その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

見るな!金蔵…

2024-02-15 05:46:19 | 巡礼

コチラ「夕鶴」伝説の残る珍蔵寺…

「毎日、温泉に浸かって、観音さまを巡るなんざぁ結構なご身分ですなぁ…。」などと言われそうですが、昨日はお仕事で荷受けまでの時間調整で置賜三十三所 第18番札所「鶴布山 珍蔵寺」を訪れております。「新山観音(聖観世音菩薩)」…やはり、足腰の病にご利益があるようですなぁ^^;
全国に「鶴の恩返し」伝説はあるようですが、コチラの場合、江戸時代の古文書にも記述があるというから『信ぴょう性』も高い?ましてや、「珍蔵寺」という名称は、のぞき見してしまった正直者の『金蔵さん』が由来らしいとの念の入れようでありますよ。(そうそう『きんぞうさん』であって、『かなぐら』と読んではいけないのである^^;)
しかし、ひねくれ者の『おやじぃ』は、「そもそも山形県にツルが生息していたのかね?」などと、生物学的な見地から伝説に懐疑的である。ツルと言えば、釧路湿原の「タンチョウヅル」…頭の天辺(頂)が赤い(丹)ツル…白い羽で織りなす布は、純白で光沢を帯びていなければいけない。(おとぎ話から勝手に思い込んでいる^^;)「タンチョウヅル」が釧路湿原で再発見されたのは、1924年のことであり、それまで日本の「タンチョウヅル」は絶滅したと思われていたようである。江戸時代には「荒川(東京都)」の辺りにも飛来地があったという記録があるようだから、ここ南陽市の「白竜湖」を中心とする『大谷地田』に飛来・生息していたとしても、何の不思議もない訳かぁ…などと、我が無知を恥じ入るのでありましたとさ(笑)


『邪心』は「水垢離」で清めますかね^^;

さて、「鶴の恩返し」…小学2年生の頃だったかなぁ?『おやじぃ』は、学芸会で「夕鶴」の『与ひょう』役に大抜擢されたことを思い出した。(『つう』役は「尚子ちゃん」だったような気がする^^;)台詞がなく、音楽に合わせて身振りで演じる役だった記憶であるから「木下順二作の戯曲」ではなく、「團伊玖磨作のオペラ」に合わせた演技だったに違いない。こちらの方は、新潟県佐渡市に伝わる「鶴女房」を原題としているから『金蔵さん』ではなく『与ひょう』だった…『おやじぃ』は美男子役ではなく、既に爺さん役だった記憶でありますよ。祖母が小道具の『痩せ馬(背負子)』と頭巾を手作りしてくれたことを憶えている。
はてさて、「動物報恩譚」「見るなのタブー」の範疇に入る伝説でありますが、どうやら『おやじぃ』ののぞき見趣味は、こうして小学生時代に培われてしまったのではないかと思い返しているところであります。見れば言いたくなるから見ない、見ない。聞けば言いたくなるから聞かない、聞かない…しかし、今朝は「ツル」つながりで、庄内地方の「鶴岡市」までお荷物をお届けに行って参ります。見ないと心に誓っても、やっぱり、覗きたくなるんだわぁ…こうして話題作りには苦労しない。おっとっと、出発の時間でありますよ。安全運転で出掛けてきます~(笑)

コメント
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