その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

後ろの正面だ~れ?

2024-02-16 10:23:30 | 巡礼

平日からお風呂…お仕事ですから^^;

「ツルの恩返し」から、鶴つながりで、お城にツルが舞い降りたという伝承もある「鶴岡市」へ…「鶴ケ岡城」がその名の由来という説もあるようですけれど、やはり本州にもツルはいたに違いない。少子化の影響で、鶴岡南・北高校が統合され、中高一貫校として、この四月には「致道館中学校」「致道館高校」と名称を改め開校するようであります。藩校「致道館」…「君子学んで 以て その道を致す」という論語の一節が由来のようであります。『おやじぃ』は、「途轍もなく重~い」物件搬入のお手伝い…庄内の『聖人君子』が巣立つお手伝いをしていると理解しつつ、君たちにも「途轍もなく重~い」期待と将来が託されていると他人事のようにつぶやくのでありましたとさ(笑)
予定通りに搬入作業が終われば、不安を抱える『お腰の治療』に専念することにいたします。若い頃は、海水浴で鶴岡市湯浜を訪れてはいますが市内は素通り…以前から気になっていた「湯田川温泉」に足を伸ばしてみたのであります。(当然、共同浴場300円^^;)昔ながらの細い路地を運転しながら脇道に逸れ、大きなお寺の駐車場を拝借してみたら、そこは「庄内三十三観音 第26番札所 長福寺」であった。脇に追いやられているような観音堂が多い「置賜三十三所」に慣れてしまって、右わきの「大日如来像?」に手を合わせてしまった『おやじぃ』である。長福寺のご本尊が「十一面観世音菩薩」だったのよ…また、出直すことにいたします。(観音さまは、そんな間抜けな『おやじぃ』を一段高い所から見守っていてくれているはずである^^;)


名竿の誉高き「庄内竿」…

はて、間抜けな『おやじぃ』は、長福寺の右手に立派な神社があることに気付き、「由豆佐売神社」であることを知る…なるほど、この参道を下ればその正面に「正面の湯」がある訳かぁと納得。管理人さんが常駐していないので、近くの商店で入浴券を買い求め、鍵を開けてもらうシステムのようである。「アンダ、いい男だから11時前でも入れるよ。」と陽気な店のオバちゃんに言われ、開館時間前に入浴させていただいた。しかしなぁ…お湯の神さまに背中を向けてお湯に浸かるのも不謹慎な気もするが。無加水、無加温のかけ流し…独り占めさせていただくにはもったいないほどの湯量がある。腰を温めて、浴場の戸を開けて思いましたね…神さまに背中を向けている訳じゃ~ないんだなぁ。神さまの御利益(お湯)を得たら、出るときゃ~必ず神さまが正面に鎮座している訳ですよ。『後ろの正面だ~れ?』…裏で実権を握っているのは『おカミさん』なのである(笑)
はてさて、折角の鶴岡市内なのだから、いつもは素通りの「致道博物館」でも見学していこう…子どもの頃、家族旅行をして以来、50年ぶりかねぇ…。酒井家ゆかりの品物よりも、「庄内竿」が気になった。(一本欲しいけれど^^;)そうそう、庄内藩は天下泰平の世の中で、文武の『武』をお魚に置き換えて、黒鯛釣りを推奨したなどとも聞いている。『おやじぃ』が仕官していたなら、さぞかし出世したに違いない^^; 長岡藩、会津藩と新政府軍にねじ伏せられる中で、軍の近代化を進めていた庄内藩は最後まで持ちこたえたようである。西郷隆盛の温情という説もある一方で、京都の有力公卿に賄賂を贈っていたという書付もあるようだ…正面では戦い、裏では赦免のための工作をする。『政治』とは、いつの世もそうのようなモノなのかも知れない。『徹底抗戦』と叫び続けるだけの『おやじぃ』では、やっぱり出世できない訳だわ…なるほど『後ろの正面』とは何かを考えた一日ではあったわ(笑)

コメント
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