その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

節介とちょっかい

2024-02-27 08:12:50 | 巡礼

山懐にあるお寺の雰囲気…

明日は荒れ模様のお天気のようである…しからば、今日の内に『数』を稼いでおきますか^^;
隣町の米沢市や南陽市ならば、片道30分程度の時間で済みますが、近場の観音さまは大方回ってしまい、残るは西置賜郡の各市町…北端の白鷹町までは1時間ほど掛かってしまう。腰の温泉治療も兼ねているから、本日は「第29番 松岡観音」「第13番 関寺観音」「第20番 仏坂観音」の順に巡ることにしよう…ようやく「効率」というものを考え始めるように成りました。(と言うか、終着は「パレス松風」と決めているから誰が考えてもこの順番になる^^;)直江兼続の妻『お船ちゃん』が選定したと伝えられる「置賜三十三観音」ではありますが、「補陀山 岡応寺」も小さなお寺(無人?)である。(寺の大小で、仏さまを『格付け』するのも失礼な話ではあるけれど…)縁起によると、どうやらこちらの観音さまは、南陽市「熊野大社」に合祀されていたものを、神仏分離令によって、霊場番号共々この地に移管されたらしい。(なるほど納得…やっぱり、由緒、寺の大小で『格付け』してしまう悪いクセである^^;)
観音堂から山の中腹の広場まで、三十三観音が祀られているということなので、登ってみると『おやじぃ』より前に歩いた方の足跡が残っているのだけれど、下った足跡がない…こういう情景というのは、良からぬことを考えてしまう。第一番、第二番と薄れた文字を確認しながら登ったのだけれど、第29番が欠番…ここは「29番札所だから欠番かね?」違うんだなぁ~雪で観音さまが前のめりに倒れていたという次第…こうした場合、『おやじぃ』の不浄な手を掛けてよろしいものやら、よりにもよって第29番かね?


お礼に「御朱印」というものを…撮影だけ^^;

さて、手を清める水もないから、雪で清め、拝んで、とりあえず起こしましたけれど、これって『余計な節介』というヤツかねぇなんて考えた。関わらなければ済むものを、余計なことに口を出し、手を出した結果、厄介なことに巻き込まれる。(今まで、何度経験したことか^^;)ホレホレ、登りの時は気付かなかった「第8番石仏」も倒れているじゃないですか…第29番を救っておいて、第8番を救わないのは『逆恨み』の原因になる。(仏さまは、そんなに心が狭いとは思わないけれど^^;)結局、もう一体、手を掛けることになるのだから…。
はてさて、「節介」とは、元来、節操を堅く守り、世俗に流されないことを言うらしく、何故か「お」がついて「お節介」となると、いらぬ世話をやくこととなるらしい。また、似た言葉の「ちょっかい」は、猫が片手でかき寄せるようなしぐさから、横から余計な手出しをすることを言うらしい。『おやじぃ』の本日の行いは、「節介」か「ちょっかい」か?これは、下心アリアリの「功徳」というものでございます…何せアナタ、約30kgの石仏を抱えて台座に戻して差し上げて、ホーレ、腰がピクリともしませんから。これぞ、「福徳観世音菩薩」の御利益、ごりやく。所願成就に『腰痛治癒』を油性ペンで書き加えておきましょう。(これが「お節介」だわなぁ^^;)ちなみに、『おやじぃ』の前に参詣した人の足跡は、山の方まで延々と続いているようにも見えましたが、どうやらお寺に下る「裏道」もあるらしい…こちらは「厄介」なことにならなくて良かったよかった(笑)

コメント
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