置賜三十三観音 第21番は雪の下^^;
突然思い立った「置賜三十三観音巡り」…よくよく考えてみれば『おやじぃ』の一代守護仏は「観世音菩薩」であった。(正確には「千手観音」であるけれど、観音さま自体が変化する仏さまだから『一族郎党』…聖観世音でいいのだ^^;)天気も良いし、お腰の『時限爆弾』治療も込めて、米沢市小野川温泉を目指してみた。「巡礼は、4月から11月頃が好ましい。」…なるほど、小雪の年とは言え、お目当ての観音堂は雪の下ですもの。と言うか、こちら「小町山 宝珠寺」は、「甲子大黒天本山」…大黒さまがメインで、観音堂は脇に追いやられた感じですから^^;(道だけは気持ち除雪されていた。)それでは、昨日の失敗を教訓に「般若心経」を唱えて…「観自在菩薩 行深魔訶般若波羅蜜多時~♪(中略…忘れた^^;)」…お袋が持っていた「修義証」もどこかへ蹴散らかしてしまったし、観音堂も雪の下だから、また出直すことにいたしますわぁと不始末に申し開きをしております。
ところで、このお寺の名にある「宝珠」って何だ?『涙の粒』…タマネギのような形のあの玉のことなぁ。どうやら「如意宝珠」が正式な名前らしく、自分の意のままに願いが叶えられるという珠らしく、サンスクリット語で「チンター マニ」と言うらしい。こんなもん、衆生を救済するのに仏さまが使うモノであって、人間が持つべきものではありませんわなぁ。何!『チンターマタニ』?…いかんいかん、世俗の『垢』が頭から離れない。凡人は、名湯 小野川温泉の公衆浴場できれいに洗い流すことにいたしますよ。「小野小町」に由来するという温泉街も20年振りの訪問である。今回は「滝湯」だったから、出直す時は「尼湯」にしよう…二回も入浴すれば『チッターマシニ』なっているに違いない(笑)
『ノロ社長』へのお土産ですが…
さて、美人の湯である「小野川温泉」のお土産は「ラジウム卵」か「豆もやし」が定番であるのだけれど、集落の会計帳簿の取りまとめに頭を痛めている友人『ノロ社長』には、彼が「久し振りに食いてぇ~!」と叫んでいたケンタッキーを買い求めることにした。(案の定「今日と明日は飲まん!」と宣言していた彼は、ニオイでいとも簡単に陥落してしまった^^;)
はてさて、『おやじぃ』が今さら観音さまを巡礼しても、極楽浄土へと導いていただけるとも思えない。曹洞宗ならば、道元禅師が著した「正法眼蔵」に触れてみるのも一手段かも知れない。仏教に限らず、世に普及した『宗教』というものには、『初めの教え』はそれぞれに立派なものであったに違いない。結局のところ、衆生の民が求める『救済』というものを、後の人の手によって大きく書き替えられたに違いないのである。『如意法受』…本来は、民を救い、律するはずの法律も、「議員立法」という手段で手前に都合の良い『法律』に書き替え、お金の出入りさえも不明なままでも許されるという『特権』を与えてしまった。科学技術がどんなに進歩したとしても、自然に対する『畏敬の念』だけは忘れてはいけないものだと『おやじぃ』は勝手に信じ込んでいるのだけれど、政治の世界では、「如意宝珠」を手にしたと勘違いしている輩が多数存在するようである。人間の力は偉大でもあるけれど、謙譲の心を忘れては『愚か者』の誹りを受けても仕方ないと思うのだけれど…国会議員の皆様が謙譲の心を持ち合わせていたら『チッターマシ』な国になると思うのでありますけれどねぇ(笑)