その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

乳がなくとも粉ミルク…

2024-02-17 10:08:08 | 巡礼

コチラ湯田川の「乳イチョウ」である^^;

ガイドブックに頼らずに、『興味』に任せてふらりと足を向ける旅は、目玉の名所・旧跡を見逃すこともあれば、めっけものに当たるときもある。湯田川温泉の「由豆佐売神社」の参道脇にある古木「乳イチョウ」(県指定文化財)もそのひとつかも知れない^^;
『垂れ下がった円錐形の突起物』が、垂れた女性のおっぱいをイメージし、下にある祠は、お乳に恵まれることを願かけしたものに違いないと勝手に解釈。(今朝、調べたら確かにそうだった^^;)そうそう、粉ミルクなんて無かった時代には、「鯉の生き血が良い。」とか「餅を食べると乳の出が良い。」などという『力業』が言い伝えられてきたからなぁ…などと、古い時代を思い出すのでありますよ。しかし、このイチョウの樹は「♂株」なのである。雄に願をかけてもねぇ…。我が在所では、目にしたことのない(知らない)『イチョウの乳』…結構、各所に存在するようであり、『乳根』とも呼ばれるこの突起物は、主幹の材質とは少々異なり、柔らかく澱粉が蓄えられているという説もある。「たらちねの~(垂乳根の~)」から始まる和歌を思い起こし、どうも受け売りで『乳の垂れた女性…母親』をイメージしてしまうのだけれど、「たらちね」は、母親だけではなく、両親をも指す枕詞であり、「垂乳女(たらちめ)」「垂乳男(たらちお)」と書き分ける説もあるようだから、『垂れた乳の女性』から派生したというのは、後付けの解釈であるとのことである。なるほど、歳を重ねて「大胸筋」が衰えてくると男も乳は垂れてくる…最近の『温泉療法』から得た知見である。と、話はいつものように脱線してしまうのであります(笑)


「おもてなし」が評判のPトイレです^^;

さて、山形県出身の歌人 斎藤茂吉の歌に「たらちねの母のゆくへを言問ふは をさなき児等の常と誰かいふ」という一首があるようです。「死にたまふ母」に全59首ほど収められているということだから、茂吉は余程のマザコンだったに違いない。(と言うか、男どもの大方はマザコンなはずである^^;)「か~ちゃん、どさ(どこへ)行ったぁ~?」と不在の母に声を上げて泣くことはあっても、「と~ちゃん、どさ行ったぁ~?」などと泣いたりはしないのである。父ちゃんはなぁ、『ゲンコ(ゲンコツ)』くれても、お乳は出せないのだよ。だから、外で働いている。(これは、決してアンコンシャス・バイアスではないことを申し添える^^;)足りない粉ミルクを買って帰るんだわ!
はてさて、岸田首相の打ち出した「子育て支援金」…賃上げ効果によって、実質負担ゼロ!おいおい、どこぞの漫才コンビの持ちネタの『カロリーゼロ』のパクリかね?『真っ白なお米は、白紙に戻すということでカロリーゼロ!』…こんな理論だれが信じますかね?漫才だから笑っていられるけれど、真顔で『実質負担ゼロ』などと言われても賃上げなど程遠い現状に何を言うといった感じである。ドロドロ、真っ黒な政権でカロリーゼロな訳がない。その時は、その時で『ブラックホール理論』を持ち出してくるかも知れない。『すべての者から吸い尽くす。』なんてね。本気で少子化対策になると思っているのかどうか…その内に、効果が出ないからと制度をさっさと改変する。子育ては、最低でも20年間のスパンをみなければいけない。途中で、梯子(制度)を外すから、行く末が不安で子育ても出来ないんでしょうが…。『乳が出なけりゃ粉ミルク』…働き手不足で、女性の積極的な社会参加を…そうそう、老若男女、粉ミルクのために働けはたらけ!『乳(賃金)』の出が良くなるように、これからの「乳イチョウ」は、別の信仰の対象になったりしてねぇ…御利益。ごりおし(笑)

 

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