処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

人生の特等席

2012-12-22 20:56:21 | 映画

原題 TROUBLE WITH THE CURVE

制作 アメリカ
 
上映時間 111分
 
    
 
イーストウッドの映画 は、監督作品で も主演作品でも外れがない。彼が「最後」と言ったので『グラン・トリノ』を観、「けれどこの映画のシナリオを読んで強く出たいと思った」と語った作品なのでこれも観た。
 
冒頭に出てくるイーストウッドの老いぼれ姿には驚いた。メーキャップではなく真正の老いぼれ。オシッコをする後ろからの立ち姿。そこで口をついて出る独り言、ぼやき。身につまされて笑ってしまった。
 
     
 
ベース・ボールのアメリカ。アメリカとベース・ボール。どちらも代名詞となる関係。市民文化としてのベース・ボール。野球を扱った映画には名作が多い。また新しく一作が加わった。
 
     
 
球場、モーテル、酒場、ボロ車、カントリー風景、ディープ・サウスの日常が飾らずに描かれていて、これもアメリカ。
 
     
 
父娘の情愛も、そして夫々も新しい希望に満ちたラスト。アメリカ映画は、伝統的にハッピー・エンド。ハート・ウォーミング。元気になる。嬉しくなる。人生って素晴らしい。
 
エンディングの曲は、レイ・チャールズ。もう堪らない。観て得した。そんな映画である。
 
コメント
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