置賜三十三観音 第28番札所ですが…
久し振りの雪の予報に『おやじぃ』は、ハタと困ってしまいました。2月の雪など当たり前のことではありますが、令和5年度の受託仕事である水路整備工事の完成検査の日だったのよねぇ…検査のために除雪作業をしていただくのもお互い無駄だから、現場の雪解けを待って検査日を設定したはずなのにねぇ。人生とは得てしてこんなものである。最近、『俄か般若心経通』を名乗っているから、心の有り様が少しずつ変化し、有るがままにを受け入れられる気構えが出来上がりつつある。(ホントかねぇ?)結果は「雨」…これも『御仏のご加護』と、どこまでも自分に都合よく考えることにしております^^;
「年金受給を前にして、お気楽な生活をしている。」と友人『ノロ社長』の厳しい指摘を受けながら、「ちゃんとお仕事もしてまっせ。」とばかりに、完成検査を無事終えて、残りの時間は巡礼と『腰の温泉治療』に充てる余裕の仕事ぶりである。隣り町の南陽市内の観音堂もあと2ヶ所となり、その内1ヶ所は熊野大社脇道3㎞、大型車通行不可とあるから見送り、こちら第28番札所「宮崎観音」を訪れてみた。このところ「大木」に目を奪われることしきりでありまして、境内にはよく刈り込まれた『ヒバゴン』があった!いつものように本堂前で『適当・般若心経』を唱えたものの、ふと思う…こちらは曹洞宗の寺院で、「一仏二祖」が教義のはず。ご本尊として、本堂に鎮座する訳も無し…観音堂は別の場所にあるようですなぁ^^;(いい加減さもここまで来ると上等だわ。また出直すことにいたします。)草木にも感謝し、その成長を願って建立されるという「草木塔」を見つけ、「無眼界乃至無意識界」…目で見たり感じ取ったり出来ない世界観を、目で見たままに『ヒバゴン』と名付けてしまう俗世に生きる『おやじぃ』でありますよ(笑)
常にこの世は変化し続ける…
さて、『ノロ食べログ』で評価の芳しくない町内のラーメン店…お隣のラーメン店駐車場に『ノロ社長』の車があるのを承知で、『おやじぃ』は事の真偽を確認に入店してみた。(若い頃は、毎日食べても飽きのこない味だった気がするのだが…)まずは、スープをひと口…醤油味が以前と比べて強いかなぁ?(スープのダシのせいかも知れない。)そして、スープをもうひと口…脂ぎったスープでもないのに、舌の上に脂を感じてしまう何故?麺もチャーシューの味も以前と変わらない気がしますが…。バアちゃんとお袋さんで切り盛りしていたこのお店も若手に代替わりして、味付けが変わってしまったのか、そもそも『おやじぃ』の舌が老化したのか、耳から入った『情報』がそう感じさせてしまうのか…『変化』は世の常、それぞれに変化しているのかも知れないねぇ。
はてさて、綱正寺の「草木塔」…決して古いモノではないと思えるのだけれど、日本国内には160基(現代のものも含め、200基以上との説もあるようです。)約9割が山形県置賜地方に集中しているとか…。『おやじぃ』が好きな自由律俳句の「種田山頭火」の作品にも「草木塔」という句集がある。山口県出身の「山頭火」が何故に「草木塔」なのか…どうやら俳聖 松尾芭蕉の足跡を追って「奥の細道」を旅し、新潟県村上市あたりで「草木塔」の話に触れたとの書き込みもありました。残念、我が置賜地方を訪れた訳ではなかったのよねぇ…。「あるけばかつこう いそげばかつこう」「松はみな枝垂れて 南無観世音」etc.人生を急ぐ必要も無し、「分け入っても分け入っても青い山」…『変化』を楽しみ、『変化』を受け入れながら、もう少し「分け入って」みますかねぇ(笑)