敷地内に栗の木が何本あるのだろう。
数えたことがないので正確なところは分からないが、この時期、そこここに栗のイガが転がっている。
表に出るたび、ズボンの両ポケットは栗の実でパンパンになる。それでも拾い尽くせない程で、ほとんどはアナグマさんたちの食料となっている。
おかげで、毎日ホクホクの栗ご飯が頂ける。
ただ、栗の皮をむくのは大変なようで、去年、女房どのは肩こりに悩まされた。
ということから、今年、シーズン初めに、栗の皮むき専用の器具を女房どののために用意した。
全ての栗の実が落ちてしまった頃、丸々と太ったアナグマさんは冬眠に入るのだろうか。
静かに里山の秋は更けていく。