昨日の続きを。
日本家屋の設えが近年大きく様変わりした。畳の部屋が減少し、フローリングの床が増えるに従い座布団に座る生活から椅子に腰かける生活に変化した。
神社での神事や寺における法事なども、かつては座布団に正座が当たり前だったが、最近は椅子が設けてあるところがほとんどだ。
地域の集会所や公民館なども、ほとんどがテーブルと椅子に代わった。
私たち夫婦の住まいとて例外ではない。
移住に伴い、築70年を超える古民家を購入した。
地区のみなさんの話によると、私たち夫婦で三代目になるようだ。
二代目のご夫婦時代に1度リフォームがなされ、既に畳の部屋はなかった。私たちの代になり、さらにリフォームを行った。が、畳の部屋は今のところ復活していない。
外観は古民家だが、中身は全く異なる。
そんな時代にあっても、将棋界は伝統を守り、座布団に脇息だ。そこにネクタイを締め、スーツを着用し、お洒落なヘヤースタイルの棋士がすらりと伸びた足を折りたたみ正座する絵面は、やはり面白い。
続きは、また明日に。