著 者 沢木耕太郎
出版社 幻冬舎文庫
生きる指標と言うと大袈裟になるが、各方面や分野に一人、自分と同世代を心に留めている。彼らの本や記事。映画やTV番組・講演はたまたステージなどに注意している。彼(彼女)は、何をしているのか。どう見ているのか。そういう考えもあるのかと。
著者はその一人。『テロルの決算』(1978年)からのフォロアーである。今、朝日新聞に連載中の「春に散る」も楽しんでいる。
いい本ですね。ゆったりと時が流れている。ダーク・トーンが特徴の写真と添えられた文のマッチングが素晴らしい。世界を歩き、興のままに撮り、請われて本にする。その境涯が何より羨ましい。
私にも撮った写真は山ほどある。習っているパソコンを駆使して、マイ・ブックを作って見ようか。