好きな酒肴をマイペースでやりながら、気が置けない仲間と止め処なく喋る。そんなことに打って付けの店である。
席についてメニューを取ったら、「本日の営業は9時半まで」とある。翌日からお盆休みなので早仕舞いと判った。それかあらぬか、一階のカウンターも二階の座敷も、6時で満席。いい店は、皆さんよくご存知で。リーズナブルな値段も人気のひとつ。
お代は、出世払いということで、世話になる。
出世しなけりゃ払わないでいいわけだ。と言っても、そんな根性の輩は、所詮出世は無理だろう。
果たして、何倍にして返せるか。元へ、返せること自体ができるのか・・・。嗚呼。
「金田」 東急線自由が丘駅北口2分
03-3717-7352
LA PATTOLA
平塚駅南口を湘南遊歩道に向け直進、海岸の200M手前にあるパスタの専門店。
湘南にふさわしいく明るく開放的。テラスではペットとともに食事が出来る時代志向。料理も店員さんも湘南風味で高感度。
そもそもは、日本テレビ「マネーの虎」で、スポンサーを募ったのがきっかけとか。「やる気はある。技術(料理の腕)もある。しかし、カネがない。誰か出してくれ」という番組。結局、ひばりプロダクションの加藤和也が960万円の出資に応じて、2002年11月に営業開始。いまでは、茅ヶ崎、鎌倉とあわせ三店舗とか。大したもんだ。
パスタは、シーフードを中心に、にんにく&オイル、トマトソース、クリームソース、醤油ソースの4種32品。オーダーしたのは、醤油ベースの「じゃこと高菜」のパスタ。麺はイタリアで一番売れてるバリラの1.4ミリ。美味でした。
じゃこと高菜 薄暮の海岸通り
空気のきれいなうちにと、ドライブに出かけた。
ランチは山中湖畔の中国料理店。
近くの別荘地で管理人をしていた友人夫妻に案内して貰ったのが最初だった。
以来、年に1度は訪れているだろうか。
失礼ながら鄙には珍しい洗練された味。店のたたずまいと客層が好ましい。
ランチに飲茶を選んだ。麺を入れて9品1980円。
世界一の美山・富士山の景観を楽しめたが、驚いたのは、湖面越に冠雪多き南アルプス連山を遠望できたこと。
写真を撮っていたら、デジカメの一人のおじさんが来た。景色の素晴らしさを会話し、成り行きで彼のカメラで彼をお撮りする。
そしたら、お礼にと沖縄の「Lucky Seasar」のストラップを戴く。
実は、昨年大晦日に、それまで付けていたのが切れて、裸の携帯だったのだ。
「こいつは春から縁起がいいわい」
「玄品ふぐ」と並ぶふぐの大衆料理チェーン店。
「東京一番フーズ」が1号店を平成10年に新宿に出店。現在、東京・神奈川・埼玉・千葉に48店舗。
昔はお大尽しか食すことができなかった。
庶民はこうした料理があることも知らずにいた。
それが、今では誰でも気軽に味わうことが出来る。
おかげでこの季節には恩恵に浴している。
注文したのは、一人前4980円の「泳ぎとらふぐコース」。
内容は、皮刺し・泳ぎてっさ・泳ぎてっちり・唐揚げ・雑炊・香物・デザート。
これに白子料理(鍋、天婦羅、焼き、お造りの中から選ぶ)が加わると7380円。
白子が無くとも、ふぐを食ったという気にはなる。我らはこれで充分。
キンキンに冷えた生ビールの後はひれ酒。この旨さがために、年に一度のふぐはやめられない。
二人の会。
入り口(携帯画像)
食事相手の若者がネットで選んだ店。
外苑前のちょっと辺りの静かなところにあるのがいい。
間口は狭いが、中は結構広い。
この店はリーズナブルな鍋が売りのよう。といっても、居酒屋だから、何でもある。
注文したのは、黒毛和牛の味噌しゃぶしゃぶ。肉も勿論だが、これは味噌の味がミソ。
飲むほどに酔うほどに、若者は、政治に怒り社会を嘆く。友を求め書を論ずる。嗚呼、帰り来ぬ青春。何と羨ましいことか。
ちょっと長めの店名だが、客の印象に残る一工夫か。
京都の野菜と薩摩の黒豚と宮崎の地鶏が売りの店。
豚は焼きとしゃぶしゃぶの両方が楽しめる。
5000円の呑み放題コースを選んで大正解。
呑み放題にも拘わらず、飲み物の内容がなかなか。
ビールは「プレミアム・モルツ」の生。
焼酎は、芋の「黒霧島」。
ワインは「リバークレスト」。
梅酒は「南高梅」。
料理も酒も語らいも満足の夜になった。
この時期は、早めの時間から始めて、店内が混みあって来た頃合に上がるのがいい。
そういえば、昨年の、この3人の会は、三種の牡蠣三昧だった。
果たして来年も集まれたら、何にしようか。