その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

もってのほか

2021-10-24 10:24:36 | 転職

これは食用菊「もってのほか」である^^;

「もってのほか」とは、「とんでもないこと。」や「けしからぬこと」を意味する言葉であり、「こんなに美味しい菊をに食べさせるなんて『もってのほか』である。」と言ったとか言わなかったとか…そんな逸話も残っている。(諸説あり^^;)「秋茄子はに食わすな。」なんてね、これまた美味しい秋茄子を嫁に食べさせるなんてという意味合いと「茄子は身体を冷やしてしまうから、子どもを宿した嫁には食べさせない方が良い。」取って付けたような屁理屈を述べる説もある。まぁ、いずれにせよ、以前の「嫁」としての扱いは『もってのほか』だったに違いない^^;
「女」に「家」がくっつくと立場が弱くなり、「母」を経て、「女」も「古く」なってくると、その立ち位置も逆転してしまうから不思議であり、「私は若い頃、理不尽な扱いを受けたから、貴女にはそういう思いをさせたくない。」と語りながらも「私が若い頃は…」と始まるから意味不明^^; しかし、これは決して女性特有のものではなく、男どもも、大した実績などなくても「俺が若い頃は…」となるから、男女ともに永遠の課題(研究テーマ)なのかも知れない。
学生時代に読んだ「比較文化論」の著書の中に、「家庭内にある『竈』の数」から、一夫多妻制や嫁姑問題をひも解いた方がいらっしゃったけれど…日和見平和主義者の『おやじぃ』は、どうか仲良くやってくださいと右往左往するだけでしたねぇ^^;


満額回答も少しずつ欠けていく^^;

はてさて、ネットサーフィンをしていたら『マタイ効果』なる用語にぶち当たりましたよ。「金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に」とも要約できる科学やその他の分野でも見られる現象を指すんですと。(本来のマタイの福音書は、別の原義を持つのだろうけれど^^;)そんなこと、改めて解説していただく必要も無いことである…「お金や物質が満たされても、精神的な幸福感を味わえる訳ではない。」などという台詞は、「お金や物質に恵まれている人」が吐き出せる言葉であって、現実にお金が無いとなると気持ちも荒んでしまうのでありますよ。
「国鉄運賃値上げ」「学費の値上げ」etc.…「お金が無ければ、大学で学ぼうなんて思わないんじゃない?」と学生集会で「毒」を吐いてくれた女子学生(同級生)さんが居た。貧乏な地方出身者でも、授業料免除や奨学金、アルバイトで何とか卒業し、『おやじぃ』の場合は、社会人としてスタートすることが出来た。新社会人一年目の給料が、両親の収入合計を超えていた…今では考えられないような生活実態ではあったのだけれど、そこそこの生活が補償されるようになった。しかしなぁ、今はどうなんよ?普通科、実業高校の別なく、大学、専門学校への進学率が高まり、かと言って、その先の就職や生活が補償されている訳でも無い。「お金がなければ…思わない。」と「毒」を吐いた40年前の女子学生さんの言葉が現実味を帯びて我が身に返ってくるのでありますよ。
衆議院議員選挙投票日まであと一週間…「託せる候補者が居ない場合は『白票』を」なんていうツイートが増えているんですと。どの政党もバラマキ合戦ではねぇ…かと言って「棄権」だけはね『もってのほか』であるとしておこう(笑)
変えられぬ世の中は変わらないけれど、貧乏人でもスタートラインに立てる施策だけは望みたいなぁ…。

コメント
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