむはずなのにでありますよ。だから「お仕事」という時間を割り振って、「お仕事」のために時間が自由にならなかったなんて言い訳をすることになるんでしょうかねぇ…こうしてみると、幼児、小学校時代に刷り込まれた『時間割』の効果は絶大であると思うんでありますなぁ。『自由時間』に憧れながら『一糸乱れぬ団体生活』がないと不安になってしまう、悲しい『おやじぃの性』でありますよ(笑)

コメント
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