我が家の納戸の奥に押し込めたままの段ボールから、ドーナツ盤が出てきた。その数約200枚。
1960年~1980年代が多い。CDの前の時代。薄給ではそうそうLPは買えず、直径17センチ裏表1曲づつのSP盤を45回転のプレイヤーで聴いていた。
演歌ありフォークあり流行歌ありの雑多の嗜好性。カラオケ用に買っては聴いて覚えていたに違いない。
今見ると、レコード盤を収めたビニール袋に挿入されているカヴァー写真が、何とも言えず秀逸。全体のデザインや歌手のファッションそれにポーズ。懐かしく温かくカッコいい。
今回から1点づつ、気が向いたときにエントリー。歌手名による順番だと面白くない、曲名のア順で行ってみよう。
「愛しつづけるボレロ」(http://urx.red/DdLg )
歌:五木ひろし 詞:阿久悠 曲:筒美京平 年:1982年
ありふれた結末で あなたと別れ
何日か過ぎた後 死にたくて
ただひとり 海べりのホテルの窓で
夕闇を見つめつつ もの想う
哀しみはひたひたと渚を洗い
ひび割れたこの胸に痛みを残す
誰が悪いわけじゃない
さよならがむずかしいだけ
そして一年 二年 三年が
辛い想いを過去にして
揺れる女の心の奥底は
愛しつづけるボレロだけ
恋に似た出来事は いくつもあって
ひとときのなぐさめに溺れても
酔いざめの淋しさを感じるような
寒々とした心抱いていた
恋しさはふり向いた想い出ばかり
返せない指環だけ まぶしく光る
誰が悪いわけじゃない
さよならがむずかしいだけ
そして一年 二年 三年が
辛い想いを過去にして
紅を忘れた女の唇に
愛しつづけるボレロだけ
そして一年 二年 三年が
辛い想いを過去にして
紅を忘れた女の唇に
愛しつづけるボレロだけ